ある日を境に、疑似彼プレイに妻は嫌悪の意を示し始め、やがて完全に拒絶するようになりました。
『あなた、もうあんな事止めて下さい。冗談でも他の男の人とエッチするなんて有り得ません。あなたに不倫妻と言う目で見られていると思うと、情けなくて悔しくて寂しい。私をそんな風に見ているのですか?もし仮にあなた以外の男に抱かれてもあなたは怒らないの、怒る価値もない妻なの?私をもう愛していないの?』
そこまで言われてしまうと、もう疑似彼プレイは出来ません。それどころか普通の営みも数回拒否されてしまいました。単身赴任の私にとってその数回は数カ月に渡る話になります。
これ以後ずっとセックスレスが続いていました。
今考えると、この事は単身赴任が終わってからもギクシャクした一因だと思います。
その時の私は回想から覚めるとまたPCを覗き込みました。
ブラウザは終わりにして、マイドキュメントを開きます。
そこには私と同じ様にword、Excelと言うフォルダーが作成して有りました。別に不審な所の無さそうな分類です。
一応念のためそれらを開いて中身を確かめました。
幾つかのファイルが有りましたので開いてみても、おかしなファイルは有りません。
もう一度エクスプローラーでディレクトリを展開してみました。
【ん?通常のフォルダーじゃないフォルダーが作られている。】
マイドキュメントの中ではなく別の親階層に紛れて『MY』とだけ名付けられたフォルダーです。
普通の使い方だと余り、デスクトップアイコンのマイコンピューターは開かないと思ったのでしょうか?多分これは双子の娘達にも見られていたのだと思いますが、娘達はそんなにPCに詳しく有りません。それで安心していたのでしょう。
まさか、自分が事故にあうとは誰も思わないでしょう。
『MY』を開けます。
『MY』には2つのフォルダーが有りました。
一つは、『コメント』、もう一つは『発言』
コメント?発言?何を意味しているのでしょう?
『発言』を開いてみました。・・・拍子抜けです。何も有りません。
何かを記録しようとして用意した物でしょうがまだ保存されていないようです。
この分だとコメントも無さそうな気がしてきました。
しかし開けなくては。
『コメント』を開いてみました。
有りました。テキストファイルが2個ほど。
メモ帳で開いてみます。・・・これは・・
『○×○×年○月××日 こんばんはMYUKIです。今日のお話は、とても切なくて身に詰まされるお話ですね。(中略)また、今夜もお待ちしています。』
待っている?また?
どこで?ネット上でと言う意味なのか、それとも。
【まさかなぁ?】
浮気の証拠を探しているくせに、いざそれを匂わすモノを見つけても、私は信じようとしませんでした。いえ、信じたくないので否定したかったのです。
まだ一つ残っています、それを見てからでも遅くない。そう考えていました。
『○×○×年○月×○日 こんばんは、MYUKIです。一つだけ質問に答えて下さい。どうしてあのような事をなさったの?いけない事だと判っているのに・・・・悪い人。』
なんだこれは?
