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【明日晴れるかな?】(25)

 真由美は複数の人の気配を感じました。
 以前慣らされたとはいえ、ご主人様以外の人の気配に恐れと羞恥心を抱いています。
 特に自分が恥ずかしい格好をさせられている時には尚更です。
 傍から見れば、真由美の今の格好は女性として非常に恥ずかしく、誰にも見られたくない格好です。
 まず目に付くのは大きく拡げられた白い両脚。
 その中心には、表面は色素が沈着した薄いが赤と黒色の混じった皮膚。
 その皮膚の中心が更に真っ黒い物体に押し拡げられて、余り使い込まれていないピンクの肉壁を覗かせています。
 真っ黒な物体の表面は真由美の分泌した、粘り気のある液体でテラテラ光っています。
 時折、真っ黒な物体が其処を出入りする度に「クチュ」、「グチュ」、「ジュプ」、と音を立てています。
 真由美は耳まで真っ赤にしながら、自分のアソコから聞こえる、卑猥な音に耐えています。
 それでも、偶に声が漏れてしまうのです。

 『あぁ~、はずかしぃ。・・・イヤァ・・・アァ・・・』

 入ってきた人物はその声に驚き歩を止めてしまったようです。
 息を呑む音も聞こえた気がします。
 真由美は更に恥ずかしくなり、身悶えします。
 その動きは逆効果を真由美に与えていました。
 真由美の中心に穿たれた真っ黒い物体は、常務の手によって固定されていたのです。
 
 『ま、・・・真由美。・・・・』

 一言叫んだ人物は其処で固まってしまいました。

 「え?・・・先輩?・・・ユリ先輩?」

 入ってきた人物はユリでした。
 真由美もユリもお互いの事情を知りません。
 常務が手を軽く前後に動かしました。

 「あっ、あっぁ。」

 真由美の上げた声でユリがまず呪縛から醒めました。
 真由美に駆け寄ろうとします。
 しかし、常務にその動きは阻まれてしまいました。

 『真由美・・・あぁ・・まゆみ・・・ごめんなさい。・・・あなた・・・やはり。』 

 そう、あの日ユリは真由美が常務の手に落ちることを承知の上で用事を言いつけたのです。
 そして、自分はその夜夫に抱かれたのでした。
 それは確認のためでした。ユリは夫を愛している。常務には心を奪われては居ない。ただの過ちだったと改めて確認したかったのです。
 それは半分当たって、半分間違っていました。
 夫を愛している。これは間違い有りません。
 過ちだった、・・・・・これは欺瞞でした。

 ユリはあの夜思い知らされたのでした。・・・自分の体は既に夫では感じることが出来ない。自分が絶頂に達するのは、常務に抱かれた時であり、常務に抱かれないと満足できない体にされてしまった。・・・と言う事を。
 あの日から毎日常務の部屋の前で行きつ戻りつしました。しかし、常務から声を掛けられることは有りませんでした。
 その内に自分の体の変化・・・妊娠が判明したのです。

 3回自己診断を試みました。

 3回目に夫に知られたのでした。その日の午後、仕方無くレディース・クリニックを受診しました。

 結果は、・・・・・・・やはり妊娠していたのです。

 看護師達の祝福に見送られクリニックを後に家路に付きました、が、足取りは重くユリを知る人が見ていたら、不審に思うほど強張っていたのです。
 真一は手放しで喜んでいます。これほど喜んでいる夫を見たのは初めてかもしれません。
 そしてその夜も真一はユリを求めてきました。

 ユリは咄嗟に。
 『赤ちゃんに障るわ。お願い、安定期に入るまで我慢して。』
 と、拒否してしまいました。

 その時の夫の切なそうな、哀しげな目を思い出すとやり切れない思いがユリを苛みます。
 それなのに・・・
また今日も常務の部屋の前で、声を掛けられるのを心待ちにしていたのでした。
 
