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【ドルチェ・アマービレ】(10)

 「あのぉ、玲子さん。そのぉ、あのー私をベッドへ運んでくれたのは?・・・」
 全裸でお風呂場に倒れた筈、恥ずかしいが聞いておかねば。思い切って質問した。あの場合多分教授だと思うけど、念のため。
 『ああ、それなら運んだのは千夏よ。私と教授は露天風呂の方へ移動していたの。そうしたら千夏が・・いくら私でも、これ以上は言えないわ。あんな・・いいえなんでも無いわ。気にしないで。』
 そんなぁ、思いっ切り気になるんですけど。大体何で千夏先輩がお風呂に居るんです?
玲子さんと教授は何をしていたの?
 だんだん不安になる。どんな醜態を曝してしまったのか?朝になって千夏先輩と顔を合わせられるのだろうか?
 『綾歌、朝食はベーコンエッグにアメリカンコーヒーをお願いね。判っているでしょうけど、ベーコンはカリカリにね。卵はベーコンの脂をスプーンで掬って掛けながら作る事、ちゃんと半熟にしてね。コーヒーは浅炒りで。教授にも同じものをお願い。千夏は日本食じゃないとダメなの。必ず納豆は付けてね。』
 あぁ、本当に給食当番なんだわ。別々に作るの大変なんですけど・・
 『それから、ふふっ。あのね朝食が終わって一息ついたら、発声するでしょう?今日からは代りに3キロのマラソンね。2日おきに1キロずつ増やすわよ。最終日で10キロ。普段インドアで運動なんか余りしていないでしょう?お腹から声を出すのに体力もいるのよ。あ、もちろん腹筋もね、目標300回!にしようか、どうする綾歌?』
 そんなぁ・・運動苦手なのにぃ・・・玲子さんの言う地獄の特訓ってこれなの~!
 「あのう・・出来れば全部無しで・・」
 『あ・や・か、教授の決めたメニューよ。これ1番楽なのよ。私は本当に42.195キロ走らされたわ。今回教授が随分綾歌に優しいのは、多分食事当番だからよ。あなたが倒れると食生活が貧しくなるのが確実ですもの。担当はマラソンが千夏、腹筋は教授がするからその積りで居てね。特に教授は特別レッスンを兼ねているから、格好も私がそのつど指示するから、必ず従うのよ。』
 玲子さんの顔が凄く淫靡に見えたのは錯覚だと良いのだけれど、あぁ背中がゾクゾクしてきた。
 
 早朝、4時に起こされ食事の支度を済ませ、男の人達を起こすように玲子さんに指示される。まず、千夏先輩の部屋に赴きドアをノックするが反応が無い。
 『何をしているの綾歌、さっさと中へ入って起こしなさい。』
 「先輩、入りますよぉ・・・何で私が男の人の部屋に入るのよぉ・・」
 『綾歌!・・・ブチブチ文句を垂れないの。』
 「はぁ~い。」
 仕方なく心の中で毒づきながら部屋に足を踏み入れる。
 ドキドキしながらベッドの傍に近寄る。あれ?・・・タオルケットの一部分だけが盛り上がっている。
 こ、これが・・噂に聞く・・・・・立ち・・・キャッ、言えない。
 見ないようにして先輩に声を掛ける。
 「千夏先輩、先輩起きて。・・・お~い。・・・お~いちなつぅ。起きろ!皮肉屋。」
 寝がえりを打った先輩がこちらを向く。一緒に体に巻きついたタオルケットがハラリと堕ちる。
 「ギィヤァァァ!」
 悲鳴を聞きつけて玲子さんが慌てて入ってくる。
 『どうしたの!綾歌。・・・・何よぉ・・・たかが、千夏のオチン○ンが見えた位で。そんなに悲鳴をあげないでよぉ・・・まったく・・千夏も千夏よ裸で寝ているなんて、まぁ、可愛いぃ・・』
 男の人の・・男の人の・・モノ・・大きくなった・・モノ・・・心臓が早鐘を打っている。
 れ、玲子さん・・可愛いって・・・何が?可愛いの?・・・お父さんのだって・・大きくなったところ・・見たこと無いのにぃぃ・・・・あぁ・・お嫁にいけない・・あ、でも私も教授に見られているし、触られている・・・その時からお嫁に行けないのかぁ・・なんだ、今更じゃん。そうとなれば・・もっと良く見ておこう。
