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7年目の誘惑(6)

 名古屋から新幹線に乗り一路東京駅に向かう。東京駅から秋葉原まで山手線を乗り継ぎ秋葉原でさらにTXに乗り換えた。
 「ふうっ、結構時間掛かるな、でもこれ位離れていたほうが、後々都合がいいよな。家の近くじゃどんな噂されるか・・・・終点のつくばで良いんだよな?」
 健一は少し疲れた顔で、香織に呟いた。
 『科学万博の時に1度来たことがあるわ。大阪万博・つくば科学博・愛知万博って所かしら?確か筑波山が近い筈よ。』

 名古屋から新幹線に乗り一路東京駅に向かう。東京駅から秋葉原まで山手線を乗り継ぎ秋葉原でさらにTXに乗り換えた。
 「ふうっ、結構時間掛かるな、でもこれ位離れていたほうが、後々都合がいいよな。家の近くじゃどんな噂されるか・・・・終点のつくばで良いんだよな?」
 健一は少し疲れた顔で、香織に呟いた。
 『科学万博の時に1度来たことがあるわ。大阪万博・つくば科学博・愛知万博って所かしら?確か筑波山が近い筈よ。』
 
 「やっと着いたな。あんまり大きい駅じゃないな。あれが筑波山か・・・確かに関東平野にポツンとある山だな・・・さてと、鈴木さんはどこかな?」
 駅を出て辺りを見回す。
 地下道の入り口に若い女性と中年の男性が駅の方を向いて何か喋っている姿が見えた。
 すると女性の方が足早に2人に向かって歩いて来た。
 『あのう、佐藤さんですか?』
 「早智子さん?鈴木さんですか。」
 『やっぱり。健一さん、お目に掛かれてうれしいわ。』
 早智子はそう言ってから後を振り向き合図を先ほどの中年男性に送る。
 香織は男性が別の方向に向かって歩いて行くのを確認すると早智子に問い掛けた。
 『早智子さん・・・ご主人はどちらに?
 「車を取りに行っています。これから筑波山に登ってみましょうね。大丈夫・・・神社があってその傍からケーブルカーが山頂まで有りますから・・・降りてきたら神社に近くにホテルが幾つか有り露天風呂に入れるんです。山腹から見下ろす風景も風情があっていいと思います。ね、そうしましょう?」

露天風呂に夫婦水入らずで浸かることになった。
 健一はあまり喜んでいるようではなかったが、電車の疲れは取れたので香織は十分満足した。
 汗を流し市内に戻った4人は全日航ホテルにチェックインしそれぞれの部屋に落ち着いた。
 食事はホテルではなく、外へ食べに行くようであった。
 ホテルの気取ったフランス料理になるのかな?と思っていたら、地元の常陸牛を使用するステーキハウスで食事となった。
 正直気取った料理は、肩が凝るし食べた気がしないし、何より肉が大好きなので大歓迎だった。
 夫の健一は肉は鶏肉のほうが好きだったが、それでも美味しい牛肉は歓迎した。
 食事が進み、ワインも2本半空けたところでコース料理が終わり、氷菓が出された。ワインの酔いと、舌に残る肉汁をさっぱりするのに最適で有難かった。
 化粧直しに立ち上がろうとした時、
 「すみません、ちょっと席を外させて頂きます。」
 一郎さんが皆に声を掛けた。
 『私もちょっとお化粧直しに・・・』
 香織もそれに同調した。

 「じゃあ、途中までご案内しますよ。ここの洗面所はどうしてだか入り組んでましてね、中々覚えられないんですよ。」
 一郎さんが言ってくれたので、二人で席を外した。
 確かにちょっと変わった形なので、分かりづらいかもしれないが案内をして貰うほどではなかった。
 『んんっ』
 角を曲がったところでいきなり一郎さんに抱きすくめられて唇を奪われてしまった。
 『・・んっ・・・ハァ・・・』
 永い口付けだった。
 一郎さんの舌が自由に私の口腔内を捏ね、歯の裏側や左右の頬裏を這い回る。舌と舌が絡み合い、一郎さんの唾液が大量に送り込まれる。
 くちびるを塞がれた私は、好むと好まざるを得ず唾液を嚥下した。
 私の出した唾液も一郎さんに舌をしびれるほど啜られて吸い取られてしまう。
 『ああっ・・・・駄目・・人に見られます。』
 「イヤではないんだね。怒られると思ったのに・・・」
 『イジワル。・・・一郎さま・・・』
 『ずっと、ずっと待ち望んでいたから・・・でも、いきなりでビックリして・・』
 そう、香織は不快ではなかった。
 実際に会ってみて、数時間一緒にいて、これまでの気分が続くかどうかは、香織には判らなかった。
 テレビ電話でいやらしい事をさせられて、昨日までずっと気分は高揚していた。新幹線が東京駅に着く頃には不安が押し寄せて来た。
 TXに乗り終点に近づくにつれて、帰りたくなった。
 SWが嫌になったのではない、ドキドキ感は強くなる一方だ。そうではなくて、会って見たらつまらない女と思われたくない・・・がっかりさせてしまわないか・・・その事だけが頭を過ぎる。
 ファーストコンタクト・・・そっけない態度・・・泣きそうになった。
 それが、今一郎さんに抱かれ唇を奪われている。
 「香織・・・と呼んで良いか?」
 さっきまでずっと奥さんと呼ばれていた、呼ばれる度に夫のことを意識する。それが2人きりになって名前を呼ばれた。
 嬉しかった、ただ単純に嬉しかった。
 奥さんと言う記号から固有名詞に変わる事が嬉しかった。
 『はい。・・・一・・。』
 また唇が私の口を塞ぐ。
 腰に回された腕に力が入る、強く抱かれる。もう一方の手のひらがお尻を摩る。
 ぎゅっとお尻を鷲掴みにされる。
 『んんっ・・』
 塞がれた口から呻き声が漏れる。
 ジュクッ・・・・・
 中から染み出してくるのが感じられた。
 夫とキスしても最近はこんな事は無かった。
 先ほどの荒々しい舌使いから、打って変わって優しい口付け・・チロチロと口腔内を刺激する。
 息を継ぐ為に離れるが、一本の糸が舌と舌を繋ぎ照明を受けてキラリと妖しく光る。
 『ああん・・・・』
 廊下に近づく人の気配がする。
 『ああ、一郎さま・・・人が・・・』
 止めて欲しくなかった。でも、夫ならやはり止めるだろう。
 「・・だから?・・香織は人に見られるのが好きなんだろう?・・・ほら、こうしてあげよう。」
 一郎は香織のスカートを捲くり、下着を露にする。
 「ほう。・・・黒い下着・・・尻もあまり隠せないデザインだな。」
 『ああいや・・見られてしまいます。・・・・恥かしい。』


実は・・・PageTop取材か?サボりか?

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