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【明日晴れるかな?】(4)

 【くぅぅぅ!やっぱりビールは旨い。発泡酒より効くなぁ!】
 
 パチンコ屋から帰宅した真一がお風呂上がりのビールを飲んで今日の戦果を眺めています。
 久し振りの土曜の休日に妻のユリとゆっくり過ごそうと思っていた真一は、宛が外れて1人パチンコに興じていたのです。
 幸い、久し振りのせいかビギナーズラックの様に、球が出たのです。
 数箱分を残し全て換金してお小遣いを増やした真一は、ユリの為にクッキーとチョコレート等のお菓子も忘れずに交換して店を後にしました。
 帰宅し風呂に入った真一は、ビールを飲みながら携帯電話を手に取り、ユリに掛けてみました。
 夜10時を過ぎています。
 しかし、留守番電話サービスのアナウンスが流れて、ユリは出ませんでした。
 【ユリねえ、遅くなるの?大変だね。明日は休めるよね。じゃあ、もう少しだろうから、頑張って。】
 メッセージを残した真一は、テレビを着けてから2本目のビールに手を付けました。


 『うぅぅう。うぐぅ。』
 ユリは支店長の怒張を口に含まされ、喉の奥を突かれています。
 動けないように後頭部を掴まれていました。
 支店長はユリの熱い口中を蹂躙する事に、無上の悦びを憶えています。
 ユリの歪んだ顔。目尻から毀れ落ちる涙。ダラダラと顎を伝い垂れ流す涎。
 その姿にゾクゾクしている支店長は仕上げに、ユリの口中を汚す積りです。
 『フグゥ・・・ウェ・・・』
 喉奥を突かれて苦しげに呻くユリ。その姿は益々男の劣情を誘っているのです。

 『ウェ、ウェ。ウゥ』
 「いいよ、堪らないよユリ。・・・・出すぞ、一滴残らず呑め。溢すなよ、こぼしたらさっき撮った写真をお前の旦那の所へ送ってやる。」
 『フャァァ。ラメェ・・ヒナイデェ・・・』
 ユリは言葉を成さない哀願を、支店長の怒張で塞がれた口で必死に訴え続けました。
 「じゃあ、明日も出勤して来い。写真を見られたくなければな。」
 (酷い・・・真ちゃん・・・助けて、どうすれば。)
 「なぁ・・・愛する夫に知られたくないだろう。・・明日来れば写真を全部消す。お前が黙っていれば、旦那は知らないままさ。」
 (本当?・・・明日さえ我慢すれば・・・写真を返してくれるの?・・・・ううん、信じては駄目。・・・・でも・・・・本当だろうか?)
 ユリの葛藤を見透かしたように支店長が言いました。
 「明日だけだ。・・・人事異動でこの支店を俺は去らなければならない。・・・もう二度と支店長として戻って来る事はない、約束する。どうしても、君を抱きたかった・・・」
 ユリの深層心理はその言葉を信じてはいけないと警鐘を鳴らしています。
 しかし、一刻も早く夫の元へ帰りたかったユリは、無理やり心を閉ざしたのです。
 夫の温もりに触れ、この悪夢を忘れさせて欲しかったのです。
 嫌々ながらユリは頷きました。
 それを確認した支店長が言い放ちます。
 「指きりの代わりだ。受け取れ!」

 ビュツ・・ピュゥ・・・ピュ・・・

 ユリの口の中に青臭い栗の花の臭いが充満しました。
 喉奥の壁に熱い迸りを受けてユリが噎せます。
 吐き出そうとしました。
 夫にさえ許した事の無い、口中への射精です。
 『グフッ・・・グェ・・げほっ・・ゲホゲホゲホ・・・』
 ガッチリ固定された頭は動きません。その上、支店長の指がユリの鼻を人差指と親指で摘み塞いだのです。
 息苦しさから喉がコクリと動いてしまいました。
 射精して少し小さくなった隙間から僅かな息を吸うと、一緒に粘つく精液がユリの喉を侵して来ました。
 コクリ・・・ゴクッ・・・ゴクリ・・・涙を流しながら嚥下しています。

 ユリは膣に中出しされた時以上に、おぞましさに総毛立ちます。
 全身の細胞と言う細胞が汚された気分です。
 暫く放心状態で、男が離れた事にも気付きません。
 やがて、ふらふらと立ち上がったユリは破られた服を拾い上げ身に付けようとしました。
 無駄な努力をしている事にも気付きません。
 支店長はその様な状態のユリを、裸のまま車に乗せ夜明け前の道をユリの自宅まで送り届けました。
 途中新聞配達のバイクに乗った高校生らしい男の子と信号で並びましたが、驚く男の子にウィンクすると、シグナル・ダッシュを掛け遥か彼方に引き離しました。そしてユリの胸乳をまさぐりながら囁きます。
 「午後2時に支店長室で待っている。旦那に知られたくなかったら、黙って1人で来るのだぞ。判ったなユリ。」
 名前を呼ばれた時だけ、放心状態のユリがビクンと反応しました。
 支店長はユリのバックから家の鍵を取り出し、開けるとユリを素早く車から降ろし中に連れ込みました。
 明かりの洩れている部屋をそっと開けると、ソファーで眠りこけている男の姿が見えました。
 静かにドアを閉め家の中をユリを抱えながら探ると、奥に浴室が有りました。
 ユリをバスルームに入れ、熱い湯の出る状態にしたシャワーを徐に頭から掛け始めました。
 『ヒッ!』
 放心状態から覚めたユリを置いて、急いで退散します。
 玄関の鍵はそのままポケットに収め、車を発進させ元来た道を辿ります。
 銀行に着いた時にはすっかり朝日が昇っていました。
 支店長室の窓から差す朝日に、先程開けたバーボンのグラスを掲げています。
その琥珀色の液体を透かして、信じられない己の大胆で危ない行動を思い出し、支店長は1人悦に入っていました。


短期集中連載をしております。

 読者の皆さまにおかれては、ご健勝の事と推察いたします。
 
 タイトルに有るように、ここ暫くは【明日晴れるかな?】を集中連載致します。

 等と言っても、短期で連載出来るか非常に不安では有ります。

 近況をお話しますと毎日残業で、体の不調と共にストレスに悩まされております。

 この状況が来月中旬まで確実に続きます。

 心に秘めたしたい事が出来ない・・・もどかしさ、悔しさをこの作品にぶつけているようなものです。

 支店長がしている事をしたいのでは無く、自分の思い通りに事が進まない事への苛立ちを

別の形で表現しているのです。

 その為、他の作品を書いても愛情を注いで書けないのでは・・・その危惧が有ります。

 途中から凌辱モノに変えるわけにはいきませんので(^_^;)   

