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クロウエア・エクサラダ【25】

 【許して欲しい香織。】
 意外な夫の言葉。やっぱり別れを切り出されるのだろうか?
 【ずっと、君を騙してきた。僕に君を責める資格は無い。】
 『え?あなた?』
 【知っていたんだ。一郎さんと君が関係を持った事を、最初から知っていたんだ.】
 『・・・・・・』
 香織は何も言えない。
 【知っていると言うより、僕が君とセックスするようにお願いした。】
 『どうして?なんでそんな事を?』
 【君は単身赴任先で一郎さんに再会したことを僕に黙っていただろう。?】
 『それは・・・ごめんなさい。』
 【いや、責めているのではない。次の日に早智子さんから教えて貰ったんだ。】
 香織は早智子の名を聴いて怪訝な顔をしている。
 【早智子さんは一郎さんから報告が有ったと言っていた。】
 『早智子さんが・・・早智子さんは私と一郎さんの事・・・』
 【知っている。】
 『あぁ・・早智子さん・・ごめんなさい。・・・』
 【早智子さんに一郎さんに伝えて欲しい事が有るとお願いした。それは・・香織を抱いて欲しいと。香織と不倫して欲しいと。・・・】
 香織の涙でぬれた目が大きく見開かれる。
 『なんで、あなた。どうしてそんな事を頼むの?私を嫌いになったの?』
 【それは違う。】
 『じゃあ何故、自分の妻を他人に抱かせるの?そんなの可笑しいでしょう?スワップとは違うのよ?あれだって、あなたがしたいと言うから一郎さんに抱かれたのよ。』
 夫は何を考えて、頼んだのだろう?私の中に夫への不信感が芽生えてきた。
 何か別の事から目を逸らす為・・・若しかしたら、健一は誰か他に女が居たのかも知れない。そう思うようになった。
 【そのSWだ。あれが切っ掛けなんだ。】
 『・・・・・・』
 【僕はあの時、一郎さんに抱かれる君を、早智子さんと椅子の陰から覗いていた。実際には見えなかったが、二人の会話、香織の喘ぎ声、シーツの擦れる音、ベッドの軋み、その全てが僕を異常な興奮に駆り立てた。】
 健一の目は心なしか輝きを増したように見えた。
 【愛する妻が、他の男に抱かれる。それも、自分とのセックスの時以上に乱れ、辺り憚らぬ大きな声で逝ってしまう。嫉妬した。もの凄く嫉妬した。それと同じ位興奮した。隣に早智子さんが居なければ、自分でペニスを握りしめ、自慰していただろう。
  一郎さんを拒否してくれ、感じないでくれと祈りながら、反対にもっと一郎さんを求めろ。今までに無いくらい感じてくれ。性の虜になるくらい淫乱な女になってくれと願う自分が居た。】
【香織が気を遣るたびに、得体の知れない願望が僕を覆った。それは・・僕の知らないところで男に抱かれたらどうなるのか。香織は男の誘惑に負けて僕を裏切るのか、それが知りたくなったんだ。男に抱かれた後、香織は僕にどう接するのか?どんな嘘をつくのか?】
 『ちょっとまって。あなた・・・・私が裏切るのを望んでいたの?そんな女になった私を愛せるの?私が、もしその男にカラダだけじゃなく心まで奪わたらどうするの?心配はしなかったの?』
 香織はみじめな気持で健一に尋ねた。私は夫を裏切る妻だと思われていた。情けなくなった、そして夫を裏切ってしまった。・・・自分を嫌悪した。
 【そこまで考えていた。でも僕は寝取られのマゾヒスティックの虜になっていた。寝取られる事に悔しさと快感を覚えてしまうんだ。だから、早智子さんに連絡して一郎さんに寝取って貰った。香織が知らない事は一郎さん達には話してなかった。彼らは僕と香織が承知していると思っていたはずだ。でも僕はそれでは香織が本当に寝取られた事にならないと考えた。】
 『・・・どうしてなの?どうしてそこまでしたの?』
 【愛しているからだ。香織を・・体と心を奪われても、いつか僕の元へ帰ってくれることを、狂おしいまでの嫉妬と興奮で待ち続けたいと願ってしまうんだ。】
 健一の性癖の告白に香織は驚愕し、そして夫を可哀そうな男と思った。
 この可哀そうな男が夫、何のために苦悩してきたのだろう。
 夫を裏切る罪悪感と徐々に離れ難くなる体の疼き。必死に留まろうと、眠れぬ夜を耐えて耐え切れなくて、一郎の子を生み決別しようとギリギリに選択をした。
 そうしなければ健一の元へ戻れないほど一郎の虜になっていた。一郎に抱かれ絶頂を極めさせられると・・・思考は停止し自分はもう二度と健一の元へは帰れない体になってしまったと、布団の中で人知れず泣いた。あの優しい夫に狂気が宿ってしまった。