 視線を戻そうとしたとき、千夏先輩と目が合ってしまった。
 咄嗟に目を逸らそうと向けた先が・・千夏先輩のモノ・・ピクンと動いたそれは青筋立てたソーセージ・・あぁ・・当分食べられないよぉ・・・思い出しちゃう。
 『綾歌・・綾歌・・あ・や・かぁ!・・いつまで見とれているの!、教授を起こして!』
 その声で我に返り、脱兎の如く部屋を飛び出した。
 「はぁ~・・・あぁ、恥ずかしい・・でも・・これで昨夜のお風呂場のお返しよね。私も見られたんだもの。・・おあいこよぉ・・」
 必死に自分に言い聞かせた。そうでも思わなければおかしくなりそうだった。おかしくなるのは頭では無くカラダの方だけど・・・さっきから、ショーツが湿っぽく感じる。あのままあの部屋にいたらどうなっていたのか・・・自分が淫らになってしまいそうで怖かった。
 深呼吸して教授の部屋のドアをノックする。
 「教授、綾歌です。朝食が出来ました。起きて下さい。」
 う・・教授も起きて来ない。恐る恐る。部屋に入って行く。
 教授はタオルケットをはだけたまま寝ていた。仰向けで寝ている教授の下半身に目がいってしまう。
 「あれぇ?立っていない・・・どうしてかなぁ・・ええと、男の人は朝・・アソコに血が流れ込んで、ちょっとの刺激で大きくなる・・だっけ?・・・教授・・ごめんなさい。ちょっとだけ・・・」
 私はそーっと教授の股間に手を伸ばした。こんな事自分からするなんて、考えもしなかった。今朝は、いいえ昨夜からずっとおかしかった。玲子さんのカラダから漂う匂い・・グリーンティの香りの後ろから匂う男の香り・・教授の体臭がした。
 ベッドで眠ろうとしていて悶々として眠れず、服の上から股間を刺激していた。
 (はぁん、教授ぅ。私も玲子さんのように、舐めてみたい。どんな味がするの?美味しいの?あぁ・・私・・どんどんイヤラシイ事したくなっている。教授のレッスンを待っているの。次はどうするの?今度は?あぁん、子供でいるの嫌なの。知りたいの。気持ち良くなりたいの。美歌が言う事本当なの?カラダが飛んで行ってしまうようなフワフワした感覚ってなに?バラバラになる感じって?アソコが痺れるような感覚ってどうして?自分でアソコを触るよりずっと気持ち良いの?)
 朝目覚めた時ショーツがゴワゴワしていて気持ちが悪かった。洗濯しようとして見たら糊を付けて乾かしたようになっていた。白濁した汁も付いていた。
 「あぁん・・教授。・・・熱いのね。あぁ・・大きくなる・・あん、硬くなってくるのね。ああ嫌、脈打っている・・・見たい。見たいの・・でも、教授・・その前にキスしていいですか?。」」
 教授の唇に唇を押し付け、吸って見る。舌でこじ開けるようにして唇全体を私の唇で覆う。
 唾液が流れるまま教授に送り込む。舌で口中を探る。教授の舌を見つけて、絡める。
 「ふぅぅん、はぁぁん。」
 甘い溜息が洩れる。夢中で吸いたてる。教授が起きるのを恐れ慎ましくしていたのに,箍が外れてしまう。
 薄眼で教授を見る。教授の目が開けられていた。
 触っていた手を離そうとした。上から教授の手が押さえ付けて動かせない。
 その手が上下に動かされる。
唇を一旦離す。
 「教授ぅ・・・わたし・私、はしたなくてゴメンなさい。抑えきれないの。夕べの玲子さんと教授に嫉妬しているの。どうして私にもしてくれないの?」
 また唇にむしゃぶりつく。
 顔中にキスする。耳の中に舌を差し入れる。耳たぶを軽く噛む。教授の乳首を指で摘む。
 舌で刺激する。ゆっくりと教授のカラダを上から下へ移動しながら刺激する。
 頭の中で痺れたような感覚の奥で、真面目な自分が警鐘を鳴らす。
 『綾歌・・女の子がそんな事をしちゃダメよ。大人の女になるまで、子供はだめ。』
 〈綾歌・・そろそろ、あなたも知っていい頃、体験したいでしょう?玲子さんや美歌に取られたく無いのよね。もっと自分の欲望に正直になりなさいな〉目覚めた綾歌が囁く。