 『真由美・・・あなたも、常務の女になったのね。・・・・私を恨んでいるでしょう。』

 ユリは、自分の身代わりに真由美が犠牲になったと思っています。

 「あん・・あぁ・・・もっとぉ・・・あぅ・・・あぁん。」

 常務の手の動きは一定のリズムで真由美を穿ち続けます。
 出し入れされる真っ黒い物体。・・・バイブレーターに纏わり付く愛液が白濁していることに気が付いたユリは、いっそう惨めな気持ちで居ます。

 「せ、先輩。・・・・ちがう・・・の。・・・真由美は・・・女じゃない。・・・の。」

 ユリが聴いたその言葉は、真由美が気丈にも常務を拒否していることを伝えようとしていると思わせました。

 「ちがうの・・・真由美は・・・牝なの。・・・・ご、主人様の牝なの。先輩には関係ないの。・・・真由美は、真由美が望んだことなの。」

 ユリは驚いた表情で真由美を見てしまいました。
 真由美には行内に恋人が居たはずです。
 いつぞや、紹介されたことが有りました。

 その真由美が・・・・

 「ご、ごめんなさい。先輩・・・真由美は・・・淫乱な真由美は、・・・彼ではダメなの。ほ、他の人にも・・・抱かれないと、感じない体になってしまったの。・・・ごめんなさい。許して、健介。・・・・もうだめなの、健介。」

 真由美も同じなのです。
 ユリと同じなのでした。恋人・夫が居る身なのに他人に堕ちる女なのです。
 なんと業が深いのでしょうか。
 ユリは真由美のために泣きました。
 真由美はユリのために泣いています。
 その二人を無表情で見つめている人が居ました。
 常務が言います。

 【ユリ、さっさとこっちへ来てチ○ポにご奉仕しろ。真由美はもっと腰をくねらせろ。】

 人非人!

 ユリも真由美も同じ思いに囚われました。
 でも、心の奥底では妖しく蠢くモノが有るのでした。


【明日晴れるかな?】(24)

 1週間後、真由美はまだ女の家に居ます。
 女は部屋を真由美に明け渡した様な格好です。
 真由美は銀行に出社せず、この部屋に滞在しています。常務は毎日顔を出しますがこの部屋の持ち主の女はずっと不在です。
 真由美はその事を、常務に尋ねたりはしませんでした。
 真由美の関心は、今日はどのようにして自分を抱くのか?どんな格好で?どんな体位で?道具を使うのかしら?等と、すっかり抱かれる事が前提になった思考でした。
 そのように考える自分がおかしいとか、恥ずかしいなどとは思っていないのです、より深く、より強い刺激を求めているだけでした。

 【明日から銀行に出社しなさい。流石に親類の不幸と言う言い訳も、これ以上は難しい。】

 常務は別段困った様子もなく真由美に告げました。
 いえ、むしろ真由美の方がその言葉に戸惑ったようです。
 
 『ご主人様・・・真由美に飽きられたのですか? 』
 オドオドした態度です。

 ここに連れてこられる前の真由美と同一人物とは思えません。
 常務の一挙手一投足に神経を尖らせて、その意を汲もうと勤めた結果なのでしょう、今の真由美からは常務に依存する心しか感じられませんでした。

 【明日を楽しみにしていなさい。きっとお前も満足した日になる筈だ。】
 真由美は不安に思いながらも

 『ありがとうございます。』

 と、返事するだけでした。
 真由美の内心は、常務が何かを仕掛ける不安に慄いていましたが、逆らう気力も勇気もありません。唯々諾々と従うだけでした。

 1週間ぶりに会う行員は、普段とまったく変わりのない様子でした。
 安堵のため息を漏らす真由美です。唯一の心配はユリ先輩に会うことでした。
 この日ユリは出社していませんでした。普段の彼女ならとっくに出社している時間です。
 真由美はユリの事情を了知しないまま会わずに済むことでほっと胸を撫で下ろしたのでした。 