『あなたは、それで良かったのかもしれないけど、私はどうなるの。私の気持ちはどうなるの。私にはあなたを責める資格はないわ、一郎さんに心まで捧げる積りでいたから。あなたが何を企もうと、私があなたを裏切ったのは事実よ。あなた以上に罪深い事を考えていた私は、あなたを責める積りはないわ。』
 香織の言葉に、少し安堵の笑みを浮かべた健一は、次の言葉に打ちのめされた。

 『あなた・・・私あ、なたとしばらく離れて暮らします。いいえ、単身赴任期間が終わっても、あなたの元へは帰りません。こんな罪深い二人が一緒にいても幸せになれるとは思いません。あなたに、告白します、私は一郎さんの子供を産もうとしていたの、そしてあなたに秘密にしてあなたの子として育てようとした。あなたの事は愛しています、それは変わらないと思っていました。ただ愛する人が一人では無く二人だった。あなたと一郎さん、どちらも同じ位愛してしまった。』
 【に、妊娠しているのか?】
 『いいえまだよ。でも危険日に中に出して貰ったから、多分妊娠すると思うわ。』
 【どうする積りだ・・】
 『・・・・・それを考えたいから、離れるの。でもあなたはそれで満足でしょう?愛妻が別の男の人の子を産むのよ。嫉妬するでしょう、その子を見るたびに私と一郎さんが何をして妊娠したか想像すると興奮するでしょう。家で待っていてね、元気な赤ちゃんを産んで連れて帰るから。今決めたわ。』
 思いがけない言葉に健一は茫然と香織を見つめるだけだった。
 自分が撒いた種がこれほど大きくなるとは予想もしなかった。取り返しのつかない事をした。後悔が健一を襲う。
 『早智子さんの連絡先教えて下さい。私から報告するわ。一郎さんの子を生みますので宜しくって。同じ男の人の子を産んだ女同志、判り合えると思うの。愛する男が一緒なんですもの。』
 【香織止めてくれ。お願いだ産むのは止めてくれ、頼む。僕が悪かった。】
 『良いじゃないの。貴方にとって私は自分の性癖を満足させるだけの存在ですもの、貴方に満足して頂けたらそれで良いわ。ね、あなた。』
 香織の言葉には棘が有る。健一はひしひしと感じた。
 『あなた・・水一杯頂戴。』
 健一がキッチンからミネラルウォーターの瓶を持ってきた。ガス入りのペリエだった。
 『違うわ、ノンガスタイプのよ。炭酸は未来の赤ちゃんに悪いもの。』
 香織は一息でクラスの水を飲み干し。
 『・・・はぁ~・・』
 深いため息をついた。

 『早智子さん・・お久しぶりです、香織です。』
 「まあ、香織さん。お元気?・・・じゃないみたいね。」
 香織の声は沈んでいた。
 『早智子さん、一郎さんもそこにいます?いえ、出さなくても結構です。今日はお二人にお話が有ります。・・私・・健一と別居します。一郎さんとも会いません。それだけお伝え下さい。さようなら。』
 「ちょ、ちょっと待って香織さん。」
 『もうお話する事はありません、さようなら。』
 「判ったわ、何も言わない。私の独り言だけ聞いて。・・私、健一さんの事慰めてあげる、貴女の分まで健一さんを大切にするわ。一郎も公認だから・・じゃあね。」
 プツン・・・ツー、ツー・・・早智子の方から電話が切られた。
 携帯を握り締め香織が嗚咽する。声にならない泣き声が香織の部屋に木霊する。