 教授の体から自分のカラダを離し、教授に跨る。
 教授を見降ろしながら、キャミを脱ぐ、小振りだけど張りのある胸を晒す。そのまま上体を傾け、教授の唇に乳房を押し当てる。
 「はぁぁん、んんぅん。はぁ・・・気持ち良い・・・」
 またがった股間を教授のオチン○ンに擦りつける。クリが当たるように角度を調節する。
 「おぉん、くぅ・・あぁん。」
 腰の動きが止まらない。教授の頭を抱え乳房に押し付ける。
 (ぁあ・・どうしちゃたんだろうわたし。・・イヤラシイの。こんなにエッチだったの?このまま、しちゃってもいいのかなぁ?・・・)
 また、自問自答する。
 『綾歌・・・初めては本当に好きな人、愛している人と結ばれるのよ。良いのしてしまって、よく考えなさい。』
 〈そんなに深刻に考えなくても、好きなら良いわよね。最初の人は一生忘れられない。と言うけれど、女が全部そうだとは限らないわよ。もっと素敵な人が出来たら前の人の事は忘れてしまう事が出来るのが女よ。何時までも引き摺るのは男の方よ。都合良く忘れられるのが女の特権だと思いなさい。〉


 【綾歌君・・・ここまでにしておきなさい。もっと大切にするんだ。初めての時はもっと夢見て良いと思う。本当に好きな人と、素敵な場所で迎えなさい。そうすると幸せが訪れるよ。気持ちが高ぶってしたのだろうけど、君の本心とは思えない。さあ、降りなさい。でも、その前にキスさせてくれるかな?】
 教授が不意に私を押し留めると、額に軽くkissして体を引き離した。
 「あぁいや・・教授ぅ・・イイの・・していいの・・」
 【じゃあ、こうしよう。今年のクリスマスにイタリアに綾歌君を連れて行く。その時にも同じ気持ちなら、ある場所で待っていなさい。違うならイタリア観光を続けて構いません。それまで自分の気持ちを良く確かめて、断ったからと言ってレッスンを止めるとかは言いませんし、綾歌君も気に病む必要はありません。今はとにかく世界に羽ばたくための努力の方に力を傾注しなさい。性愛は大切だがそれだけを考えるのは愚かです。それで潰れる女性も多い、カラダが心に付いて行けないのですね、ですから特別レッスンにもそれなりの意味があるのです。ただイヤラシイ事がしたいだけならこんなに回りくどい事をしません。綾歌君にカラダの快楽を知って貰った上でそれに溺れない心を鍛えてやりたいのです。玲子君も同じ様に取り組みました。まだ少し、修業が必要な様子でしたが。この世には男と女、女と女、それぞれ色々な愛し方があります。その快楽に溺れそれしか考えられなくなり、自堕落になる。悪い例が、卒業生のA子君です。彼女はもう少しで世界に羽ばたくと言う時にある男性と恋に落ちました。その男性が良い人ならば文句を付ける人は誰も居ないのでしょうが、その人は彼女をお金のなる木だと考え、自分の仕事を放り出し、所謂ヒモのような生活をしていました。お金のかかる男で、A子は詰らない仕事でも下らない仕事でも何でもしなければ養えず・・大切な喉を痛め、ステージから去りました。その上、金の切れ目が縁の切れ目、捨てられて、精神的にもボロボロの状態で私に連絡が来ました。あのような教え子、女性を二度と出したくありません。出来れば毎年受け持つ女性全員をレッスンしてあげたいのですが、それは無茶と言うものです。精神的にも肉体的にも幼く、その割に才能のある女性だけを特別にレッスンする事にして、初めて教えたのが玲子君です。綾歌君は3人目です。美歌君をレッスンしないのは、彼女はあれで意外としっかりしているからです。過去に良い男性に巡り合ったのでしょう。】
 教授が初めて特別レッスンの意味を教えてくれた。意味は良く判らない事が多かったが、大切にされている事を実感した。


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