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クロウエア・エクサラダ【27】

 健一と一郎が対峙するように、座っている。
 健一の隣には香織が、不安な面持ちを必死に隠しながら寄り添うように座る。
 早智子は受け取った子をあやしながら、一郎の隣で、事の推移を見守っていた。
 健一と一郎は、暫くお互いを睨みつけるようにじっと押し黙ったまま、口を開かない。
 香織はその様子を窺い、更に不安が増し落ち着かない。
 早智子は、そんな香織を労わるように見る。
 【一郎さん、香織の事・・・色々有難うございました。今まで、香織は一郎さんの所でお世話になっていたのですか?】
 健一が口を開く。その言葉には、自分の言う事が既定の事実だと思っている、事を示している。
 健一は、あれからずっと香織が独りでいたとは思っていなかった。誰かに頼るしかない・・それなら頼るのは一郎に他ならないと思っている。
 香織は健一の質問に込められた意味を悟り。俯いてしまう。
 「そうだよ、健一君。香織さんは私が預かっていた。」
 少しは否定するか、そう思い身構えていた健一はフッと肩の力を抜いた。
 【そうですか・・・1年もの間、済みませんでした。・・・・香織。】
 健一の言葉には抑揚が無く、香織を更に不安にした。そして、質問が自分に向けられると悟り、緊張して腕に力が入る。
 【香織・・この1年どう過ごしていたんだい?お二人も要ることだし、包み隠さず教えて欲しい。僕は・・・4か月ほど入院していた。胃潰瘍でね。君は息災だった?】
 初めて知る事実に、健一を除く3人は驚愕した。
 特に香織は大きなショックを受け、号泣してしまう。
 香織の泣き声に驚いた子供も一緒になって泣き叫ぶ。
 つかの間、リビングは喧騒に包まれ収拾がつかなかった。早智子が子供を抱きかかえリビングを出て廊下であやしている。
 香織は健一の胸に縋り、駄々を捏ねるように両手で軽く健一を叩く。
 『あなた!健一さん、どうして知らせてくれなかったの?』
 健一は苦笑しながら答える。
 【香織・・に教えたら、結論を付ける前に呼び出すようなものだし、多分受信拒否していたのじゃないかな?】
 確かに、受信拒否を設定していた。それを言われると何も言えなくなる。でも、
 『あなたが大変な時に傍にいられなかった私を許して下さい。』
 『この1年あなたが隣に居ないことを、余り不自然に感じていなかったのも事実です。
でも、それでも、病気のあなたを放って置いた負い目を感じています。』
 【そうだろうなぁ・・さっき、君が言っていた「あなたが1番好き。」と言う言葉にそれが表れているよ。】
 『え?』
 【1番好きと言う事は、2番目も3番目の好きな人が居ると言う事だからね。本当に僕が好きなら「あなただけ。」と言うはずだろう。やっぱり君は一郎さんの事が好きなんだ。それなら、無理に戻って来る必要は無かったのに・・それこそ電話で充分だったよ。】
 話が意外な方へ向いてしまったのを、一郎も早智子も驚き、口を挟もうと身を乗り出したが、健一に止められ、出鼻を挫かれてしまった。
 【このマンションはね、もう売りに出すことに決めていたんだ。僕にも好きな人が出来て、その人と新たな土地で出直す事になっていた。今更香織に戻られても困った事になったんだけど、これで解決したね。一つだけ香織と一郎さんの子供の事だけがずっと心のわだかまりになっていたのが、すっきりした事が今夜の収穫だな。】
 香織の顔は今や蒼ざめていた。
 さっきは、強がりで素直に謝れず、憎まれ口を利いたが、その見返りが、健一からの別離の答えだとは予想すら出来なかった。
 あんな事を言っても、健一は許してくれると軽く考えていた、いや、自分以外の女に心を奪われる事などあり得ない事と、考えてもいなかった。健一は前に寝取られのマゾ趣向があると言っていたから、それに乗り、苛めてやろうと考えただけなのに・・・
 『その・・女性は誰?』
 精一杯平然とした素振りで聞く。