クロウエア・エクサラダ【24】

 『あなた、大丈夫かしら?』
 【さっき連絡があった。今頃話し合いの最中だろう。】
 『あなたがイケないのよ。』【判っている。責任は取る。】
 『どうするの?私はどうなるの?この子は?』
 早智子は目立つようになったお腹を擦りながら一郎に聞く。
 一郎は早智子の隣に座り、マタニティウェアの上から、そっと掌を当てた。
 『あなたと言い健一さんと言い、どうして男は女を哀しませるの?』
 【愛しているから。では答えになっていないかな。】
 『勝手ねぇ。・・あなた・・先生がねぇ、激しくしなければ大丈夫ですって。ねぇ、きて。』
 早智子はゆっくりとした動作で立ち上がると、一郎の手を引いて、寝室に誘う。
 ベッドに寝ると、自ら裸になる。
 『カラダ崩れていて恥ずかしい。でも・・久し振りに会えたんですもの、抱いて。』
 一郎は体重を掛けないように早智子に覆い被さると、一度お腹の膨らみをみてから、早智子に
キスした。
 『んん~。ハァ~』
 一郎は早智子の胸を弄る。少し大きくなったような気がした。妊娠すると胸も大きくなる。何より
乳首が大きい。
 舌で転がすのも、以前より簡単に行えた。以前は穿るような舌捌きを人用としたが、今は必要
なかった。充分立ち上がっている。興奮したからと言うより、赤子が母乳を飲みやすいように、
カラダを作り変えたのだろう。
 母になりかけている早智子に戸惑い、新たな欲望に目覚める。
 妊娠期の女性に今まで欲望を感じた事が無かった。大きなお腹を抱え、散歩する姿に、微笑
ましいと思う事が有っても、性的な欲望など感じていなかった。
 それなのに、早智子を抱きしめキスし、カラダを触ると、この膨らんだお腹にしたのは自分なんだ。
自分だけがこの母性を穢せる唯一の存在、そんな気が沸き起こる。
 既に子を宿した子宮に、精を注げるのは自分だけだと思うと、堪らなく興奮した。
 お腹に負担が掛からないように横向きになった早智子の背後からカラダを寄せる。
 一層丸みを帯びた尻を掴み左右に押し広げる。肉のあわいから早智子のおま○こが見えた。
ゆっくりと膣にペニスを挿して行く。
 【熱い、早智子のおま○こ、燃えているなぁ。】
 『あぁん、あなた恥ずかしい。こんな体になっても、欲しくて。』
 【違う、嬉しいのだよ。早智子を早智子のカラダを抱ける。妊娠しているのに私を求めてくれる。
それが嬉しい。】
 妊娠すると、夜の営みを避ける妻や夫がいると聞く。医者に大丈夫だと聞かされていてもね。
妻はお腹の子に障るから、もっと言うと雑菌が入ると困るから等と言うし、夫は妊娠前の体つき
と可也変わった姿に、勿論お腹の子への影響も考えて、控えてしまうらしい。
 妊婦だから性欲は無いと決め付けている事もあるらしい。自分では風俗でも、浮気でもして
処理する夫が世の中に沢山いるが、あれは女性への冒涜、妻への裏切りだと一郎は思っている。
自分が欲しい時妻も欲しいかもしれないと考えないのが可笑しい。妻を誘って、j断られたら潔く
我慢するか、手や口で愛してもらえばよい。それも出来ない悪阻や体調不良の時には、我慢する。
それが妻への愛だと思っている。どうしようもない時は自慰すればよい。
 そんな、一郎が何故香織と不倫したのか?
 『あなた・・・気持ちイイです。動けなくてごめんなさい。でも、遠慮せず中で逝って下さい、
赤ちゃんが驚くかもしれないけど、大丈夫だから。』
 【今回は私だけがいい思いをしてしまった。】
 『いいのです。あなたが悪いのではありません。私が頼んだ事ですもの。』
 【健一君がだろう。・・健一君も良く思い切ったものだ、私なら出来ない。】
 『あなたから連絡があった時、偶々私、携帯を新しいのに変えたでしょう。その時番号お預かり
サービスのデーターに健一さんの番号とアドレスが残っていたの、忘れていたのね。それであな
たに言われて連絡したら・・』
 【ビックリしたさ。健一君があんな事を頼むなんて。】
 『そうですけど。でもまさか私も、いいえあなたも知らなかった事ですけど、健一さんは香織さん
の了解を受けていなかった。』
 【途中で可笑しいと思って、君に問い合わせて良かったよ。健一君私とは直接話をしたくないらしい、電話に出ないんだ。】
 『なんか、健一さんなりの拘りがあるらしいわ。それより、香織さん一人蚊帳の外だったでしょう、
心配だわ。きっと怒ってしまう。健一さんと別れたりしたら申し訳ないわ。』
 【しかし・・健一君の精癖にも驚いたよ。スワップしてから彼、それに気付いたそうだが、私には
理解できない。片棒を担いでいて言うのもなんだけど。】
 『あら、あなた。私が妊娠していなかったらどうする気だったの?』
 【断った。私の知らないところで早智子を抱かせる気は無い。一緒に居ていつでも見守れなけれ
ば嫌だ。】
 『上手く行くといいけど・・・』 二人は同じ方向を見ていた。