まるで睦み事めいています。
これを読んだ瞬間言いようの情けなさと悔しさが込み上げて来ました。
妻を疑う事は自分では罪悪感を持っていたのです。その罪悪感が私に本格的な疑いを抱かせなかったのです。が、それは無駄な感情だったのです。
もうこのフォルダーに用は有りません。
私はある予想を立てていました。あそこになら有るかも知れない。
それは、temporary Internet folder。IEの一時ファイルを格納するフォルダー。
IEで表示したサイトのページを取り込み、様々なファイルを格納します。
JPG、GIFなどの画像ファイル。これはHPの「戻る」「進む」「次へ」等のボタンパーツやバナーも含めた物やMIDI等の音源。HTML、TXT等の生のファイルに交じって有りました。
『CHATLOG1』『CHATLOG2
文字色』『CHATLOG3』と表示されているHTMLファイル。
取り敢えずそれは後回しにしてHPのタイトルらしきHTMLをメモ帳で開いてみました。
「html」
「hea d」
「META HTTP-EQUIV="Content-type" CONTENT="text/html; charset=Shift_JI S"」
「META HTTP-EQUIV="Imagetoolbar" CONTENT="n o"」
「m eta name="Description" content="普通の主婦の淫らな告白などを赤裸々に語り合うサイトです"」
「m eta name="Keywords" content="妻,他人,告白,営み,恥ずかしい,無料,人妻,主婦,熟女,素人,浮気,体験告白,スワップ,乱交,複数プレイ,投稿,チャット,2ショット"」
「n oscript>「-- *ここから * --」
「S TYLE type="text/cs s"」
「!--」
「b ody,tr,td,th { font-size: ; font-family: "MS Pゴシック" }」
「a:li nk { color: #FFFFFF }」
「a:visite d { color: #FFFFFF }」
「a:active e { color: #FFC080 }」
「a:hove r { color: #FFC080 }」
「a.visite d_on:link { color: #FFFFFF }」
「a.visite d_on:visited { color: #FFE0C0 }」
「a.visite d_on:active { color: #FFC080 }
「a.visite d_on:hover { color: #FFC080 }」
「spa n { font-size: 22pt }」
「big { fo nt-size: 12pt }」
--
「/S TYLE」
「!-- *ここまでに記述* --」 なんと妻はこんな背徳的なサイトを見ていたのです。
これで判りました。妻はこのサイトで誰かと、或いは複数とチャットをしていたのです。
意を決して『CHATLOG1』をメモ帳で開けて見ました。
すると、
「ad_cou nt = AD_banner.length;」
「w rite_AD = Math.floor(Math.random() * ad_count);」
「do cument.write(AD_banner[write_AD])」
「//--」
「/s cript>「/TD>「/form>
「a name="40260">「T ABLE BORDER=1 WIDTH="90%" BGCOLOR="#29231B" CELLSPACING=0 CELLPADDING=10>
「T ABLE BORDER=0 CELLSPACING=0 CELLPADDING=0 WIDTH=100%> |
「td>2SHOTチャット - 満室12 -「TD nowrap ALIGN=right」
「:000/05/11 (水) 22:09 ID:QO0kGhdg No.40260「dd>MYUKI:こんばんは、MYUKIです。HIROさんと2泊三日の旅行、とても楽しかったです。最初から服装と下着も派手な格好で髪も黒から茶髪にして、大部雰囲気を変えていましたから知り合いに見られても気が付かないみたい。私は凄くドキドキしましたけど、HIROさんはどうでした?。
「dt>[3「b>2SHOTチャット「font color="#FFFFFF">HIRO「:0000/05/11 (水) 22:15 ID:NHP7dJ5Y No.40268「dd>HIRO:こんばんは、この間は愉しかったね。MYUKIは随分雰囲気が変わっていて以前よりずっと魅力的でわたし好みになっていたよ。 「br>MYUKI:本当ですか、HIROさんとお似合いだったかしら。
HIRO:ちゃんと夫婦に見えたんじゃない?
MYUKI:嫌ですよ、からかったら。主人に知られたら大変な事になるわ。
読みにくいのでタグを削除して読み易くした。
『2SHOTチャット』-満室―
『MYUKI:こんばんは、MYUKIです。HIROさんと2泊三日の旅行、とても楽しかったです。最初から服装と下着も派手な格好で髪も黒から茶髪にして、大部雰囲気を変えていましたから知り合いに見られても気が付かないみたい。私は凄くドキドキしましたけど、HIROさんはどうでした?。』
【HIRO:こんばんは、この間は愉しかったね。MYUKIは随分雰囲気が変わっていて以前よりずっと魅力的でわたし好みになっていたよ。】
『MYUKI:本当ですか、HIROさんとお似合いだったかしら。』
【HIRO:ちゃんと夫婦に見えたんじゃない?】
『MYUKI:嫌ですよ、からかったら。主人に知られたら大変な事になるわ。』
まさか!こいつと旅行?
パート先の友達と旅行に行ったのではなく、この野郎と旅行?