 仕事の都合によっては、更新が短期にならないかもしれませんが、どうか遅漏・・・いえ、遅筆な作

者だと諦めて下されば幸いであります(^_^;)(^_^;)

 なお、この作品は犯罪を助長するための物では有りません。

 手口が使えそうだ・・・等とは決して思わないで下さい。お願い致します。

 それから、投稿は予約投稿を多用しております。リアルタイムで投稿とも思わないでください。

 

 
 

【明日晴れるかな?】(3)

 『うぁ・・ぁ・・・ふぅ~ん・・はぁ。』
 少し前からユリの呻き声が洩れています。
 支店長はまたユリから離れデスクに向かいました。デスクから取り出したものを掌で包むように持っています。
 持ってきた物をユリの股間に近づけます。小型の注射器のような形のそれは、性交痛の解消のための潤滑ゼリーが入っています。
 支店長は念を入れて「ウエットトラスト」を用意していたのです。注射器型で容易に膣中に注入することが出来ます。
 別の引き出しには、平成11年に特許が出願された、潤滑油封入型カプセルも用意して有りました、が、このタイプは30℃~38℃の体温で溶けるようになって居るそうですが、カプセルが溶けるまで若干時間が掛かるので、今この時に用いるのは相応しく有りませんでした。
 支店長はユリの体内に注入した残りの分を自分の怒張にも塗り始めます。
 怒張全体に塗し、軽くシゴキ立てます。
 片手で握った怒張を押し下げて、狙いを定めました。
 祕唇をほんの少し、亀頭で押し広げ膣口を探ると、ユリの腰を掴んで動かないように固定しました。
 ここで、動きを止め亀頭に当たる感触と体温を味わうかのように息を吐きだしました。
 グッ・・・・ググッ・・・・ミシッ・・・・
 音を言葉で表現すると可笑しなものですが、支店長の耳には確かにそう聞こえます。
 ゆっくり、ゆっくり。1ミリずつ押し込んでいきます。
 圧しては引き、押しては引く。緩慢な動作でユリの膣孔を犯して行きます。

 膣孔の中は狭く、結婚している人妻とは思えないほどのキツさでした。
 それでも何度も出し入れをすると、ユリの膣壁は緩み支店長の怒張を受け入れて行きます。
 やがて支店長の怒張が完全にユリの膣中に没すると、大きく溜息を吐きだしました。
 「ふぅ・・・」

 支店長は、膣孔の狭さと反比例するような、クリトリスの発達したユリを改めて見やりました。
 「はは、コイツは拾いものだ。・・・この感触だとあまり夫婦の営みをしてこなかったのか、ずっとセックスレスだったと見える。仕込めば愉しめるぞ。」
 支店長のどす黒い暗い欲望が沸々と湧いてきます。
 今まで支店長は浮気一つした事が無く、真面目な男で通っていました。
 その支店長がユリを見た時からおかしくなりました。
 自分の中に暗い欲望が有る事を知ってしまったのです。
 ユリを抱きたい。ユリを自分の女にして、思うさま犯し自分の思い通りになる女に変えてみたい、人妻ユリを夫から寝取ってしまいたい。と思い詰めてしまったのです。
 その為に周到に準備しました。
 今回の不渡り手形も、支店長が画策したものでした。
 銀行に損害を与えた事を理由に、ユリを追い詰める積りでした。
 しかし、当初の計画をあっさり捨ててしまいました。
 深夜まで仕事をするユリの姿に、支店長の辛抱は堪え切れなかったのです。
 気が付いた時には、ココアに睡眠薬を混ぜていました。
 立派な犯罪です。
 支店長も自覚しています。
 しかし支店長の欲望は抑え切れませんでした。
 こうなったら、どんな卑劣な手を使っても、今夜中にユリを自分の女にしようと思っています。
 犯されて、その事を誰にも告げられないように徹底的にユリを嬲る積りです。
 その第一歩を今支店長は実行に移したのです。
 
 支店長はこれまでの緩慢な動きを一転させ、性急に動き始めました。
 潤滑ゼリーのせいで、ユリの膣中は支店長の怒張を受け入れています。
 引き攣る事は無く、その大きなモノを隙間なく包みこんでいます。
 ユリの膣は、子供が口の中一杯に食べ物を頬張ったようにパンパンに膨れています。

 『うぅあああ。・・・・イ・・・いやぁぁぁ・・・』
 この時になって漸くユリが目を覚ましました。
 しかし、目が覚めただけで意識はまだ朦朧としています。
 男に圧し掛かられ犯されている事は、体に掛かる男の体重と股間に挿された棒のような感触で判りましたが、何故自分が犯されているのか?何時?誰に?
 全然覚えが有りません。
 『いやぁ・・・いやぁ・・・犯さないで・・やだ・・やめて・・・だれかぁ・・助けて!』
 見知らぬ男のピストン運動にカラダをガクガク揺すられ、男の激しい打ち付けに恥骨が悲鳴を上げています。
 (あなたぁ・・・真ちゃん、助けて・・・うぅ・・・酷い・・・)
 男が悲鳴を上げるユリの口に吸い付き、声を塞ごうとしました。
 ユリは咄嗟に男の唇を歯で噛もうとしました。
 しかし一瞬早く男がユリの意図を察して離れました。
 唇の皮1枚だけ噛み切っただけでした。
 ユリの口中に生温かい鉄臭い物が流れ込んで来ます。
 男が流した血液がユリの喉を焼きます。ユリは噎せゴホンゴホン咳をしています。
 男の動きがさらに激しく、小刻みなものになっています。
 時々男の腰に震えが生じているようです。
 意識が覚醒したユリには男の動きの意味が判り過ぎるほど判ります。
 『いやぁ・・・だめだめ。・・しないで・・だめ・・・やめて・・いやだぁ・・・』
 男はユリの悲鳴を聞いて、一層腰の動きを早めます。
 『ひっ、ひっく・・やめて・・・それだけはやめて・・ひっく、ひっく・・』
 泣き喚くユリの声が引き金になったかのように、男はいよいよ深く穿ち奥へと怒張を押し込みます。
 「・・・いくぞ!」
 初めて男が声を上げました。同時に男の腰が痙攣を始めた様に震えます。
 『・・・あぁぁぁぁぁ・・・いやぁぁぁぁ・・・』
 ユリの長い悲痛な叫びと共に、カラダの中に熱い液体の迸りを受けてしまいました。
 ドクッ、ドクッ、ドク・・・。
 