 『あっ・・・くぅ・・・あぁ・・・』

 部屋に真由美の呻き声が響きます。
 四肢を緊縛され、応接椅子に転がされている真由美は、股間から全身を襲う快感に身悶えています。
 真由美の股間を覗くと、そこから黒光りする棒が生えていました。
 表面は無数の瘤が犇めきあい異様な様相を呈しています。
 その大きさの比較は真由美には出来ませんでしたが、経験豊富な女性には物足りない程度のごく普通のモノです。
 ここ数日、必ず常務にバイブで嬲られている真由美には十分過ぎるモノでした。
 『あっあ~~いい。ご主人様・・・ごしゅじん・さ・ま。』

 『うっ・・ゲェ・・・ウッ・・』
 トイレに駆け込んで女性が食べた物を吐いています。
 ここ数日その女性には、度々吐き気が襲って来るようになっていたのです。
 『うぅっ・・・気持ち・・・悪い。』
 なかなかトイレから戻らない女性を、男性は気遣い声を掛けています。
 【大丈夫かユリ・・・ユリねえ。】
 真一が声を掛けます。
 (あなた・・・真一さん。)
 ユリはトイレのサニタリーボックスから体温計の様なものを取り出しました。
 (まさか・・・そんな筈は・・・)
 不安は的中してしまいました。
 妊娠検査薬は陽性を示しています。
 つまり、検査薬「check one」の判定窓に赤紫色の縦ラインが見えるのです。

 器具メーカーの説明文によれば、

 【女性の体は、妊娠すると、おなかの中の赤ちゃんを育てようとする機能が働きだします。その変化の一つとしてhCG(human Chorionic Gonadotropin: ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)という名前のホルモンが、胎盤(おなかの中の赤ちゃんとお母さんの間で栄養分などを通すパイプ役)でつくられ始めます。
このhCGは普通、着床(受精卵が子宮の壁の中に取り込まれる現象)してから初めて体の中でつくられ、生理予定日(妊娠4週目)頃から尿の中に出てきます(左図)。
更にhCGは妊娠2カ月から3カ月くらいにかけてたくさんつくられ、出産するまで出続け、妊娠の状態を維持しています。普通は妊娠していなければ、hCGは尿の中には出てきません。】
(どうしよう。・・・・まさか、まさか。)
 ユリは妊娠初期の4週から6週の時期だったようです。
 こうなる事を一番恐れていたにも関らず、具体的な対策を何一つしてこなかった結果です。
 いいえ、一つだけは本能で実行していました。
 ユリは夫との性交を拒まなくなり、セックスレスを解消していました。そして、中で射精するように導いていました。
 ユリの女の保身・・・安全策だったのです。
 常務は避妊に気を使う事は有りませんでした。
 一応はユリの生理の周期を確認はするのですが、毎回と言う訳では有りません。
 ゴムアレルギーを理由に、コンドームを使用しないのです。危ない時にはさすがに外へ出しますが、それ程気を遣う事が無いのです。女性の方で気を付けるべきだ、と思っているのです。
 それならピルを服用する様に勧めるのでしょうが、ピルは母体に悪い、と偏屈な事を言い、服用を禁止していたのです。
 恐れていた事が現実になりました。
 ユリの女の本能は危険信号を発しています。
 真一の子種ではない様な気がしているのです。
 生物としての強さ、種の保存能力、精子の勢い。どれを取っても夫は常務の足許にも及ばない様な気がします。
 常務の精子には例え後からでも、夫の精子を駆逐してしまう強さが備わっているように思えます。
 何時までもトイレに入っている訳にも行きません。
 意を決して、外へ出ました。
 ユリは目を伏せ、真一に向かってか細い声で呟きます。