 【それは香織には関係ない話だろう・これに印鑑を押してくれればこのマンションはあげる。】
 離婚届、そこには既に健一の名が書き込まれ押印されていた。
 香織の強がりもそこが限界だった。
 『嫌よ!絶対別れないわ。健一・・どうしてなの?私を愛しているんでしょう?あんな事までさせて、そこからはみ出してしまった私を許せなかったの?どうしてよ。なんで健一と別れなければイケないの?一郎さんと不倫したのも健一が企んだ事でしょう?私が悪いの?まんまと抱かれ続けたから?心を奪われそうになったから?そうなのね・・それが気に入らないのね。許せないのね。・・・このバカッ・・どうして判らないのよ。私がもうそんな事二度としないと、どうして信じてくれないの?バカッ、バカッ・・・いやだよ。健一・・別れたくないよ、何でもするから、何でも言われたとおりにするから、別れないで、お願いだから。香織を許して、捨てないで!』
 半狂乱になりながら叫ぶ香織に。
 【初めてだな、香織が僕の前で感情を剥き出しにするの。・・・本当に何でもするの?何でも言う事を聞くの?ならば、別れてくれ。】
 『やだやだやだ、絶対嫌だ。別れるくらいなら、ここから飛び降りて死んでやるもん。あなたが好きなの、愛しているの。他の人に抱かれたけど、やっぱり健一が良いもん。健一じゃなければダメだってやっと気が付いたんだもの。だから・・この1年長崎で修道院に入って懺悔していたんだもん。1度入ったら1年間は出られないのよ。嘘じゃないわ。信じて健一。見てこの背中、懺悔のために自分で鞭打ったのよ。あなたを裏切った罰を受けていたの。一郎さんとも早智子さんとも、ここに着いてから偶然会っただけだもん。悪戯したのも謝るから、ねえ、許して。』
 香織の背中には確かに鞭打ちで何度も何度も皮が破れ、破れては治った跡が無数にあった。【・・・じゃあ、今すぐ全部脱いでそこに立てよ。】
 健一が指定したのはリビングのテーブルの上であった。
 香織はチラリと健一の様子を窺い、抵抗しても無駄だと悟った。
 しかし一郎と早智子の前で全裸になるのはやはり恥ずかしく、モジモジしながら躊躇っている。
 バシッ! いきなり、頬にビンタを浴びた。
 健一の手形が付く位強い衝撃だった。香織はバランスを崩すし倒れ込む。
 一郎と早智子が腰を浮かせ、駆け寄ろうとする。
 その二人を制したのは香織だった。
 『来ないで。・・ゴメンなさい健一さん。直ぐに脱ぎます。』
 立ち上がると片手で頬を擦りながら、香織がテーブルの上に立つ。
 躊躇いながらも、香織は上着を脱ぎ、スカートを足元に落とす。
 背中に廻した手でホックを外し、これも片手でカップを押さえながら肩紐を外し、片手で胸を隠し、ブラジャーを床に落とす。
 健一は何も言わず、香織の動きを見ている。一郎も早智子も今やソファーに座りなおし、黙って二人を見ている。
 香織は片手でショーツの腰ゴムに指を掛け少しづつズリ下げ、陰毛が見えそうな所で一度手を止めた。
 香織は大きく息を吸い込むと、胸から手を外し、両手でショーツを一気に降ろし、片足づつ足を抜き取る。
 香織は紅いままの頬を染め、陰毛を手のひらで、胸を腕でカバーし、健一の目から隠して立っている、
 それでも健一は何も言わず香織の後ろに回り、大きく手を振り被った。
 ビシッ、バシッ!
 香織の左右の尻肉が揺れている。
 『ヒィ・・』
 『あぁ、ゴメンなさい、手をどけます。・・これで良いですか健一さん。』
 健一はまだ何も言わない。目だけで香織を操る。
 おずおずとそろえた脚を少し離す。
 健一の目の前に、香織のオマ○コからはみ出た肉のビラビラと僅かに頭を覗かせたクリトリスが披露された。
 香織の目は潤み、カラダが小刻みに揺れている。 蛍光灯の明かりに光る物が香織の股間に現れてきた。
 肉のあわい目に滲むそれは、香織の淫らな汁だった。
 これまでに、2度、一郎と健一にサディスティックな事をされた事が有ったが、その時の事が思い出され、カラダが熱く火照る。
 修道院で自分で鞭打った事も同じ位思い出していた。
 (あぁ、これは・・・この感覚は・・・求めていたもの・・なの?)