ユリの願いも虚しく、男は汚液をユリの膣奥に吐きだしたのです。
 粘性のある液体はユリの膣中全体を汚しつくし、少しの間壁に張り付いています。
 ユリは絶望と共に、カラダの内側から汚染されて行くような感覚を感じています。
 今では声を押し殺し嗚咽を上げるユリの目から止めどなく涙が毀れ落ちています。
 (真ちゃん・・あなた・・・ゴメンね・・・・ゴメンね・・・)
 ユリは心の中で、自分が悪い訳では無いのに、ひたすら夫に謝っています。
 暫くして男がユリの体から離れました。
 引き抜かれた怒張が押し広げた膣が、まだ男の怒張の形をそのままに口を開いています。
 ドロッ・・・トロトロ・・・
 開いた口から男の精液が流れ出て来ました。
 その感触がまたユリを泣かせます。
 おぞましい精液が会陰部を伝わり、肛門の窪みを侵して行きました。
 ユリは力なくカラダを投げ出したままです。
 グッタリしたカラダを持ち上げたのは、見知った男でした。
 初めてユリは自分を犯した男の顔を見ました。
 『酷い・・・支店長。』


明日晴れるかな?】(2)

 支店長が頼んだ仕事は、B社の財務諸表の分析と、信用調査会社からの報告書の整理でした。
 B社は中小企業です。
 ここ数カ月、セーフティーネット保証・・・いわゆる『5号認定』の適用を受けて、県から融資を受けています。
 実際にはユリの銀行が融資をしているのですが、その原資は市町村からの預託金と県の融資枠から支払われている事になっています。
 セーフティーネット保証なら、銀行は何の不安も無く融資出来ます。
 その保証人として県の信用保証協会が債務の保証をしてくれるから、貸し倒れが無いのです。
 つまり、銀行の懐は痛まず、利息を取れる事になります。
 また、セーフティーネット保証とは別にB社は自治金融資金、振興資金も借りています。
 運転資金、設備投資に必要な資金を比較的簡単な審査で借りられるのです。
 自治金融資金、振興資金は市町村からの委託を受けた、商工会議所または商工会が月に1度審査会を設けて融資の適否を判断するのですが、その審査は商工会議所の役員、役所の総務・税務・商工の各課長が出席し、判断するのです。
 その際、銀行の支店長が案件毎に呼ばれ、融資の実行についての意見を求められます。自行が融資をする相手先の返済状況、売上の動向等を説明して、融資をしても大丈夫だ
と審査会の役員に言うのですが、銀行が本当に大丈夫だと判断している訳では有りません。
 貸しても銀行は踏み倒されないから、色好い説明をするのです。
 その審査会が明日、いえ本日午後から有るので、ユリに状況の説明資料を作成させたの
です。
 
 「佐藤さん疲れたろう? これでも飲んで少し休んで。」
 支店長が手渡してくれたのは、熱いココアでした。
 甘いココアを思い描いていたユリの舌が苦みを感じました。
 「苦いかね?イギリス海軍方式に塩を入れて有るからね。疲れや眠気が飛ぶ筈だ。」
 ユリは知りませんでしたが、第二次世界大戦当時のイギリス海軍では、舌が火傷しそうな熱いココアに砂糖では無く、チョッピリの塩を入れたのです。
 アメリカ海軍の様にコーヒーに砂糖とコーヒーメイトでは無く、ココアが飲まれていたのです。

 「佐藤さんには、ココアよりグログ・・・ラム酒の水割り(別の物で割ったりもしますが。)の方が良かったかな?イギリス海軍の水夫の飲み物だ。」

 グログは帆船時代の過酷な労働と戦闘に臨む、水兵の活力源として毎日食卓に提供されていたものです。
 イギリス海軍では、自国の港に停泊していて、手に入れられたらビールを提供するのが慣わしでした。
 ビールが無ければワイン、それも水割りの・・・ブラック・ストラップ等薬草や蜜など混ぜ物をした飲み物を水替わりに提供していました。
 何カ月も航海する時に、新鮮な水を提供する事は困難でした。水の貯蔵も桶や樽でしたから、航海中に水はアオミドロが湧く水と化していたりするのです。普通ならとても飲めない水です。
しかし、ナポレオンのフランスやその同盟国と戦争中だったイギリスは容易に入港出来る植民地以外では、危険を冒して水の確保を行うしか方法が有りませんでした。
水の代用品が必要だったのです。それがグログです。汚れた水を誤魔化すため強い酒・・ラム酒が水兵に好まれたのです。
彼らは、暗い船倉で、大砲の間で生活しています。プライバシーは無く、重い大砲を扱ったり、帆を上げ下げしていました。嵐の日でも高い所で作業しなければならない彼らは常に死の恐怖に耐え、粗末な食事・・・固パンと豆スープ、茹で豚か牛肉を食べて凌いで来ました。
唯一の楽しみがグログを飲みながら甲板で食卓仲間とお喋りしたり、興が乗れば踊ったりすることです。
イギリスの食事が不味いのもこの伝統のせいかも知れない。そこまで支店長が話していた時です。

『支店ちょう・・・わたし・・・なんだか・・・ねむく・・・』
 ユリのカラダが机に突っ伏してしまいました。
 支店長は暫くユリの様子を窺っていましたが、寝入った事を確認すると、ユリのカラダを抱きかかえ、支店長室の来客用ソファーに横たえました。
 そして支店長は自室を出てすぐに戻って来ました。
 手には、商店街の祭りに協賛して作らせた、手拭が握られています。
 横たわるユリの頭の方から舐めるように肢体を見下ろしています。
 「クックック、・・・漸くこの時が来たか。」
 支店長はユリに猿轡をすると、自分のデスクからデジカメを取り出し、ユリを撮り始めました。
 ブラウスのボタンを一つずつ外し、露出部分を大きくしながら、余す事無く撮影して行きます。
 ブラウスを脱がし、スカートを剥ぎ取ると、美しい刺繍を施したブラジャーが露わになりました。
 胸の谷間から立ち上る微かに甘い匂いが、支店長の鼻を擽り、三十路を越えた女のはち切れそうな豊満なカラダを強調します。
 下半身をみると、黒いストッキングに包まれた腰骨がすぐ下の尻肉と共にせり出し、量感溢れるボディを披露しています。
 支店長の目は、足の付け根に盛り上がる女の土手を見ています。ふっくらと盛り上がる恥丘を見て思わず舌舐めずりをしています。
 