 『・・・陽性・・・でした。』

 手放しで喜ばない妻を訝しく思いながらも、仕事が面白い時期だから仕方が無いのかな。と思う真一でした。

 【やったね、ユリ。】

 『まだ・・・確定じゃないわ。お医者様の見立てじゃないの。』

 【確定に決まっているさ。その悪阻だもん。】

 夫が喜びの声を上げる度にユリの心は沈んで行きました。
 何とか気取られないように出社の準備をするユリに、真一は言います。

 【ねえ、今日は休んで医者に行ったら?】

 『ええ、取り敢えず午前中の会議はどうしても外せないから、その後で頼んで見るわ。多分午後は大丈夫だと思うの。』
 
 常務の部屋のドアが目の前に有ります。
 このドアを開けると、ユリの運命が決まる。そう思うと手が震え、動きが鈍ります。
コン・コン。
 運命の扉が開こうとしていました。


【明日晴れるかな?】(23)

 『はぁん。・・・ふぅん。はぁ、はぁ。あぁ、あぁ。』

 真由美の鼻声が漏れて聞こえます。
 常務のモノを横銜えして舌を滑らせているのです。
 手を使えないために、多少ぎこちなさは有りますが、それでも十分常務は感じているようです。
 ギンギンに張った肉棒は、表面に血管が浮き節くれ立ち瘤を形成しています。
 真由美は男のモノを口にするのは初めてではありませんが、今までの男とは明らかに違う常務の肉棒に、畏怖していました。
 オスの生命力を感じていたのです。
 これまで付き合った男達は、さらりとした整った形をしていました。
 縦笛のように表面はつるりとして、亀頭もそれほど張っていたわけでは有りません。
 常務の肉棒はゴツゴツとした印象で、禍々しい外見です。肉棒と言うよりも鋼の棒と表現したほうが相応しいように感じられます。
 それでいて、無機質には感じられません。
 唇と舌に感じるソレは灼熱の肉棒でした。

 (常務の・・・オチン○ン。・・・あぁ、逞しい。・・・これが私の中へ。・・・)

 真由美は先程よりも熱い迸りを膣に貯めています。

 『プシュッ!』

 妙な音が響きました。
 真由美の股間がお漏らししたようにビチョビチョに濡れています。

 『あっ・・・』

 真由美は粗相をしてしまったと思いました。
 愛液が噴出したとは考え付かなかったのです。 初めての経験です、無理もありません。

 『あぁいや。恥ずかしい。』

 羞恥で顔が真っ赤になっていましたが、舌は肉棒から離れることはありませんでした。

 【外してやれ。】

 常務が女に指示を出しました。
 縛ってある手が解かれました。
 真由美は手首を擦っています。そこは鬱血して赤い筋がクッキリと浮き上がっています。
 手の自由を得た真由美は、常務のカラダに手を伸ばし、思いっきり抱きしめていました。
 常務を押し退けるのかと思われた真由美の行動は逆でした。
 常務の首の後ろに手を回し、引き付けようとしていました。
 常務の分厚い唇が真由美の口を覆って塞いでいます。
 常務の唾液が真由美の口腔を犯しています。
 真由美は躊躇いもせずに喉を鳴らして嚥下して行きました。
 常務の腰が真由美の股を割って下半身に密着しました。
 常務は真由美の口から唇を離すと、耳元で何かを囁きました。
 
 【両足を膝の後ろで抱え込む格好になりなさい。】
 
 仰向けの真由美は太股をお腹の方へ密着するように引き寄せ、手で膝の後ろを支える様な格好になりました。
 しかし、両膝はピッタリ合わされています。

 【足を拡げて、真由美のオマ○コを見せなさい。】

 常務の恥ずかしい命令です。
 この格好は、真由美が子供の頃に外でオシッコをした格好によく似ていました。
 仰向けになっているのが、当時と違う所です。
 その恰好を思い出して、真由美は激しい羞恥に陥ります。
 
 『あぁ・・いやぁ・・・恥ずかしい。・・・』

 真由美の陰毛は若い女性に相応しく、綺麗に処理されています。
 その為に、かえって常務の目に容易く映ってしまうのでした。
 
 【真由美のオマ○コはイヤラシイな。・・パックリ口を開けて涎を流しているぞ。】

 常務の言葉責めです。
 本当は綺麗な縦筋が通っていて、プックリと膨れた花芯が少し覗いているだけなのですが、常務はわざと恥ずかしい言葉を並べたてます。

 【オマ○コにチ○ポが欲しいんだろう。淫乱娘。】

 『あぁ・・そんな・・・はい、欲しいです。・・・ご主人様のおチ○ポ、欲しいです。』

 言葉責めの最中、ずっと常務の亀頭は真由美の花芯を弄くっていました。
 その刺激に真由美のカラダはより強い刺激、挿入を待ち望んでいたのです。

 (あぁ・・常務・・・ご主人様。)