クロウエア・エクサラダ【23】

 『ハァハァハァ、あなた・・たすけて。』
 低周波治療器の電源が切れ、乳房の痛みも治まりつつある。
 香織は健一に助けを求めるが、健一の電話はまだ終わらない。
 上半身の痛みに紛れ、下半身の悦楽から逃れていた香織に、次々に悦虐の波が襲い掛かる。
 不意に動けない脚がシーツからほんの僅か持ち上がり、突っ張る。そして弛緩した。
 香織の肛門部は麻縄の瘤が食い込み菊門を犯そうとしている。その上方では電マが香織の女
を揺さぶっている。
 電マから伸びるコードを恨めし気に見やった香織だが、淫核を襲う痺れに絶頂を極めさせられる。
 規則正しい振動、機械的なその振動が香織を狂わせる。
 暖かみの無い動き、その器具への恐怖が、香織の矜持を奪い去っていく。
 『あぁぁぁぁああああ、いいいいいい、やああああああ』
 『ひぃぃぃぃぃぃぃ、ぁぁぁぁぁあああ、ぅぅうううう、ぁがぁがぁがぐぐぐぅ』
 もはや意味を成さない言葉だけが空しく響く。
 香織の意識は混濁し、自分がどこに居るのか、誰と居るのか、今なにをされているのか
 どうして自分は耐えていたのか、何もかもどうでも良い事のように、抜け落ちていく。
 香織を支配しているのは肉体に与えられる快楽を貪る事、ひたすら貪りつくす事しか無い。
 『あん、あんあんんん。イイ、イイ、イイ、イイ、いいいいいい』
 『ひっひっひっぃいいいい。いくいくいくいくいぐぅ・』
 香織の姿を傍から見れば、機械の虜になり下がったと見えるだろう。
 ただ香織の目から流れる一条の涙がそれを微かに否定していた。
 別室で香織の様子を、痛ましげに窺いながら、健一の長い待機は終わりを告げていた。
 健一は香織の傍らに立ち、顔にへばり付いている、乱れた髪の毛を優しく整えながら口を開いた。
 【さあ、話してごらん。】

 香織は、健一の顔を見られず顔を背ける。
 健一は電マスイッチを切り、拘束していた麻縄を解こうとした。
 汗に濡れた麻縄は容易に解けそうも無く硬く固縛されている。健一はバッグから大型のカッター
ナイフを取り出し、香織を傷付けないように、縄を切り出した。
縛られた跡は鬱血し、紅い疵を香織に焼き付ける。
 香織は痛む手首を擦り、足首、太股、腰、乳房と順番に擦り血の巡りを良くしようとした。
 最後にヒリヒリする肛門と、紅く充血し伸びきった花弁と、香織の小指の先くらいに膨れ上がった
クリトリスにそっと触り、状態を確かめた。
 余りに淫らに代わった自分の性器に戦き、涙する。
 よろよろと、ベッドの上で正座をする香織。
 決して健一と目を合わせず俯いている。
 しばしの沈黙、香織も、健一さえ何も喋らない。
 重苦しい空気に耐え切れず、香織はまた泣いた。
 手放しで泣くのではなく、搾り出すような嗚咽。
 やがて、身動ぎした香織は、頤を上げ健一の目を正面から見た。
 ただ一点健一の目を見据え話始める。
 『あなた・・・健一さん。お話しする前に一つだけ言わせて下さい。私は・・あなたをずっと愛して
いました、そして今もあなたを愛しています、これだけは信じてください。』
 『・・赴任した日、私は思いがけない人と・・鈴木さんと会社の入っているこのビルで、再会しま
した。
 あなたに直ぐにお話すれば良かったと今では思っていますが、あの時は、二度と会わないよう
に連絡先を破棄しあった人と、再会した等と、あなたに話してよいことなのかどうか悩み結局その
まま黙ってしまいました。