 「くっ・・なんて美味しそうなカラダだ。もう堪らないな。取り敢えず頂いておくか。それからじっくりと愉しませてもらう。」
 ぎらついた目でユリを覗姦した支店長は、ストッキングをビリビリに破き、剥ぎ取りました。
 デスクから鋏を持ち出し、ブラジャーとショーツを切り裂きます。
 辛うじて残滓を留める下着を撮影すると、手早く服を脱ぎだします。
 ユリの裸体は寝汗でしっとりと濡れています。
 支店長がゆっくりとユリのカラダに覆い被さって肌を合わせました。
 吸い付くような肌感覚に、支店長は狂喜します。しっとりしたユリの肌を堪能した支店長は口唇を吸い上げ舐めしゃぶります。
 ユリの口は甘く濡れていて、熱い吐息と共に呻く声が微かに支店長の耳を擽ります。
 『はぁ・・・・うぅん・・はぁぁ。』
 しかし、ユリは目覚めません。
 先ほどから支店長の左の掌は、ユリの胸を揉みしだいています。
 手に余る大きさの柔らかい乳房を、捏ねまくり押し潰し、乳首を摘み上げては離したりと、好きなように弄くり感触を堪能しています。


【明日晴れるかな?】(1)

 とある地方都市のごく普通の家族。
 夫:佐藤真一(仮名) 妻:佐藤ユリ 結婚5年目の夫婦です。
 二人にはまだ子供が居ません。
 夫の真一は家電量販店勤務。ユリは銀行員をしています。
 
 『あなたぁ。真ちゃん、起きて朝食よ。』
 テーブルには、久しぶりに暖かい炊き立てのご飯が用意されていました。
 何時もは平日休みの真一と、土日が休みのユリは擦れ違いの生活を送っているのです。
 
 2人が知り合ったのは、大学生の時に同じサークルに所属していたからです。
 妻のユリは真一の先輩になります。
 当時、ユリには付き合っている彼氏が居ました。やはり同じサークルの同期の男です。
 仮にその男をA男と呼びますが、A男とユリは真一が入学してきた頃に別れたようですが、真一はその事を知りませんでした。
 2人が付合い出してから、ある飲み会でユリの元彼のA男が酔っ払って口を滑らせたので真一もその事実を知ったのでした。
 しかしその事は、別に良く有る事だと真一は思っていましたので笑ってA男を介抱しました。
 翌日A男は真一とユリの前に現れ謝罪しましたが、真一が気にしないように答えるとホッとした表情で、その後は良き先輩として真一を可愛がってくれました。

 ユリが銀行に就職した時はまだ良かったのですが、真一の就活は不景気のどん底。
 就職氷河期と呼ばれ、思う通りに就職が出来ませんでした。
 真一がやっと得た職は、家電量販店の店員。そこは真一の地元でした。
  2人は数年後結婚しました。

 【ユリねえ。今日は久しぶりに出かけようよ。ユリねえも休みだよね。】
 真一は今でも妻を当時の呼び名であるユリねえと呼び掛けます。
 『ごめん、真ちゃん。休み返上で出勤。今日中に財務分析しなければならない顧客が有るの。うちも貸し倒れになるのは困るから・・・』
 ユリは融資担当部門に籍を置いています。
 真一はしきりに残念がっていますが、結局は諦めパチンコをして過ごす事にしました。
 
 

 「困った事になったな、佐藤さん。」
 『申し訳有りません、支店長。』
 ユリが融資の窓口を担当したC社が不渡り手形を発行し、裏書に自行の判が押されていた件です。
 手形は偽造された物ではなく、本物でした。
 この手形が決済されると数千万円の損失になります。
 『とにかく佐藤さんはC社を訪ねて探ってくれ、田中さん。君も同行してくれ。』
 ユリと後輩の田中が出かけて十数時間後、何も得る事が無く憔悴した2人が銀行に戻ってきました。既に日付が変わっています。
 
 『支店長。あの、その、申し訳有りません。先方が不在で、待っていたのですが何時までも帰ってこないので、仕方なく帰社致しました。』
 ユリが苦しい言い訳をします。
 
 「その件はもう良い、私の伝で何とか解決した。2人ともご苦労だったね。」
 『支店長・』
支店長室を出て廊下で田中と話しながら、更衣室に向かっています。
 「ユリ先輩、支店長はどうやって不渡り手形を・・」
 『解らないわ。とにかく支店長が解決したと言われたのだから、この件は終わり。今から家に帰って、すぐに朝の支度をしなければ・・・旦那に怒られちゃう。』
 努めて明るく答えるユリです。
 「あちゃ~、お惚気ですか?先輩。良いなぁ、ご主人とどこで知り合ったのですか?私も早く結婚したい。・・・先輩誰か紹介してください。」
 『真由美なら相手はすぐに見つかるわよ。そのナイス・ボディならね。』
 ユリが言うとおり、真由美は肉感的な肢体の持ち主です。
 身長162cm、体重48kg、胸の大きさはDカップ有ります。
 「先輩こそ、エッチなカラダしていますよぉ~。ご主人に毎晩求められるでしょう?」
 真一は確かに毎晩のように求めて来ました、2年前までは。
 求められても、ユリは仕事の疲れとセックス自体が好きではなかったので、真一に悪いと思いながら、3回に2回は拒否していました。
 2年前から真一も諦めたのか、自分に飽きたのか分かりませんが、めったに求めてこなくなったのです。
 そうなると、人の気持ちは勝手なものです。
 ユリは30歳を過ぎた頃から、時々どうしようもなくカラダが疼いてしまいます。
 抱いて欲しいのに、そういうときに限って真一が先に寝てしまうのです。
 ユリは火照ったカラダを持て余し、仕方が無く自分で慰めるようになりました。この年頃になって初めて自慰を覚えたのです。
 (バカバカ、真ちゃんのバカ。欲しいの・・・欲しいのに、寝ちゃうなんて。・・うぅ、クッ、あぁ・・・。)

 ユリは真一の隣に寝ています。
右手で口を押さえ、左手で太股に挟まれた女の秘園で指を動かしています。
 最初は軽くショーツの上から押さえるだけでしたが、次第に動きが大きく強くなって行きます。
 秘裂の縦筋に沿って動かされた指は、湿り気を帯び少しずつ熱を上げていきます。
 ユリの指は柔らかい秘唇の感触とは違う、コリコリした肉芽を感じた時から激しく動き出しました。
 (くぅぅ・・・あはぁん、・・・ダメ・・・動いちゃう・・・腰が・・勝手に動いてしまう。あぁん、・・・私・・・・いやらしい・・・・・ひっ、あぁ・・・とまらない・・・とまらないよぉ。・・・真ちゃん・・・・気づいてよ・・・こんなに・・・淫らなユリを・・・夫の横で・・自慰を・・・している・・・助けてよ・・・真ちゃん。)

