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【プリムローズ】(4)

 【オジサンには妻が居る。詩織君を抱けない。】
 『どうして?・・・オジサンのおちん○ん大きくなっているわ。オジサンも興奮しているんでしょう。』
 【でも・・妻を裏切るわけには・・】
 オジサンの言葉とは裏腹に、おちん○んは硬く勃起し、張り裂けそうになっている。
 それでもオジサンは何回も断る。
 なんだか、自分の女の魅力を否定された気がして意地になる。
 このままオジサンを解放する気になれない。さっきはオジサンの迫力にちょっとビビッたが、オジサンのカラダの反応に気を良くして責めてみる。
 『オジサン、我慢はカラダに良くないわよ。ねえ、私が欲しいって、お願いしているの。オジサンに迷惑掛けないから、抱いて下さい。』
 どう?オジサン、これでも拒める?
 【それでも・・・出来ない。】
 ふ~ん、若い子にこれだけ言われても出来ないの?
 ほら、こうやっておちん○ん擦ってあげたらどう?・・ほら、先っぽから、お汁がこんなに出ているよ。
 【だめだ・・駄目なんだ。頼むから・・妻を裏切らせないでくれ。】
 どうしてそんなに依怙地なの? 奥さんを愛しているから? 奥さんが怖いから?
 ね、黙っていたら判らないよきっと。・・・オジサン・・私さっきから・・本気で、濡らしちゃっているの。陣笠に比べてオジサン素敵だもの。こんなに我慢できるなんて。
 どうしても、オジサンに抱いてもらわないと気が済まない。なんて言えばいいの?
 私・・我慢できない。オジサン、さっきから私が股と股擦り合わせているの知っているでしょう。膝の方まで蜜が流れているよ。ねえったら、ねえ。
 『オジサン・・、何で駄目なの、理由を教えてよ。』
 聞きたい。聞きたい。
 【詩織君は素敵だよ、別の時だったらオジサンも我慢出来ないよ。だけど駄目なんだ。
 妻が・・・妻が・・乳癌かもしれない。明日検査結果が判る。そんな時に、詩織君を抱くなんて・・・出来るわけが無い。妻の傍に居てあげたい。だから離してくれ。】
 そ・・そんな。
 『乳ガン?』
 【マンモグラフィーにエコー,半年毎に検査している。前は1年に1回で済んだのに。】
 『今回は、細胞を取った検査もしている。』
 これ以上オジサンを責めたら、自分を嫌いになる。女性にとって乳癌の怖さは特別だ。最新の医学によって、早期発見早期治療をすれば治る。と言われていても、乳房が無くなるかもしれない恐怖は、頭に焼き付いている。
 『オジサン、ごめんね。・・・』
 私はオジサンから離れて、床に座り込んだ。自分が嫌で嫌で堪らなかった。オジサンに助けられて、オジサンを困らせて、ド~ンと落ち込んでしまう。涙を浮かべていたのかもしれない。
 【詩織君・・・今日は家に帰らない方が安全だろう?明日警察に行くまでオジサンの家で休むと良い。妻の手料理でも食べて元気出してくれるかな?】
 どこまで人がいいんだろう?オジサンの行為に甘えてしまう。
 オジサンの家のドアの前で、さすがに緊張してしまう。
 誘惑した人の奥さんに会うのだも、緊張するのも当然よ、エッチしていないから堂々と逢えばいい、頭では判っていても膝が震える。
 【ただいま、お客さんだよ。お~い、かあさん。】
 『お帰りなさい。お父さん遅かったですね。あら、お客様?』
 【ああ、かあさん、説明すると長い話だから、とにかく中で。】
 『まあまあ、ごめんなさい。私とした事が・・どうぞお上がり下さい。お父さんお食事は?』
 【二人ともまだだ。かあさん何か頼むよ。】
 目の前のテーブルに料理が並び、湯気の出ている御飯茶碗が手渡される。
 遠慮すりのも失礼だしぃ・・・『イタダキま~す。わぁ!美味しい!』
 思わず出た歓声に、奥様がニコニコしている。オジサンの頬に付いたゴハン粒をさりげなく取って自分の口へ持って行くのも見ていて微笑ましい。
 あ~良いなぁ・・・・こう言う夫婦になりたいなぁ。
 【と、云う訳なんだよ。だから、かあさん。泊めてあげたいんだけど。】
 『はいはい、詩織さんと仰ったかしら、大変な目に有ったのね。無事でよかったわ。うちの人とホテルにいて、よく無事で・・・』
 【おい、かあさん!】
 『ははは・・・』
 私は苦笑いをするだけだったが、奥様の屈託のない笑いにつられて大笑いしてしまった。
 でも、オジサンがラブホの事まで話すとは正直思わなかったので,焦った。
 普通言わないわよ、どんな誤解受けるかもしれないのに・・
 このご夫婦には隠し事が無いのね。