胃の辺りがむかむかして吐き気が起こります。
怒りで全身が震え出し、喉がカラカラに乾いて咳込んでしまいました。
冷蔵庫からビールを取り出し喉の渇きを鎮めようと、フラフラと立ち上がりキッチンに向かいます。
こう言う時に限ってビールが切れています。
ふとテーブルを見るとウオッカのビンが目に止まりました。
いつも睡眠薬代わりに飲む寝酒。口を開けついラッパ飲みを。
残っていた全量を一気に煽ってしまいました。
吐き気は収まっておらず折角飲んだウオッカをトイレで吐き出し、グッタリした私はベッドへ横になり、天井を見詰ます。
不覚にも涙が毀れた私は両手で顔を覆って、声を押し殺して泣きました。
【うぅ・・うぅ・・うぅ。】
(メイド服って憧れる人がいるけど、聖さんが言っていたフレンチメイドの方が少女趣味で、男の人は好きなんだろうなぁ。)
玄関で他の人と一緒に立っている私は、ホールの姿見に立ち姿を映して眺めていた。
左隣に立っている女性はフレンチメイド姿、右には聖さんが居る。
聖さんはOL風のカッチリしたパンツスーツ姿。仕事の出来るキャリア女性の見本みたいな確かな技術・知識に裏打ちされた自信に溢れていた。
玲子さんも同じ様な雰囲気を持っていたが、流石に姉。玲子さんの数倍厳しさが漂っている。
外でクラックションが鳴った。
三船さんがすかさず玄関の扉を開けて外に出る。続いて聖さんが、左隣の女性も。出遅れた私は慌てて外に出ようとして玄関の階段で足を踏み外した。
『きゃぁあ!』
足が空中を蹴る。上体が宙を泳ぐ。
地面がスローモーションで近づいて来た。『ぶつかる。』
衝撃は後から来た。痛みはもっと後。激痛に意識を失うほんの僅かな間に私に駆け寄る人のシルエットが幽かに見えた。
辺りが暗闇に包まれて居る。非常灯のぼんやりした明りに白い布地が浮かび上がっている。
白いカーテンに囲まれた空間。消毒臭の漂うベッド。腕から延びるチューブ、その先端には黄色い液体のビンが逆さまに取り付けられていた。
右腕が動かない。胸の上で逆くの字に固定されている。
段々ハッキリしてくる意識。痛みが全身を掛け回る。
『くっ痛。ここは?』
【気が付いたようだね。ここは病院です。】あの時垣間見たシルエットが答える。
【あなたは玄関の階段を踏み外し倒れました。その時右腕を骨折したのです。ひどく痛みますか?綾歌君。】
『教授・・・ごめんなさい。ご迷惑をお掛けして・・』
痛みに顔をしかめながら教授に謝る。
【数日で退院です。が、治癒までは通院して一月は掛かるでしょう。ギブスで固定してありますが、後で牽引等する必要が出てくればもう少し時間が掛かります。】
教授は済まなそうな顔を私に見せながら話している。
【綾歌君は一人暮らしでしたよね。固定したギブスが取れるまで不自由でしょう。私の家で面倒見させて下さい。】
『そんな、教授。そこまで甘えられません。・・・何とかなりますよ。』
私は痛みを堪えて微笑む。
【いいえ、あれは三船と聖の不始末です。あなたにあのような事をさせていたとは知りませんでした。きつく叱りますから許して下さい。お詫びとレッスンを兼ねて、私の家で暫く暮らして下さい。片腕でも声楽のレッスンは出来ます。それに・・】
【それに、今の綾歌君は食事の用意も着替えもご自分では出来ないのですよ。お風呂もギブスでは入れません。誰かに世話をしてもらう必要が有ります。それならレッスンに通う必要も無く、身の回りの世話係の居る私の家に切る方が良いでしょう。】
う~教授の言う事はもっともかもしれない。さっきから痛い所を触ろうとしても手を動かせずにいる。
【それに、トイレに行っても片手ではショーツも降ろすのに時間が掛かりますよ。】
それを言われると、お世話になった方が良い気がしてきた。
『すみません教授。お世話になります。』
【良かった。ギブスが取れても家に居なさい。手のリハビリも普通の人以上にしなければなりません。1日休めば2日、2日休めば4日とピアノも復調するには倍の日にちが掛かると言います。辛いでしょうが私がリハビリを手伝います。良いですね。】
骨折する前に泊まった部屋。
夜中トイレに行きたくなった。流石に夜中のトイレは自分で行けるように、恥ずかしいがノーパンにネグリジェで寝る事にした。
庭に光の糸が流れては消えるのが見えた。何だろう?