 ユリは今更ながらに、夫の求めを拒否して来た事を後悔しています。
 あの時ユリのカラダは、男性経験の少なさから未熟でした。性交痛が有ったのです。
 その痛みが恐怖を呼び、セックスからユリを遠ざけてしまったのです。
 夫の愛撫は好きでした。愛撫だけなら毎晩の様にして貰いたい。そう思うユリですが、男の生理で、それだけでは我慢出来なくなる事も知りました。
 原因を考えてみると、それは真一の若さと経験不足にも一因が有ります。
 真一は挿入に逸り、お互いを気持ち良くさせることを疎かにして己の欲望を吐き出すことに夢中になっていました。
つまり、ユリが十分濡れて準備が出来るまで待てなかったのです。
それではユリの膣が、引き攣れ痛むのも当然の結果です。
 それでも、後戯に時間を掛けていればユリもそれなりの満足があった筈ですが、真一は1度射精すると、一眠りしてしまうのが癖で、しばしばそのまま寝てしまうのでした。
 
 「ユリ先輩!先輩!」
 『あっ、え?』
 真由美に呼びかけられて、我に返ったユリです。
 「ん、もう!・・・旦那さんの事を思い出していたのですかぁ?顔が赤いですよ。」
 『ち、違うわよぉ。変な事を言わないで・・・さ、帰るわよ。』
 ユリは淫らな思いを打ち消すように、ぶっきらぼうに真由美へ返事をしました。
 
 「あぁ、佐藤さん帰る所を済まないが、ちょっと手伝って欲しい事がある。遅くて申し訳ないが頼む。」
 「あっ、じゃあ私が。」
 「いや折角だが、これはベテランの佐藤さんにしか出来ないのだよ、でも田中さん。ありがとう。」
 『判りました支店長。それじゃぁ真由美おやすみ。』




【疑惑のテンポラリーファイル】(17)

 ―数週間後―
ひろしは、マサミに呼び出され午後遅い時間に診察室に入った。
 【先生・・・それで、妻は・・・】

 『奥様は、解離性同一性障害だと思われます。』
 カウンセリングの結果はその疑いを濃厚にしていた。
 しかし、みゆきが具体的な行動を取った証拠は無く、あくまでも診察室の中だけの話であった。

 『良いですか、ご主人。これはカウンセリングで聞き取りした内容を元に判断した事であって、本当に奥様が或いは交代人格が起こした実際の行動を記録したものでは有りません。もしかしたら、お話そのものを妄想しているだけかもしれないのです。その場合はまた別の人格障害の疑いが生じます。それゆえ診断は難しく、慎重に行わなくてはならないのです。』
 マサミは断定を避け、ひろしの受ける衝撃を和らげようとした。

 『みゆきさんにはサラと名乗る別人格が存在します。サラは・・・自由奔放な性格で自分の欲望を抑えることをしません。通常ですと別人格同士はお互いを認識しない事が多いのですが、サラは違います。サラはみゆきさんを認識し、ひとつの体に2人の人格が存在することを理解しています。』

 『ただし、その理解はこの度の列車事故によって初めて認識したようです。』

 『サラの年齢はみゆきさんと同じ。でも、結婚している事は否定しました。いいえ、サラは、自分はずっと独身であると主張しています。』
 ひろしは只マサミの説明に聞き入るだけだった。
 マサミはひろしに何事かを告げてTVのスイッチを入れた。
 映し出されたのは、通常放送ではなく、ビデオ映像・・・この診察室だった。
 診察室のリクライニングチェアーに横たわる一人の女性。・・・みゆきだ。

 「あなた、お名前は?」
 『サラ。・・・ねえ、ここは何処なの?』

 「サラさんと言うのね、ここは病院です」
 『・・・どうして私がここに居るのか?説明してくれる気は有る?ええと・・』
 「マサミです。この病院で医師をしております。」
 『マサミ先生ねぇ?』

 画面の中のみゆきとマサミ先生の話しが続いている。
 サラと名乗った姿形は紛れも無く妻だ。しかし、言葉遣いや、仕種に違和感を覚えた。
 似ているが、みゆきでは無い?
 
 『あなた、私の過去を聞きたいの? 何の為に?』
 みゆきが質問していた。
 マサミはサラを1人の人格と認めきちんと説明している。
 
 『あなた正気なの? 私が彼女に取り代わって出て来る人格? バカバカしい、まるで三文小説見たい。』
 
サラは全然話を聞こうとしなかった。
 しかし、思い当たることが有るのだろう。マサミに尋ねる。

 『ねえ、そのみゆきと言う人格の方が交代人格では無いの?私が本物であちらが偽物と言う事よ。』

 「残念ながら、サラさんあなたが後から出て来た人格なの。」
 サラは何かを考えているようだ。俯いている。

 『そうハッキリ言われると信用するしかないわね。・・・・で、もう一人の私・・みゆきの事を話して。』

 『子供が3人? 女の子ばかり・・・そんなに大きい子が・・・』
 サラは心底驚いたようだ。
 『旦那の名前はひろし。高校生の頃から付合って、結婚出産。・・・・はぁ、私と正反対だわ。私は独身だし、子供も居ない。何より1人の男に身も心も捧げて満足するなんて信じられない。』

 『ええそうよ。何人もの男に抱かれたわ。長く付き合った男は居ないし、一晩だけの行きずりの男でも良いの。私を満足させてくれる男ならね。』
 
 『ふ~ん、みゆきが浮気? 年を取ってからの男狂いは始末に置けないわ。免疫が無いから色狂いするかもね。あはは、それとも私が出現してこのカラダを使っていた影響が、みゆきの体に残っていたのかなぁ?』

 『良いわよ、私の体験を話してあげようか?』

 サラの話が始まると、ビデオには再現ドラマが映し出された。


【プリムローズ】休載のお知らせ。

 突然では有りますが【プリムローズ】を一時休載いたします。

 ご愛顧を頂いております読者の皆様には大変申し訳御座いません。

 が、作者の力不足により、この小説を今後展開して行く事が今の段階では出来ません。
 OL物として挑戦しましたが、直ぐに気力が続かず、今日まで惰性で書いて来ました。

 実は人妻が堕ちて行く、或いは夫婦が再構築して行く話を書く時ほど【プリム】に情感が湧き起こってこない事を、今までも薄々と自覚していましたが、それが今夜更新した書き掛けの章において、ハッキリと現れてしまいました。

 楽しくないのです、切なくないのです。・・・・オジサンの言葉の端々に『ごっこ』をしている、遊んでいる。詩織の返答に【真似事。この言葉を返事すれば良いんだ。】と言う言わば似非SMごっこをしている。・・・・無理にSMに持って行こうとした報いが表れてしまったのです。

 それでもなぜ更新したのか?  敢えて恥を晒して自戒とする為です。

 今後【プリム】は全面的な見直しで再登場することは有っても、このまま続ける事は有りません。
 もし、お待ちして頂いていたとしたら、申し訳有りませんお詫び申し上げます。