 そして・・・そうです、あなたがお疑いの通りです。私は・・鈴木さんと身体の関係になってしまい
ました。』
 『寂しかったんです。一人で毎日毎日残業し誰も居ない部屋に帰る。一人で食事し、一人で眠
る。絶えられなくてあなたに夜中電話しました。でもあなたは留守でした。
 社の歓迎会の隣で鈴木さんも歓迎会をされていて、少しお話したんです。鈴木さんも単身赴任
で私と同じ様な期間赴任される事が分かって、偶然に驚き、知らない間柄でもなかったので、二
人で食事をする事に。・・・鈴木さん、一郎さんも慣れない単身赴任で食事が大変だろうと、別の
日に夕食を誘いました。一郎さんの社宅が偶然にも同じマンションだったので、お酒を用意し・・
気がついたら私から一郎さんに抱きついていました。』
 夫は一言も口を挟みません。それがかえって夫の怒りを物語っているようで、怖かったが、止
める訳に行かず続けた。
 『あなたに申し訳ないと、思いながらも寂しさと身体の欲求に・・負けて抱かれ続けてしまいま
した。もう止めなくてはといつも思っていました。何よりあなたを裏切っている事に胸が痛みまし
た。でも・・正直に言います。あなたへの愛とは違いますが、一郎さんの事も愛してしまい
ました。』
 『早智子さんが妊娠されたとこの間聞かされ、今度こそ本当に別れようとしました。あなたが
来る事を私本当に嬉しいんです。でも同時にあなたに、いつか気付かれると言う恐怖に襲われ
ています。知られれば離婚される。仕出かしたことを考えれば当然です。でもあなたと別れたく
ない私が居ます。だから、黙っていようと思いました。でも、悪い事は出来ないのですね。』
 話し終えた香織は哀しみより、むしろさっぱりした顔を健一に向けていた。
【で、香織はどうしたいのだ。】
 思った以上に冷静な夫の対応。殴られ罵られる、そう覚悟していたのに・・夫は私の事等もう
どうでも良いのか?怒る価値も無い女と思われているのだろうか?
 幾ら愛していると言っても、自分の妻が内緒で他の男に抱かれていたと聞かされれば、愛も
醒めるのかもしれない。自分で撒いた種、仕方がないと・・涙は止まらない。
 『私から申し上げる事は・・あなたが決めて下さい。何でも従います。』
 泣いて縋るのは夫を困らせるだけだろう。別れたくは無い、許して貰いたい。
 でも、それは私から言ってはならない。二重に夫を苦しめるだけ。
 (いや、いや、許して、別れないで、もう一度愛して、香織を許して。)