そっと起き出し廊下に出る。トイレはまだ我慢できる。光が気になる。
庭の一角に小さな家が有る。窓の無い倉庫のような建物。その建物のドアから光が洩れている。
締め忘れたのだろうか?
『ひぃ』
悲鳴が聞こえた。私は急に不安になり中を覘くのを躊躇う。
『あぁん』
今度は悲鳴では無い。・・・・そうアノ時の声の様な。
一度怯んだ気持ちが、この声を聞いて再度興味を呼び起こした。
ドアを開ける。何も無い空間。拍子抜けした。
辺りを見回す。右側には何も無い。左側・・・こちらにも何も・・いや、有った。
床に敷き詰められた絨毯の裾がめくれている。
近寄ると・・・床に扉がある。ココだわ。
私は床の扉を持ち上げた。
『ひぃぃ、許して。』
女性の声だ。聞き覚えのある声。
「お許しを」
男性の声も聞こえる。何だろう?
もう一枚の扉が私と中を隔てている。この扉は・・・・
『ご馳走様でした、また遊びに来ます。・・・ベスお元気で。』
翌朝6時、私はオジサンの家を後にしていた。
散歩する老夫婦、ジョギングする中年男性、犬を連れて歩く老人、犬に引き摺られる老婦人。
週末の朝がこんなにも清々しいのは久しぶりだ。
これから家に帰るのは勿体ない、故郷の母に逢いに行こう。
母に逢って何がしたい訳でも無い。ただ無性に家族に逢いたい。亡き父の墓も詣でる積り。
『お父さん、あのね・・・』父の墓にプリムローズを供えた。
『お父さんに雰囲気が良く似た人とお付き合いする事になったの、ごめんね。』
柄杓の水を墓石に掛ける。
『その人には奥様が居るの。でもね、奥様にこの人を宜しく。と言われて居るの。だから心配しないで。・・・ううん。愛しているのかどうかは分からない、でも好きよ。その人と一緒に居ると落ち着くの。今言えるのはそれだけ。』
(詩織綺麗な花だね。・・・プリムローズの花言葉を知っているかい?プリムローズの花言葉は、青春の始まりと悲しみ。・・・恋の希望・・・若い時代と苦悩・・・初恋・・・あこがれ・・・一杯有るけど、詩織はどれに当て嵌まるのかな?お前の人生はお前の物だ、人生を愉しむ事だ。)
父の言葉が聞こえたような気がした。貌をあげ辺りを見回す。
父の墓の隅でプリムラが咲いている。
プリムラの花言葉は富貴、永続する愛情、神秘な心、運命を開く、可憐、うぬぼれ。
同じセイヨウサクラソウなのにこんなにも違いが有るの?
(そうだよ。ドイツの伝説に昔々ドイツの片田舎に病気の母と暮らしているリスベスと言う少女がいた。母をなぐさめようと、野原にサクラソウを摘みに出かけた日のこと。花の妖精があらわれた。リスベスに不思議なことを教えてくれた。「サクラソウの咲いている道を行くとお城があるわ。門の鍵穴にサクラソウをさしこむと、扉が開きます。さあ、お行きなさい!」リスベスがお城に行くと…そこには花の妖精が待っていてくれた。たくさんの美しい宝物をリスベスにプレゼントしてくれた。リスベスは母にこの宝物を見せた。母はほほに赤みがさして、病気も治った。サクサソウが春を迎える鍵と言う隠喩なんだけど、案外詩織の身近に起こる事の暗示かも知れないね。)
母は病気になっていない。とすると・・・ベス?