 この小説を書けるようになりましたら、再出発いたします。どうか、ご理解をお願い致します。
 他の小説は続けます。
 新しい話も構想中です。



 本当に恥ずかしく、情けない・・・です。 

 
 

【プリムローズ】(21)

 オジサンの指が遠のいていった。
 その指は私の口の中に挿し込まれた。自分の匂いと味に顔をしかめながら、夢中で指をしゃぶる。
 オジサンが何か呟く。私はそれを聞いて驚き即座に否定した。
 オジサンは、 【詩織はお尻の穴に男を受け入れた事が有るか?】 と聞いて来たのだった。
 そんな背徳的な事する訳がない。
 お尻の穴・・・知識としては知っている。
 肛門セックスに嵌ってしまったら・・・
 【これからお腹の中を綺麗にする。そこに四つん這いになって、お尻を高く掲げて待つていなさい。】
 オジサンは私の返事も聞かずに、浴室に消えた。
 暫くすると洗面器を持ってオジサンが戻って来た。
 オジサンは括り付けの棚からガラス製の筒を取り出した。
 その筒は外側に目盛がプリントされていて、内側が棒状で外に出ている部分の先端が帽子の唾の様に平らな広がりを見せている。
 浣腸器だった。
 【グリセリンでは急激に効き目が表れて苦しむだろう。ぬるま湯にするよ。】
 オジサンの優しさだと思ってホッとした。
 間違いだった。
 洗面器のぬるま湯が2回3回と注入される。
 薬液の様に急激な排泄感は無い代わりに、お腹の膨張感が酷い。
 『く、苦しい・・・オジサン。』
 【我慢しなさい。我慢すると排泄の快感を味わう事が出来る。】
 トイレの無い場所でお腹が痛くなり、探したトイレで排便する時の安堵と解放感は一種の快感には違いない。と、自分でも思う・
 まして、我慢を強制されている。
 『ト、トイレ。お願いトイレに行かせて。』
 10分位我慢しただろうか?
 じわじわと遅い来る便意。お腹が張って痛い。
 【しゃぶって。】
 オジサンがオチン○ンを目の前に突き出す。
 『オジサンを逝かせれば、トイレに行かせてくれるのね?』


【ドルチェ・アマービレ】(36)

 【ホワイトアスパラガスとキャッツアイオイスター、黒トリュフのサバイヨン添え。】

 【メインはシャラン産鴨のフィレ肉のロースト、ブラッドオレンジソース。】

 【デザートは好きなっものを選んで下さい。】

 ここは横浜中央区日本大通りにある『アルテリーベ』ミュージックレストラン。
 教授がネットで予約したお店だ。
 場所は、みなとみらい線日本大通り駅を出てすぐ、神奈川県庁、中華街も横浜スタジアムがすぐ傍だった。
 何より、クラッシックの生演奏を聴きながら食事が出来た。

 【超高級店では有りませんが、良い雰囲気でしょう?】
 今夜のコースは約13,000円のコースだった。ネットで調べたんだけど、教授は2番目に高いコースを選択した。だって、1番高いの1万7千円位するもの、学生には贅沢すぎる。

 でも教授は前にも横浜に連れて来てくれたけど横浜が好きなのかしら?
 『教授は横浜が好きなんですか?良くいらして居るの?』
 【好き?と聞かれれば好きでしょうね。】
 何か物思いに耽っているのだろうか?返答が短い。
 『もしかして、恋人と来たのですか?』
 【・・・・元、ですけどね。昔の事です。】
 教授はワインを一口飲み、話を続けた。
 【綾歌君は私の若い頃の思い出話等聞いても面白くないでしょう。それに・・亡き妻との思い出ですから、余り気分の良いものではないですよ。】
 三船さんが話してくれた奥様の事を、私の前で初めて口にした。
 『いいえ教授。私奥様の事もお聞きしたい。教授のお若い頃のお話も聞きたいです。』
 ワインの酔いに任せて言ってみた。

 【実は・・・妻と知り合ったころ1度だけ横浜に車でデートをしに来た事が有ります。ベイブリッジを渡り、停めた駐車場が山下公園でした。】

 【目の前に観覧車がイルミネーションを輝かせて動いていました。カップルが多くて自然と手を繋いで歩く事が出来ました。周りを窺うとkissしているカップルが・・・これはチャンスだと思いましたね。無数のカップルの甘い雰囲気に充てられて、私達も・・】
 お酒のせいではないだろう?教授の顔が赤い。

 【夜の海に映る観覧車がゆらゆら揺れていてとてもロマンチックな雰囲気でした。が、お腹は正直です。ググゥ、と妻のお腹が鳴って私は思わず噴き出してしまい、ポカリと頭を叩かれました。】

 【中華街に行こうとしたら、8時頃なのにもう殆ど閉まっていて、仕方が無いので別の場所を、そこら中探してやっと見つけたお店で食べたのが、カレーライスでした。】

 【妻は・・・文句ひとつ言わずに、美味しいね、またここで食べようねと、言ってくれました。帰りの車の中で、ベイブリッジで写真を撮りたいと言い出したので、同じように車を止めていた列に習い、写真を何枚も撮りました。高速道路ですから駐停車禁止なのですが、橋のアナウンスを無視して撮って帰りました。・・・詰らない話でしょう?まるで初心な高校生みたいな話ですからね。】
 教授は自分でも可笑しかったのか、クスクス笑っている。
 『教授にも純なお年頃が有ったのですね。・・・良いなぁ、私も同じように恋人とデートしたいなぁ。』
 【夜の山下公園を散歩してみますか?・・・私と。】
 今日のご褒美ですよね教授?


【疑惑のテンポラリーファイル】(16)

 【そんなバカな!・・・みゆきと・・・高校生の時に初体験?・・バカな・・妻とは、結婚が決まってから結ばれた・・・あの時・・・ちゃんと証も・・・そんな・・。】

 年齢退行催眠の初回の報告にひろしを呼び出したマサミは、意外な答えに愕然とした。
 「そんな・・・相手はひろくんと、仰ったのですよ。ご主人の事ですよね。」
 【確かにあの当時から子供が生まれるまでは、ひろくん、と、呼ばれていました。でも、結婚するまで・・幾ら求めても・・許してはもらえなかった・・・。】

 マサミの顔が蒼白になる。自分の診断に重大なミスが有ったとしか言えないからだ。あの時、呼び名が「ひろくん」と言う事で、てっきりご主人に違いないと思い込んでしまい、きちんと聞き取りしなかったからだ。
 【妻は・・・みゆきは・・・最初から俺を・・・騙していたのか?】
 「ご主人・・結論を急ぐのは早計です。・・・記憶が錯綜したのかも知れません。もう少し深く、慎重に事を進めますから。」
 【先生・・・疑惑が本当なのか?真相を知る為なら・・・】