 『詩織さん、
ちょっと良いかしら?」
 オジサンがお風呂に入りにいった後、奥様に呼ばれた。
 いよいよ来たか・・・私は、身構えた。いくら信頼していても、疑うわよねぇ。
 『主人と昼食仲間だと聞いていました。初めて会った気がしないわ。あなたにお願いが有るんです。』
 「はい・・・何でしょうか。」会うなと言う事だろうなぁ・・・
 『うちの人から、私の病気の事来ていますよね』
 「はい、今日教えて頂きました。明日結果が判るそうですね。何でも無ければ良いのですが。」
 『詣でているの。』 「え?」
 驚いている詩織に。
 「うちの人には黙っていてね。ガンは初期だそうです。適切に処置すれば治るそうなの。」
 「わー、良かった。」
 『でもね、私の場合乳房温存法でレーザー治療と抗癌剤を併用するの。その間詩織さんにあの人の事をお願いしたいの。初めて会った方にお願いする事ではないと思うけど、あなたなら・・・』
 『詩織さん、あなたうちの人をどう思っているのかしら。』
 奥様の目は笑っていなかった。縋るような眼で私を見ている、どうして?
 『あなたの目を見ていると女の勘が働くの。あなたあの人のこと憎くは思っていない、そうでしょう。』
 どうしよう・・・奥様の目をじっと見てしまう。正直に答えて、と目が言う。
 「オジサンの事・・・奥様に会うまでは、好意は持っていました。でも、奥様とオジサンの会話を聴いていると、オジサンの事・・・欲しくなりました。私もこんな夫婦になりたい、憧れます。オジサンとなら私もなれる気がします。それまで好意ではあっても、好き。ではなかったのに、今判りました、私はオジサンが好きです。」
 大胆な告白、奥様に話していた。
 『ありがとう、うちの人も喜ぶわ。詩織さんにお願いするのは、私にもしもの事が有ったらあの人の事を頼みたいと思って、あの人と・・・男女の仲になって下さいね。』
 「え、え~?」
 『深い仲になって、なんて妻が言う事じゃないわよね。でも、あの人に幸せになって欲しいの。できれば直ぐにでも、あの人のお女になって。・・・』
 「奥様???・・・」
 『非常識だと重々思っています、。でもあの人がさっき教えてくれました。お前の病気が無ければ、あのまま詩織さんを抱きしめて、自分の女にしたかったよって、妬けるわ。』
 あっちゃ~・・そこまで話していたの?
 『詩織さんん。私はあの人を今でも愛しています。愛しているから、こんな事頼むのです。私をずっと見てもらいたい、ずっと抱いていてほしい。その気持ちは若い頃から変わらずにいます。でも、あの人も男・・・オスなの、若く健康的な女・・メスを欲しがるオスなの。意味がわかるかしら?』
 「ええ、奥様・・・私もメスです。強く逞しいオス、優しいオスの遺伝子を残したい、たとえ奥様が居ても、オジサンに抱かれたい。そう思います。でも、それは思うだけで実行に移す気はありません。奥様のような伴侶がいらっしゃるんですもの、横から奪う気にはなりません。」
 正直に話した。二人の会話は世間の常識から外れている。自覚している。
 『詩織さんにその気が有れば妻公認の・・私が認めるミストレス・・いずれ本当の妻に成って欲しいの。』
 「女王様?」
 『いいえ違うわ、女主人と言う意味の方が相応しいかしら。自立した女性・・男に依存しない女性・・自分の意志で男に抱かれ・・気が乗らなければ男を気にも留めずにいられる。口に出して言うのは難しいかも。英語にも女言葉として有る位だから、貴族の女性が
裕福な階級の女性に付けられた称号だったのかも知れないわ。ね、詩織さん。私本当はあの人に別の女性を愛して欲しくはないわ。でもね、あの人の欲求に応えられないかもしれない。夫婦はそれだけでは無いけど、セックスも大事よ。だから、私がセックスに応えられない場合、詩織さんにお願いしたいの。そして私が居なくなったら、あの人の妻になって頂きたいの。虫が良すぎると思うでしょう、でも今のうちに、私が納得できる女性に話しておきたかったの。嫌なら嫌でいいの。』
 『オジサンを好きになっても良いのね。オジサンに抱かれても。オジサンの子を生むかもしれない。それでも奥様は耐えられますか?奥様のいる部屋の隣で私が抱かれる事が有っても、いいえ、目の前で抱かれても、耐えられますか?』
 奥様の事が好きになりかけている、その奥様を悲しませる事は出来ない。だからわざと辛い事を云うの、ね、否定して奥様。
 『大丈夫よ、あの人のためですもの。あの人が喜んでくれるなら私はそれで満足なの。』
 奥様の愛情は私には理解出来ないところが有る。
 こう言うのも面白いかも・・・男に依存しない生活、それでも愛する男に抱かれる。
 夫婦とは違う、妾ともちがう、愛人ほど影のない関係。
 「判りました、奥様の申し出受けます。」


【ドルチェ・アマービレ】(4)PageTopリクエストを頂きました。

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