 健一の右手が伸び、香織の左胸を形が変わるほど強く握りつぶす。
 『あぁ、痛い・・』
 同じ手で今度は乳首を掴むと限界まで引っ張る。
 『ひぃ・・痛い・・痛い。やめて・・止めて下さい。』
 健一は掴んだ手の反対の手を振りかざし、叩きつけるように香織の乳房を痛めつける。
 『ぎゃぁぁぁ。』
 香織の悲鳴が部屋中に鳴り響き、早智子が思わず首を縮める。
 つぶされた乳房、引っ張られた乳首、撃たれた胸に激痛が走り、香織の顔が歪む。
 激痛が収まり疼痛に変わる頃に、香織は有る事に気が付いた。
 ジーンとした痛みが疼きに変わり、いつしか甘い痛みが香織にもたらされた。
 『はぁん・・健一・・・さま。・・』
 反対側の乳房も同じ様にされた。激痛が甘い痛み、疼きに変わる。
 香織のオマ○コから滲みだしていた淫らな汁は、いまや一筋の流れに変わり内股を濡らしていた。
 健一の手が香織の股間に延び、指先に陰毛を絡めると、纏めて数本思いっきり、下に向けて引っ張った。
 ブチっ、と言う音が聞こえた。見ると健一の指に黒々とした陰毛が絡め取られていた。
 『ひぃ、あぁ』
 下腹に痛みが走り香織の眼尻から涙が毀れる。 健一は再度、指を絡め、引く真似をした。
 香織が恐怖に顔を強張らせ、腰を引いてしまう。
 【動くな。】健一が初めて声を出した。
 香織はその声に縛られ、動きを止め、カラダを硬くする。
 【香織・・・おまえは僕のなんだ?】妙な質問だった、香織はあなたの妻です。と答えようとして不意に気が付いた。
 健一が何を求めているのか、どう答えればいいのかも香織には判ってしまう。
 健一の変化を確信した。それまで健一は寝取られのマゾ夫だと、想っていたし、事実1年前までそうだった。一郎さんに寝取らせようと画策していた程だから。
 所が、今の健一はそれが嘘だったと思うほど変わっている。
 香織にとってそれは嬉しい変化だった。香織はこの1年自分で自分を鞭打ちながら、何を健一に求め、何が自分に必要なのか深く考えて来た。
 その答えが目の前の健一によって導き出された。最早躊躇う事は許されない。そんな強迫観念が香織の身内に沸々と湧き上がる。
 『けんいち・・様・・・ご主人様ぁ・・ぶって・・ぶって下さい。悪い事をした香織を気の済むようにして下さい。』
 それは香織の本心だった。自分の迷いに決別し、夫・・ご主人様に可愛がって頂くためには罪を償わなければならないと本気で考えていた。
 肉体の苦痛はやがて引いて行くが、心の痛みは日に日に大きくなって行く。
 その二人の姿を、離れた所から一郎と早智子が見ている。
 『ふぅ・・・香織さんやっと心を開いたようね。』
 早智子がやれやれと言いたげに呟く。そのつぶやきを受けて一郎が答えた。
 「これで、二人はより強い絆で結ばれるだろう。」
 『本当、これでまだグズグズしていたら、カラダを張った甲斐が無いもの。』
 「今回は君が大変だったね。ご苦労さま。まだ痛むか?」
 一郎が早智子を気 遣う。
 『健一さんの責め、近頃では凄くキツイのよ。カラダがバラバラになるかと思う位なの、何度も何度も焦らされ蛇の生殺し状態が延々と続くの。その上で鞭打ちでしょう、もう堪らなかったわ。もう逝かせて、なんて何回叫んだのか分からなくなる。あの人丸っきり変わったわ。マゾからサドにね。でもそう言うこと有るのかしら?』
 「そうだなぁ・・・有るんじゃない。SもMも同じ様なものさ。裏返しになったと言う事なんだろう。」
 こんな会話が交わされているとも知らずに、香織は満ち足りた、うっとりした顔で健一、ご主人様の一挙手一投足を飽かずに眺め、施される責めに、悲鳴と嬌声を交互に上げている。
 香織の尻は赤く腫れ、座るのも困難な程だった。それでも立っている健一ににじり寄り、雄々しくなったモノを捧げ持つようにして、唇を寄せて行く。
 最初は啄ばむようにキスをし、鬼頭の形を確かめるように先だけを銜え、口中で舌を動かしている。
 『ふぅん・・はむ・・・』
 一度唇を離し、再度これから自分を支配するモノを見詰めた。
 自分を睨みつけるように鬼頭の真ん中で口を開きかけている鈴口から、苦く甘い液を指先で辺りに塗り拡げ一気に根元まで銜えた。


少しだけハードに。PageTopもしかしたら・・

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