 「ご主人・・・ひろしさん。これからお話しすることはあくまでも可能性の段階です。決して診断の結果に基づいたものではありません。」
 マサミが自分自身持ち得た疑問をひろしに告げ始めた。
 本来なら家族に話す段階ではないが、大事故の後でもあり、ご主人の理解が得られないと今後の治療に障害が発生しかねないと言う理由を付けた上で話し始める。

 「まだ、年齢退行睡眠を1度行ったばかりですし、私もみゆきさんの信頼を勝ち得ていると判断出来ない段階ですが、今私の中で有る1つの仮説が生まれています。その仮説に従うなら、ご主人が持たれている疑惑・・・その疑惑の原因を説明出来るかも知れません。しかし、あくまでも仮説です。間違いの可能性も大きいので、参考程度に聞いて下さい。」
 マサミの説明は歯切れが悪い。ひろしはその歯切れの悪さを逆に信頼すべき内容だと思った。
 
 「ここに、DMS―Ⅳと言う医学書が有ります。私が診断の時に利用する基準です。このマニュアル・・・・The Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders略してDMSと言うのですが、これはアメリカ精神医学会で定義している精神疾患の分類と診断のマニュアルです。Ⅳは改定された第4回目と言う意味です。」
 マサミの説明が続く。

 「1994年に改定されたDMS第4版、この最新版がDSM-Ⅳ―TR【2000年】です。これにも名称が改正されたものが載っています。例えばDissociative Identity Disorder・・・日本語に訳すと解離性同一性障害がそれですが、元の名称をMultiple Personality Disorder・・・・・多分ご存じだと思いますが・・・多重人格障害と言いました。」

 【もしかして先生・・・みゆきは・・・その・・多重人格・・・だと?】

 「そう言い切るだけの判断材料が有りませんので、今はただの仮説です。しかし、ご主人の話を伺って、退行睡眠の時のみゆきさんとご主人の話の中のみゆきさんを無理なく1人の人格に考えると導き出される答えがこれです。」

 「あの催眠の時のみゆきさんは私から見ても、心底嬉しそうに見えました。」
 マサミが言う。

 【良く分からないのですが、小説や映画などのストーリーの中の多重人格者は、例えばジギル博士とハイド氏や超人ハルクなんて言うアメリカTVドラマでも薬物で人格や体形が変わる話が有りますよね。みゆきも何か薬物で?】
 
 「解離とは・・・1人の人間が連続して持っているべき、記憶や意識や知覚が、上手く統一されていない状態の事を指します。」

 「同一性とは・・・人は成長するに従って1つの確固たる人格とそれに対応した記憶がそれぞれ形成されるのですが、それは、時間・場所に関係なく変化しないのですが、自分のカラダ・記憶は自分だけのものであり、いつどこに居ようと変化しない。これを自我同一性と言うのですが・・・」

 「薬物で引き起こされる事を精神疾患とは言いません。そして解離症状は女性の割合が高く、成人女性は成人男性に比べて3~9倍の頻度で診断されます。」

 マサミの説明だと、解離症状が進むと別人格になりお互いの存在を認識せずに居ると言う事だった。
 この症例は昔はアメリカだけの文化依存症候群等とみなされたこともあったようだが、今ではWHOのCD-10、DMSの国際版とも言うべきマニュアルにも記載されている。

 【私には・・・いえ・・ネットで調べてみます。それから出来ましたら逐一治療の、その、あの・・・話した内容を教えて頂きたいのですが・・・】
 「お辛い結果になるかもしれません。よした方が・・。」
 【いえ、どうしても知りたいのです。】
 「解りました」
 やっぱり聞かない方が良いのか?ふと弱気になりましたが、先生には告げませんでした。


【疑惑のテンポラリーファイル】(15)

 「みゆきさんの初恋はいつ?」
1つ2つ質問して答えを引き出した後は、必ず休憩を挟んで心を弛緩させる。心の弛緩は比喩だから正確な表現ではない。
10分ほど休憩しヒーリング音楽を聞かせた。
ゆったりとした表情が見て取れたと、確認してから再度催眠治療に入る。
『中学性の時です。』
「同級生ですか?」
普通の会話に近い遣り取り。ごく自然に話せるようになっていた。
 『あの・・主人です。』
 「まあ、素敵ですねみゆきさん。」
 そろそろ、言い難いことを聞いて見ることにした。もう大丈夫だと思う。
 「もしかして、みゆきさんの初体験は中学生の時かしら?」
 『いいえ・・・・そんなことしません。』
 「じゃあ、高校生の時?」
 みゆきは口ごもり答えようとしない。
 「恥ずかしい事じゃないわ。私も高校生の時ですよ。」
 『・・・・・』

 『・・・・・ハイ・・・』
 数分の間をおいて小さな声で答えた。
 「ご主人とね。そうでしょう?」
 『ハイ・・・』
 「初体験の相手と添い遂げるなんて、ステキな事だわ。みゆきさん幸せですね。」
 『恥ずかしい・・・・ええ・・・』
 ここらで1度ハッピーな思い出を追体験して貰おう。そうすればエッチな事を聞いても次から抵抗が少なくなる。
 「羨ましいわみゆきさん。素敵な思い出をもう一度思い返してみましょうよ。さあ・・・・目を閉じて・・・呼吸を楽に・・・・そう・・・吐いて・・・吸ってぇ・・・大きく吐いて。そう、そうよ。・・・・吸って・・・ゆっくり呼吸しましょう。・・・勿論何時ものように体を前後に揺すり徐々にトランス状態へと導く。
 囁くように耳元で呟く。
 「あなたの一生に一度の大切な思い出ですよ。とても幸せで悦びに満ちた時間へと遡りましょうね。閉じた瞼の裏にハッキリと思い出が浮かんで来ましたね。・・・・・ひろしさんがあなたの前に居ます。・・・・見えますよね。」
 みゆきが顔を赤らめ小さく頷く。
 「嬉しい時間は恥ずかしい事では無いでしょう?とても素敵な思い出ですものね。ひろしさんが、みゆきさんの肩に手を置いています。・・・・その手がみゆきさんの胸に当てられています。」
 『あぁぁ・・・恥ずかしい・・・ひろくん・・・ダメ・・・恥ずかしい。・・・』

 『いやん・・・だめぇ・・オッパイ見ないでぇ・・恥ずかしい・・・』

 『あん・・・あん・・・あん。・・・熱い・・・カラダが・・・あぁん。・・・ダメ・・舐めちゃいやぁ。あぅん・・あん・・・あん・・熱い、熱いのぉ・・・おかしくなっちゃう。あぁ・・あん・・・』
 