 真由美は、常務をご主人様と呼び掛ける度に火照って行くのが感じられました。

 (ご主人様・・・なんだか、とても安心する。・・・どうして?どうしてなの?・・私を
犯し、玩具にしようとする人なのに、どうして安らぎを感じるの?)

 真由美は自分の中に湧き起こる感情に、戸惑い困惑していましたが、心に芽生えたモノを消し去る事は出来ませんでした。

 (あぁ・・・ご主人様。・・・真由美を・・・あなたの・・・ご主人様のモノに・・・して下さい。・・・・あぁ・・・嬉しい。・・・入って来る・・・ご主人様の・・・おチ○ポが入って来る。・・・あぁ大きい・・キツイ・・あぁ・・壊れちゃう・・あぁ・・壊して。真由美を壊して下さい。・・・・あなたから、離れられなくして下さい。)

 真由美は、小学・中学・高校・大学と成績は常にトップクラスでした。
 初潮を迎える頃から、男子に負ける事が悔しくて堪りませんでした。
 絶対に男子に負けない。男子を見下ろしてやる。
 肩肘を張って生きて来たのです。
 恋愛も自分が主導権を握っているのが好きでした。男子を翻弄するのが好きだったのです。
 自分から告白した事は1度も有りません。常に男子からでした。
 男が自分に媚び諂うのが当然だと思っていた真由美でした。
 しかし、心の奥底では自分を屈服させる強い男の幻影を想像していました。
 男に好きなように嬲られる。真由美のオナニーはその想像から始まります。
 その想像が現実になったのです。
 真由美はついに自分の願望に正面から向き合う事になったのです。
 そして、・・・真由美は手に入れました。

 『ご主人様』と呼ぶ存在を。


【明日晴れるかな?】(22)

 『あぁうぅ。あぁん。イイ。イイの。』

 真由美は涙と汗にまみれた顔を振り乱して声を張り上げています。
 真由美の股間を女が占領していました。
 女の腰にはペニ・バンドが装着されています。疑似男根が真由美のオマ○コを抉るように前後左右に動かされているのです。
 ローションと真由美の愛液でオマ○コはベトベトになっています。
 明らかにローション以外の粘性の有る白濁液が真由美の膣から溢れ出しているのです。
 本気汁・・・・と言う奴です。
 女が本気で感じると透明な愛液が白濁した汁に変わる事が有ります。その本気汁を真由美は垂れ流しているのです。
 女の腰使いが激しくなっています。
 出し入れする疑似男根も白濁液にまみれて光っています。

 『あぁ・・・あぁ・・・イイ・・・感じる。』

 真由美は女に玩具にされて感じている自分が信じられません。
 しかし、カラダの奥底でチロチロと燃える炎に焙られて、理性の箍が外れかかっていたのです。
 先程口にした「ご主人様の奴隷になる。」
 その言葉も真由美を縛っていました。
 本当に自分は、奴隷の身分に堕ちたのだと思ってしまいました。

 「真由美、ご主人様のおチ○ポ様にキスしなさい。」

 女が不意に命令しました。
 訳が判らず目を大きく開けて女を見つめます。
 オマ○コを嬲りながら女が真由美に圧し掛かっているのが見えました。
 それは最前から判っていた事でしたが、その女はその態勢で男の肉棒をしゃぶっていたのです。
 見上げる真由美の顔に女が垂らす涎が降り懸かって来ます。
 女の口に出入りする肉棒は逞しく、力強い動きをしています。
 女は口を限界まで開いて受け入れている。真由美にもそれが見えました。
 喉の奥まで突き入れられて、苦悶する女。
 女が突き入れられる度に真由美のオマ○コにも、女のペニ・バンドの疑似男根が突き入れられました。