『ありがとうお父さん。私自分の選択が間違っている。止めた方が良いと思っていたの。でも、運命を開く・・2人の運命を私が開いてあげるのね。そして永続する愛情・・私が受けるのかベスが受けるのか判らないけど、もう迷わない。・・・そう言えばもうひとつ花言葉が有ったわ。私を信じて・・・あなたの娘を信じてね。』
プリムラが風に揺れている。サヨナラと手を振っているようだ。それを機にお墓から立ち去った。
『お母さん。霞が関辞めても良い?』
『どうしたの?・・・詩織が頑張って入ったのだから、辞めるのも詩織が決めるのよ。お母さんはそれを見守るだけ。』
『ねえお母さん、お父さんが死んで随分経つけど再婚とかしないの?』
『そうねぇ~、良い男居ないし、再婚はしないわ。』
『お母さんカラダが疼かない?』
『馬鹿、何を言うのこの子は。』
『私も処女じゃないし人恋しくなる気持ちも判るし、カラダの欲求も有るわ。お母さんにそれが無いなんて信じない。』
『あのね詩織。・・・仕方無いなぁ。お母さんは再婚する気は無いと言ったのよ。再婚しないけど、欲しい時には呼び出してする男位いるから大丈夫。』
『やっぱり男が居るんだ。お父さんに悪いと思ったこと無い?』
『無いわ。だってお父さん亡くなる前に私に云ったもの。若い君を縛り付ける気は無い。自分の人生だ自分で決めて愉しみなさいって。だから決めたの。お父さん以外の人は愛さない、男に抱かれていてもお父さんに抱かれていると思っているの。罪悪感なんて無いわ。』
『心まで抱かれたと思った人はいないの?心を奪われないの?』
『無いわよ、今でもお父さんは何時も傍に居るもの。相手の顔がお父さんにしか見えないの。』
母は父を心の底から愛しているのは判るけど、この感覚はまだ私には判らない。
そう言う相手が私にも現れるのだろうか?
『で、詩織はどうなの?オ・ト・コ』
『ええと・・・昨夜ミストレスになった。妻子が居る人だけど。』
怒られると思って黙っている積りだったけど、父に話して母に話さないのもどうかと思い直した。
『どんな人?』
『雰囲気がお父さんに似ているの。奥様は外国人。』
『ふ~ん。お父さんに似ているの・・・じゃあ何も言わない。赤ちゃんが出来たら子育て手伝うわよ。』
『普通の親は妻子持ちと付き合うと怒るでしょう。なのに子育て手伝うなんておかしくない?』
『え~わたし普通の親よ。娘の子供を育てるのを手伝う事がおかしいの?』
『お母さん、論点がずれている。普通の親は妻子持ちと付き合う事を問題にするでしょうが。』
『問題にして欲しいの?理解ある親なんだけどなぁ?』
『ああもう。お母さんがこう言う性格の人だとは思わなかった。』
『その性格を詩織は引き継いでいるのよ。娘が選んだ人がお父さんに似ているなら安心だわ。お父さんなら間違いないモノ。』
『どう言う理屈なの?』
『理屈じゃないの、お父さんと私の子を信じないでどうするのよ。一杯エッチした結果勝ち抜いたお父さんの優秀な精子、そのなれの果てがあなたなのよ。』
『普通の親はそんな事も言いません。・・・で、その時はどんな格好でフィニッシュしたの?』
『え~バックだったかなぁ?・・・何を言わせるの、もうエッチな娘ね。』
母は何時もの母だった。冗談なのか本気なのか良く判らない。
幾つもの顔を持っていて容易に素顔を見せてくれない母。その母が仏壇の前で父の位牌を抱いて泣いているのを見たのはこの間のお正月。
もう何年も前に亡くなったのに今でも本当に愛しているのね。
(嬉しいよ。)
あ?お父さん?
この家には今でも父が居る。これなら母を一人にしても安心だ。
『ねえ、お母さん今夜一緒のお布団に寝てイイ?』
『おっぱい吸う赤ちゃん?』
もう!お母さん・・・・吸っても良いの?