『ダメェ・・見ないでぇ・・・そこダメェ・・・恥ずかしいよぉ・・・あぁ・・ひろ・・くん・・あん・・好き・・ひろくん・・好き・・・あぁん。』

 『あぁん・・・みゆきも・・・好き。・・・うん。・・・ひろくん。・・・オネガイ・・優しく・・・して。』

 『はぁはぁはぁ・・・ああん・・・ダメだよぉ・・・そこ・・汚れているから・・あぁん。恥ずかしい・・恥ずかしい。・・』

 『・・・やっぱり怖い・・・あぅん・・・はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・』

 『うっ・・・くぅ・・・あぁ・・・つぅ・・・ううん。・・・だい・・じょう・・ぶ。』
 みゆきの目から一筋の涙が頬を伝って流れる。 顔は赤いが、幸せそうな涙顔だ。

 『・・あぁ・・ひろ・・・くん。・・・・ひろくん・・ひろくん・・うれしい・・ひろくん・・・あぁ・・あぅん・・・少し痛い。・・・お願い・・少しだけ・・このままじっとしていて・・・・』

 『ひろ・・・くん、いいよ・・・動いても・・・いいよ。・・・うぅん。・・男の人は・・・我慢できないよね。・・・みゆきは・・・大丈夫だから。・・・あぁ・・あん・・あん・・あん。あぁ・・・』

 みゆきの顔は幾分歪んでいた。呼吸も少し荒い。カラダが小刻みに揺れる。

 『あぁん・・・ひろくん。・・・熱い、熱い・・・・あぁ・・激しすぎるぅ・・・壊れちゃう・・やさしく・・・もっと優しく・・・ね。』

 『はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・ひろくん・・・アリガトウ・・・みゆき・・ひろくんの事、ダイスキ☆・・・何時かお嫁さんにしてね。』

 みゆきさんを見ると疲れたのかスヤスヤと眠りに就いていた。

 こんな幸せな顔で眠りに付いたみゆきさんが、不倫などするのだろうか?ご主人の疑心難儀が生んだ妄想では無いのだろうか?
 マサミはもう少し時を進める事を改めて決心した。


【プリムローズ】(20)

 『・・・・して・・・・ください。・・・・』
 小さな声。
 【聞こえないなぁ。】
 『もっと・・・強く・・摘んで下さい。・・・乳首を苛めて下さい。』
 オジサンは嬉しそうに頷くと、私から離れ、壁際の造り付けの棚から有るものを取りだす。
 鞭・・・どこかで見た事の有る物。
 それは乗馬用の鞭。短い1本棒で握りが少し太く棒の先に小さな平たい面が付くモノ。
 以前見たバラ鞭より大人しい作りに見える。
 私はホッとした。バラ鞭の禍々しさが無いせいで、大した痛みが無いと思い込んだのだ。
 甘かった。
 軽く振り下ろされた鞭は唸り、強烈な痛みが乳首から脳天まで走り、蹲ってしまう。
 その姿勢のまま背中に打ち下ろされる。
 『ギャァ・・ヒック、ヒック。』
 悲鳴と涙をオジサンに見せる。 
 背中にはミミズ腫れがクッキリと浮かんでいる。
 痛くて、痛くて、涙が止まらない。鞭がこれ程痛い物だとは想像も出来なかった。バラ鞭が子供の玩具に思える。
 『ひっ、ぎゃぁぁぁ。』
 もう1発。今度はお尻に食らう。
 背中がヒリヒリ痛み、お尻が焼けた様にジンジンする。
 『ヤメテ、お願い止めて下さい。痛い痛いの。』
 私は3発の鞭打ちで音を上げた。
【まだだ、もう少し我慢しなさい。もう直ぐ痛みに慣れる。】
 『ヤダヤダ、オジサン止めて。』
 『痛い、痛いよぉ・・・あぅぅ・・。』
 更にお尻を叩かれる。
 激痛が過ぎるとお尻の感覚が無くなっていた。脳内麻薬の効果が発揮されたのだろう。
 自分の身を守るために、分泌された脳内麻薬によって。
 『あぅん。あぁ。あう。』
 オジサンが優しいタッチでオマ○コを弄くりだした。
 『ああん。ああん。あぅ。そこダメェ。』
 詩織の花唇が左右に開かれ全てを見られる。
 包皮に包まれた陰核、その下の小さな尿道口、いつの間にか蜜を湛えている祕口・・全てがオジサンの目に晒されている。
 今夜が初めてではないのに、あからさまに見られると恥ずかしくて、顔が真っ赤になる。
 オジサンの息を陰核に感じた。
 お鼻を押し付けられて、舌先で祕口を舐められる。
 『あふ~ん。』
 甘い声が漏れる。
 脳内麻薬が分泌された状態でオマ○コを弄くられて、その快感に気が狂いそうになる。
 忘れられそうもない。
 この快感を得られるなら、鞭で打たれても良い。鞭で打たれたい。もっと打って、もっと虐めて。
 脳内麻薬は習慣性が無いはずなのに、止められそうもない気がした。
 人差指で陰核の包皮を捲られ小さな真珠が剥き出しにされた。
 優しく舌先で刺激されるものと思っていたのに、いきなり強く吸われる。
 『あひぃ・・イイ・・・うぅ・・そんな・・激しすぎ・・・る。』
 オジサンの口の中で陰核がぷっくり膨らんでいるのを意識する。
 歯で刺激され、真珠が一層硬くなる。
 オジサンの顔半分は私の愛液でベタベタに汚れきっていた。
 にゅるん、そんな音が聞こえた気がした。オジサンが指を祕口に挿し込んだ。
 オマ○コの入り口からスグの所、関節1個か2個分の所の上側を指の腹で擦りだす。
 少し盛り上がり、ザラついた肉壁。そのポイントをワザと無視して奥まで入れてきた。
 指を掻き回すように動かし私の反応を愉しんでいる。
 グチュグチュいやらしい音が私を追い込む。
 祕肉が勝手に蠢き、オジサンの指を食い締めようとする。
 私の指より太くてゴツゴツしたオジサンの指。
 この指が私の膣中にある。耐え難い痛みが嘘のように甘い。
 やがてこのカラダは、オジサン好みのカラダに変わって行くのだろうか?
 そんな予感が膣中から全身に小波のように拡がって行く。


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プロフィール

HIRO(S)

Author:HIRO(S)
HN:HIRO(S)
年齢:秘密
性別:秘密
地域:関東地方
動機:gooで削除されたので。
一応フィクションとしてますが、ナイショ
写真は・・・・いけないんだぁ

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