クロウエア・エクサラダ【22】

 夫が取り出したのは、肩凝りをほぐす道具、マッサージ器の小型のものだった。
 器具の肩にあたる部分は丸い形をしている。男性のひげそりクリームのふたのような形、マッシュルームにもちょっと似ている。
 マッサージ機からコードが伸びている。
 ベッドの枕元のコンセントに接続され、スイッチが入れられた。
 ブーン、と低い振動音が聞こえる。
 健一は肩が凝ったのだろうか?そんな・・この火照ったカラダを放っておいて、マッサージなんかするの?
 『いやぁ。』
 こんな事に・・使うなんて・・
 丸い頭が香織の股間に当てられていた。
 普通のバイブやローターとは比較にならない振動。
 その器具が香織のクリトリスに押し付けられている。
 肩の凝りを解すための振動が香織の一番敏感な陰核を襲う。包皮の上からでも凄い。
 足を閉じて振動を抑えようとした。しかし直ぐ夫に強引に足を拡げさせらる。
 『ヤメテ。あなたっ!』
 少し力を入れて電動マッサージ器を押し付けられる。
 『ひぃ・・あぁあ。いやぁ。」
 この振動は堪らなかった。震動が肉の隅々、骨の隅々に広がる。
 足を突っ張り、腰を振り逃れようとする。
  健一はバッグの底から麻縄を取り出し、両足首に巻きつけ、大きく足を広げた格好でベッドの下に麻縄を通し、それぞれの足を固定してしまう。
 それから後ろ手に縛った縄を一度解き、今度はバンザイをする格好でベッドに固定される。
 手足を固定された香織は、 体を捩って抵抗するが、また同じように、胸の位置に2本、腰にも1本の麻縄でベッドに括り付けられてしまう。
 こうして何分も掛からないうちに、香織は全身を拘束されてしまった。
 『何するの・・あなた・・あんまりだわ。いくらあなたでもこれは酷い。放して。』
 夫は無視し、腰に巻いた縄を用い、股縄をする。股縄には、一定の間隔で、瘤が作られている。
 何のためか?香織はすぐに判った。
 おまん〇ことアナルにその瘤が当てられ、きつく縄を絞られ、大事な部分に食い込んできた。
 『いやぁ・・いやぁ。』
 さらに電動マッサージ器・・電マが股縄を利用して、オマ○コに固定された。
 足も閉じられず、体を逃す事も出来ない状態で、電マのスイッチが入れられた。レベルは「弱」。
 しかし香織は、電マの振動に悶え、涙を流し苦悶する。
 健一は、これも健康器具の、小型低周波治療器を取り出し、その器具から延びる二本のコード先にあるパッドを、2か所少し離して左の乳房に張り付けた。
 単4電池2本で動作するそれは、本体には電源スイッチを兼ねた「強さダイヤル」というボリュームつまみと、パルスモードを選択する4つのボタンがついていた。
この製品の動作モードは「もみ」「たたき」「振動」および「肩」となっている。
 「たたきを」を選択すると、筋肉の動きは、流れる電流のパルス周期により、ビクン、ビクンと収縮・弛緩し、丁度叩かれたような感じがする。
 「震動は」電流の働きにより、パルス周波の間隔が更に狭まり、ビク、ビク、ビクと収縮と弛緩を繰り返す。
 「もみ」はさらに間隔が狭まり、パルスが連続的になり、弛緩する暇が無く約1秒程継続する。
 説明書には繰り返し、心臓の近く、頭部、顔、口中や陰部には用いるなと書いてあるが、健一は今はそれを無視した。
 『怖い・・ヤメテ・・』
 ここでやっと健一が口を開く。
 【香織。なぜ僕がこんな事をするのか本当に判らないのか?】
 質問の意味は取り違えようがない。香織は抗議の声を上げられなくなった。
 夫は感づいている。
 しかし、香織には答えられない。
 【返事が無いのだね。】
 夫は1つのボタンを押し、ダイヤルのツマミをゆっくり上げて行く。
 引っ張られる間隔が、左の乳房に起こる。
 ダイアルつまみが、「強」近くまで回される。
 『ヒッ、ヒィイ。』
 香織が悲鳴を上げる。乳房の中で肉が収縮し、ギュッと縮こまる。1秒程で肉が解放され、弛緩する。この動きが繰り返される。
 『お願い・・あなたやめて下さい。』
 夫の手が下腹部に延びる。電マが「強」にセットされる。
 『あぁああああ、あひぃ・・クヒィィ・・』
 クリトリスが振動で震える。乳首が強制的に勃たされる。
 香織は2種の刺激に全身を刺激され啼く。 口から涎を垂れ流し、息も絶え絶えに喘ぐ。
 【低周波は何もしなくても、15分で自動的にスイッチが切られる。電マは・・停電すればスイッチが切れる。・・香織が話す気になるまで、しばらくこのままにしておく。僕は用事で電話を掛けるから、その間楽しんでおいで。】
 (し、死んでしまうわ。・・この刺激・・耐えられない。たすけて、あなた・・いかないで・・)
 しかし香織は健一を引き留めることが出来ない。引き止めれば、話さなければならない。それが出来なかった。
 夫を裏切り一郎と・・・ただならぬ関係になっていたことを告白しなければならない。
 夫を裏切った罰は、快楽地獄だった。電マの刺激により香織のGスポットまで震動が届き、今までにない快感が襲っている。
 何かが、何かが出そうな感覚・・それはオシッコが出るような感覚が沸き起こっていた。
 (あぁ、いや。出ちゃう・・漏れちゃう・・もう駄目。。出ちゃうよぉ)
 ピユッピユッとオマ○コから何かが噴き出した感覚。
 香織はオシッコを漏らしてしまったと思った。
 それは断続的に、噴き出す。
 (・・違う・・オシッコじゃない・・?)
 女の構造上、オシッコを漏らしたら止められないはず。・・香織は思う。
 長い時間が経っていると思っていた香織は、夫が傍を離れてから数分しか経過していない事に、愕然とした。
 乳房が引き攣る。徐々に耐えがたい引き攣りに変わる。肩や背中や腰なら程よい刺激でも乳房には強烈に効いた。
 (たすけて・・あなた・・)