『あぁぁ~ください・・・下さい、お願いします。』
妻があの貞淑な妻が・・・私の目の前で・・・しとどに濡れたオマ○コを開いています。
指に絡みつく陰毛はグッショリ濡れそぼち、肌に張り付いていました。
【何が欲しいのか、言ってくれないと判らないよ、奥さん。】
奥さんと、呼びかけられる度に、膣口が収縮し中から淫液が垂れてきました。
『アレを・・・あなたのモノを・・下さい。』
【チ○ポだろう奥さん。はっきり言ってよ。】
私は頭の中で鳴る警鐘を無視して妻を言葉で嬲り続けてしまいました。
『いや、いや。そんなこと・・・言わせないで。』
妻は頭を左右に振り、拒絶しようと小さな抵抗を試みます。が、カラダは正直です。
妻の腰も左右に小刻みに揺れます。
【言わないのなら旦那のチ○ポを入れて貰いな。俺は帰るわ。】
『いやぁ、いやぁ。行かないで。主人では・・・主人のじゃ・・・ダメなの。お願いあなたのチ○ポ入れて下さい。』
【おれの大きくて太いチ○ポだ。】
『あなたの・・・太くて大きいチ○ポを下さい。』
【太くて大きくて硬いチ○ポだ。】
『あぁ・・あなたの太くて大きくて硬いチ○ポです。』
【どこに欲しいのか言いなさい。】
『わたしの・・・みゆきのアソコ・・です。』
【奥さんは学習しないな。つまらないわ、俺帰る。】
『あぁ、ごめんなさい。・・・みゆきの・・みゆきのオマ○コ・・です。みゆきのオマ○コに、あなたの太くて大きくて硬いチ○ポを入れて下さい。』
妻は・・・こんなに恥かしい事を言ったのは、初めての事でしょう。全身が赤く染まり発汗で濡れ光っています。
【欲しければ自分で入れなよ奥さん。】
私は仰向けになって言います。
私も先程からの妻の痴態に、ギンギンに勃起して、痛い位になっています。
妻は躊躇いつつも私に跨ります。そしてチ○ポに手を添えオマ○コの位置を探り探りしながら亀頭を膣口に宛がいます。
一つため息を付いた妻は静かに腰を落として行きます。
『はぁぁ・・イイ。』
一番深くまで腰を落とし子宮に当たる感覚を味わった後、おもむろに腰を浮かせ落とします。
『あっ、あっ、あぁ、あっ、あっ、あぁあぁ。』
短い喘ぎが妻の口から洩れます。
私はそんな痴態を見せる妻が、なぜか無性に腹ただしく思い、妻のお尻をそれ以上落とせないように手でブロックしてしまいました。
『いやぁ・・止めないで・・・手を退けて・・』
動きを止められた妻が哀願します。
【奥さん気分を出しているじゃないか。自分から腰を振るなんて旦那に悪いと思わないのか?】
妻は一時私の事を忘れてセックスに没頭していたのです。
『あぁ、ごめんなさい、あなた。みゆきを・・イヤラシイみゆきを許して。でも、だめなの。我慢出来ないの、腰が勝手に動いてしまうの。あなた、あなたゆるして。』
自分でもこれほど意地悪だとは思いませんでした。妻を言葉で苛める事に快感を覚え歯止めが利かないのです。
私を裏切っている。疑似彼に嬲られている妻を、悦びの声を上げる妻が憎らしく思えるのです。
何故なんだ。他の男に嬲られて悦んでいるのか?私の知っている貞淑な妻はどこへ行ったのだ。それともこれがみゆきの本性なのか?私ではそこまで感じさせることが出来なかったのか?私じゃ感じないのか?
千路に乱れる心を偽りさらにエスカレートしてゆく私。
【奥さんもう俺と離れられないだろう?どうだ、おれの奴隷になるか?】
SMビデオで男が言うセリフです。奴隷・・・セックスの奴隷・・・なんて女性を冒涜する言葉でしょう。
でも、私はさしたる抵抗も無くスラスラと口にしました。言ってから私の中にそう言う願望が有る事に気付いてしまいました。
妻を奴隷に・・・セックスの時だけは奴隷にしたい。何でも言う事を聞く女にしたい。私のどんな要求も拒まない女にしたい。結婚以来セックスに淡白な妻を、イヤラシイ事を拒まない妻にしたかった。そんな願望を持ち続けていたのでした。
【どうだ奥さん。奴隷になれば毎日でも抱いてやるぜ。嫌と言うほど感じさせてやる。オマ○コが乾く暇も無い位嵌めてやるぜ。】
ことさら野卑な言葉を使いました。
『あぁ、なる。なります。奴隷になりますから突いて。』
妻のこの言葉に怒りがこみ上げて来ます。同時にこんな事を言う妻を、ここまで言わせる疑似彼に畏怖の念を持っているのです。