クロウエア・エクサラダ【21】

 【香織・・凄くヌルヌルになっている。・・君も我慢できないんだね。】
 『あん・・そ、そうよ。・・ずっと我慢していたのよ。あなた・・私準備OKだから直ぐに入れて。焦らさないで。』
 夫はこのヌルヌルが愛液のj濃いのだと勘違いしている。何も疑わず挿入してきた。
 『あぁ・・あなたぁ・・嬉しい・・感じちゃう・・動いて・・激しくして。』
 【香織ィ・・気持ちイイよ。・・中が凄く熱い。・・こんなになって・・このカラダ、夜鳴きしていなかったのか?疼きは無かったのか?】
 『・・一人で慰めてた・・恥ずかしいから、知られたくなかったのに・・』
 【ひとりHで処理していたんだね・・浮気はしなかったの?】
 『ひどい・・疑うの?・・』
 夫は抽送を激しくしながら聞く。健一もやっぱり馬鹿じゃないのね・・あせりながらも答えた。
 『バカッ・・あなたに黙ってそんな事しないわ。・・私・・あなたに言われてSWもした。でも、他の人としてなんかいない。』
 一度他の男のモノを受け入れた事があれば、2回3回と抵抗が無くなると、夫は思っている。・・確かにそうだけど、認める訳にいかないわ。
 『あなたが居ない所で・・そんな事・・出来ないわよ。・・・居たとしても・・あなたがどうしてもと言うからしたのよ。・・それを・・自分からするなんて・・出来ない。』
 『あっ・・あなたッ・・そんなに・・激しすぎるぅ・・』
 【他の男としても良かったのに・・】
 『・・・・』
 迂闊な事はいえない。夫が何を考えているのか判らない。
 【怒らないから、本当のこと言えよ。】
 『ぁあぁん・・そんな・・こと・・して・・ない・・』
 夫の律動が激しく、答えるのに頭が働かない。
 『あぁいい・・あなたぁ・・もっと奥を・・突いて』
 『アッ・・イイ・・イイの・・イイの』
 【ほら・・言わないと、やめちゃうよ。】
 『ダメッ・・ヤメチャダメ・・もうすぐなの・・』
 夫の抽送が止まる。
 『ヤダァ・・・ヒドイ・・ダメ』
 【言ったらッ続けるよ】
 『してない・・・してないよぉ・・だから・・ねえ・・して』
 【判ったよ・・そら】
 『アヒィ・・イイ・・ねえ・・もう・・もう・・』
 突然体位を変えられた。立ちバック。
 一郎さんと同じ体位。
 昨夜の記憶が甦る。まずいわ。・・一郎さんより強い刺激を夫は送り込んでくる。
 おま○こから出し入れされるペニスのストロークが少し長い。
 今さっきと同じ事を・・途中で止められたら・・だめ・・我慢できずに話してしまう。
 『ヒィ・・深い・・あなたッ・・来る・・奥まで来てる。・・あぁん。』
 膣壁が一郎さんと違う場所で感じている。ガンガン突かれる。
 『ヒィ、ヒッ・・子宮が・・』
 突き上げが激しい。お腹を突き破る勢いで、健一のペニスが暴れる。
 背中が自然と弓なりになる。夫の顔が上下逆さまに見えた。
 夫が上から覆い被さる。
 強く吸われる。舌が口腔を隅々まで舐め回される。
 膣の中は愛液とゼリーそして先走りの液でドロドロだった。
 抜き挿しされる度におま○こから恥ずかしい液体が内股に飛び散る。
 突き飛ばすようにベッドに倒された。
 抜けたペニスが欲しくて私は叫んでいた。
 『何するの!・・抜かないでぇ・・健一の意地悪!』
 『ばかばかばか・・もうちょっとだったのに・・』
 【じゃあ、最後に聞くよ・・したの?】