【奴隷になったら毎日抱いてやる。その代り旦那とのセックスは禁じるぜ。他の男が使ったオマ○コは嫌だからな。それから生嵌め中出ししかしないからな。妊娠しても構わないな。】
人妻に言う言葉では無い。そう思いながらも疑似彼の私は自分の所有物になったみゆきを独占したくて言います。
『あぁ・・・そんな事出来ない。夫を愛しているの。夫に抱かれたいの。』
当然です。さしたる理由も無く夫を拒むことは出来ないでしょう。まして愛していると言ってくれるのです。私はほっと胸を撫で下ろしました。
【奴隷になるんじゃないのか?なら、止めようぜ。】
『いやぁ・・・だめ、ダメなの。夫をこれ以上裏切れない・・・あぁでも、カラダが・・熱い・・・カラダが疼く。・・・・どうしたら・いいの?・・・あぁ・・みゆきおかしくなる。』
私は引導を渡すように下から一気に膣奥目がけ突き上げました。重い衝撃に妻が呻き声を上げます。二度三度と突き上げ、また先程と同じ様に手で支えてしまいます。
『あぁぁぁ・・ごめんなさいあなた。みゆきは・・みゆきは・・お願いします、私を奴隷にして下さい。何でも言う事を聞きます。夫ともセックスしません。お願いです。』
堕ちた。妻は完全に疑似彼に支配されてしまいました。
それからの妻は下から突き上げる私に翻弄され、あられも無い痴態を繰り広げ乱れに乱れます。
オマ○コから白濁した本気汁を流し、太股は愚か膝下までバターを塗りたくったように粘つく淫液で濡らしています。
1度射精した私も2度目の射精の時を迎え様としています。
【奥さん・・・みゆき。中で出すぞ。】
『あぁ・・来て。来て、出して。』
妻はもう中出しを嫌がりません。疑似彼である私の精液を注がれる事を望んでいます。
妊娠の可能性もこの際気にならなくなりました。3人の子供と年の離れた子供。出来たら出来たで育てる積りでした。
子宮に注がれる精液で妻がどんな反応を示すか、それを知りたかったのです。
『あぁ・・・出ている。あぁん熱い。いっぱい、出ているぅ。・・・みゆき・・汚されちゃった。あなた・・みゆきを許して。愛しているの。汚れていてもあなたを愛しているわ。愛しているのはあなただけ。・・・でも、カラダは・・言う事を聞いてくれないの、許して。』
妻の心お動きが益々判らなくなりました。
愛していない男に抱かれ、中出しを許せる妻と愛しているけどセックスはしないと口走った夫。妻の心はどちらに有るのでしょう。
しかし考える気力が湧きません。2度の射精で体力を消耗した私は猛烈な睡魔に襲われ、妻のカラダの上で寝てしまったのです。
翌朝目覚めると妻が居ません。慌てて起き上がり部屋を出ました。
『フン♪フン♪フン♪』
キッチンから妻の鼻歌が聞こえてきます。ジュウジュウ炒める音が聞こえます。
『あら、あなた起きたの?まだ寝ていても宜しいのに。』
妻はご機嫌な様子です。
【みゆき・・・夕べ俺。】
『あなた。昨夜は凄かったわ。結婚して以来初めてです。あんなに感じたの。私あなたに愛されて幸せよ。ありがとう、お疲れでしょう。今日はゆっくり休んで下さい。』
疑似彼プレイの事は聞けませんでした。妻の、何のわだかまりも持っていない様子にホッとした気分と愛おしさにキッチンに立つみゆきを後ろから抱き締めてしまいました。
『あっ、あなた。危ないわ。もう、お互い若くないんですから。朝っぱらからいやらしいわ。』
妻は怒っているのでは有りませんでした。むしろ続けて欲しい様子です。
私は妻の頤に指を掛け心持上を向かせ、kissをしました。
この日は、昨夜の異常愛にも係わらず、凄く満ち足りた気分でこれまでにも増して妻を愛していたのです。それなのに・・・・
結局食事が終わるまでに、減点は5以上になっていた。
『お嬢様、最初にお話しした通り減点が5を超えてしまいましたからお仕置きをします。三船さん、お嬢様に例のモノを。』
「判った。本当にアレをやっても良いのかな?・・・お嬢様にはキツクないか?。」
アレ、例のモノ・・・なんの事だろう?でも、聖さんは恥ずかしいレッスンと言っていた。
怖いなぁ・・・玲子さんのお姉さんだもの。きっと・・玲子さん以上のSなんだろうなぁ・・・でも、最近少しエッチな事にも慣れてきたから大丈夫よね。。
『はいお嬢様。これに着替えて。』
また着替えですかぁ?この家に来てから3回目。聖さん私を着せ替え人形に見立てて遊んでいるのかしら?