 しまった、墓穴を掘ってしまった。
 欲しくて、欲しくて、逝かせて欲しくて・・だめ・・壊れる・・
 本当のこと言ったら・・いくら夫がああ言っても・・・嫌われる・・やだ・・
 『クゥぅ・・』
 クリトリスを弄くられる。もう、耐えられそうにない。
 夫にこんなテクニックがあったなんて・・疑念が沸き起こる。
 うつ伏せになっている、両手を掴まれ、後ろに引っ張られる。
 そしてお尻の上で手首が交差され、何かで縛られた。
 うそ?・・夫がこんな事を? どうして?どこで?慣れている・・
 次々に疑問が浮かぶ。パニックになった。夫の仕打ちに驚いていた。
 お尻の上の手首が上の方へ背中の方へ動かされる。
 『い、痛い!あなた、何するの?放して。』
 びしっ・・・いきなりお尻を叩かれた。
 まだ少し赤いかも・・咄嗟にそう思った。
 『あう、い、たい』
 びしっ・・バシッ・・・どうして?
 その間におまん〇こに指を突っ込まれる。
 普段の夫からは考えられないほど乱暴な仕草。 悪い予感がする。
 【香織・・・やっぱり・・】
 それ以上夫は言わない、ただ指が別の場所を弄くりだした。
 『いや・・・やめて。・・酷いよ・・何を言ってるのかわからないわ。』
 【俺に話すことが有るだろう?】
 ヤバい、やばい、やばい・・どうしよう・・うっ・・おまん〇こが掻き回される、アナルが穿られる。
 やだ、やだ、やだ。強制的に昇り詰めさせられる・・だめ、私のカラダ・・耐えて。
 ビシッ・・キツイ・・あうう・・だめよ・・あうう。
 指より太いものがアナルに挿される。・・バイブ?どこに隠していたの?
 はあぁん。・・やだぁ・・感じる。・・こんな時に・・
 一体夫はどうしちゃったの?こんなに激しいの・・初めて。
 危険なのに・・・感じてしまう。・・夫の乱暴にカラダが馴染みだす。
 『ふぅん・・はあぁん。』
 甘い声も漏れてしまう。
 横抱きにされる、側位・・初めてされる体位
 『あぁぁああ、あああ』
 おまん〇こに夫のペニスが挿入された。薄い壁を通して、バイブと擦れる。
 前後の穴が塞がれる、その感覚が香織をおかしくする。
 挿入は浅い、動きも小さい。でも擦れる。
 『あん、あん、あん。イイ・・あなた・・イイ・・いっちゃう・・いっちゃうよぉ』
 『いやぁあああ』
 また意地悪された。すべて抜き取られ、夫は離れる。
 不自由な体を起こした。
 夫はベッドの端に移動している。持ってきたバックを開け何かを探している。
 我慢出来ず、夫ににじり寄る。
 欲しい。欲しい、欲しい、それしか考えられない。どうなってもイイ。
 今だけ、して欲しい。
 どうなろうと構わない。夫の言う事を・・・・・・・・・何でも言う何でも話す
。だから

・・・・・・して。




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プロフィール

HIRO(S)

Author:HIRO(S)
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年齢:秘密
性別:秘密
地域:関東地方
動機:gooで削除されたので。
一応フィクションとしてますが、ナイショ
写真は・・・・いけないんだぁ

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