黒いワンピース、フリルのついたエプロンを組み合わせたエプロンドレス。白いフリルの付いたカチューシャ。
『これって・・・メイド服・・コスプレですか?・・・はぁ~。』
聖さんはやっぱりコスプレを愉しんで居るんだ、着せ替え人形として。私はため息をひとつ付いてしまう。
『何を言っているの。良く意匠を見なさい。』
どう見てもメイド服・・ですよ、聖さん。。
『良い、お嬢様が誤解しているようだからお教えしますけど、お嬢様が想像しているメイド喫茶の衣装はフレンチメイド型。これはヴィクトリアンメイド型。仕事着である事を重視した物です。勘違いしないで下さい。それにこれは午後用の仕事着です。本来は午前中からあのような格好は致しません。午前はプリント地の服に白いエプロンと、帽子を着用するの。』
確かにスカートがロングドレスだ。テレビで見たメイド服はマイクロミニだった。短いスカートから下着がチラつき、生足が見えている。
『それにフレンチメイド服としても装飾が華美です。不思議の国のアリスをイメージした積りなのでしょうが、アリスはゴシック・アンド・ロリータ。メイドとは明らかに違います。アリスの衣装はヴィクトリア朝の上流階級の子供服がモデルで、メイド服のモデルはベルギーの民族衣装。出自が違います。』
へ~ゴス・ロリのモデルが不思議の国のアリスねぇ?・・・としたら・・メイド服を着て『お帰りなさいませ、ご主人様。うふっ。』などとしなくても良いんだ。良かったぁ。
『もうすぐ拓人様がお帰りになられます。まず玄関先でお出迎えして、お荷物を受け取ってお部屋に運ぶのですよ。そうしたらお着替えのお手伝い。お食事の準備をしたら、お風呂の準備をします。最後にナイトキャップをお持ちして、オヤスミになられたら部屋の電気を消して今日の仕事はお終いです。』
『あのぅ・・・本当にメイドの仕事するんですか?恥ずかしいレッスンじゃないのね。』
ちょっとがっかり・・・・違~う!・・・エッチレッスンをして欲しくない・・・欲しくないもん。・・・欲しくな・い・・・欲しいかも。・・・・欲しい。
綾歌・・・またエッチな気分になったのね。
『あら、眼がトロンとして来ていますよ、お嬢様。恥ずかしいレッスンと聞いて想像するなんて。本当はいやらしい子なのね。拓人様が見たらびっくりするわ。教え子がこんなにエッチだったなんて。』
あぁ・・・聖さんに言葉で苛められている。判っているのに妖しい気分になってしまう。
『お嬢様早く着替えなさいな。一杯働いて貰うわよ。・・・カラダを使って。』
カラダを使う・・・ああん・・・いやらしい響き。
『さあ、愚図愚図しないで、着替えなさい。』
はあん・・・着替えるの?・・・裸になるのね。
『今からはお嬢様とお呼びしません。良いわね綾歌。』
あん・・・怖いわ、お姉さま。綾歌、優しくして欲しいの❤
『さ、拓人様を出迎えるのよ。』
『あぁん・・教授を・・・私のカラダに迎え入れるの?綾歌ヴァージンなの。怖い』
『綾歌、綾歌』
聖さんの平手が頬を数回叩いた
『ちょっとぉ・・綾歌・・・妄想は止めなさい。』
へ?妄想?・・・・・うわ~ぁ!やってしまった。人前で妄想だなんて恥かしい。
『ひゃぁ』
聖さんの手がショーツのクロッチの部分を触っている。
『ふふ、綾歌。あなたは妄想族なのね。これは益々愉しみだこと。お姉さんが後でタップリ可愛がってあげるわ。でも今はお仕事中なの、さっさと着替えてここに立ちなさい!』
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プロフィール
Author:HIRO(S)
HN:HIRO(S)
年齢:秘密
性別:秘密
地域:関東地方
動機:gooで削除されたので。
一応フィクションとしてますが、ナイショ
写真は・・・・いけないんだぁ
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