 『あぁあ。』

 真由美が小さな呻き声を上げました。
 女が突かれている姿を見ているうちに、自分も男に突き入れられている姿を想像したのです。

 (あぁ・・・真由美。おかしくなってしまう。・・・・あぁ・・アレ・・大きい。)

 (私もして欲しい。・・・・あぁ・・・真由美・・馬鹿な事を考えないで。・・)

 「欲しいでしょう、真由美。」

 肉棒から解放された女の口から、有無を言わせない口調で決めつける言葉が放たれました。

 (そんな・・・こと、・・・ない。。)

 心の片隅で否定しようとする真由美。

 『んぁ。』

 女が強く真由美のオマ○コを突きあげました。
 何度も何度も。
 突き上げられる度に真由美の心は挫けて行きました。

 (もうだめ。・・・カラダが・・・カラダが・・・・)

 「欲しいんでしょう。・・・だったら、お願いしなさい。」

 『・・・・・・。』


 『・・・・・・・・・・・・。』


 「もう良いわ。あなたにはあげない。ご主人様のおチ○ポ様は私のモノよ。」


 『あっ・・そんな・・。』


 真由美は思わず叫んでいました。

 『私にも、下さい。・・・ご主人様の・・・下さい。』

 あげないと言われると、何故か欲しくて堪らない気持ちにさせられました。
 男のモノが真由美の口の近くに寄せられたのはその時です。
 真由美はむしゃぶりついていました。
 与えられたモノを逃すまいとするような勢いです。
 真由美は夢中で舌を這わせます。男の亀頭をアイスクリームを舐めるようにペロペロします。


 【美味しいか。】


 男は常務でした。聞きなれたその声は今の真由美には甘く聞こえます。


 (ご主人様が声を掛けて下さった。・・・嬉しい。)


 真由美は堕ちました。


【明日晴れるかな?】(21)

 茎胴を上下の唇で挟むようにして動かしています。 丁度ハーモニカを吹くような格好です。
 『あぁ、欲しい。・・・・常務の逞しいチ○ポが欲しい。・・・』
 ユリは常務の男性器を思い出してウットリしています。
 真一とのつまらないセックスにユリは我慢も限界でした。

 (いっそ夫に全てを告白して楽になりたい。)
(常務との仲を許して貰いたい。)

とまで考えてしまうのでした。

 何とも虫が良すぎる考えですが、色欲で霞んだユリの目には、真一の目の前で常務に逝かされ大声を上げてヨガる自分の姿と、それを見ている真一が自慰をしている姿が浮かんでいます。

 「寝取られマゾ」
(・・・・夫の真一がそうであれば良いのに・・・・。)

 ユリは色ボケした頭でそんな事まで想像してしまうのです。

 『はぁ~ん。イク・・ご主人様・・イク・・ユリ、逝っちゃいます。・・・逝っても良いですか。・・イク・・あぁ・・逝きそう。』
 散々教え込まれたセリフを自宅のキッチンで吐いています。

 『ふぅ~ん、はぁ。ご主人様ぁ・・・どうして・・・抱いて下さらなかったの。・・ユリにご主人様の太くて、長くて、硬いチ○ポを下さい。』

『・・・好きなの。・・・ご主人様のチ○ポが良いの。・・・・』

『・・夫のチン○ンじゃもう、逝けないの。・・・ユリにご主人様の子種を・・・白い精液をタップリ下さい。・・・ユリを孕ませて・・・ユリにご主人様の子を産ませて。』

 ユリは最近、バイブでの自慰の時には、思いっきり背徳的な言葉を声に出していました。
 そうするとゾクゾクした感覚が背骨を駆け上り脳に凄い刺激を与えてくれるのです。
 その言葉が夫を裏切り、夫を蔑む言葉であればある程、深い絶頂をもたらしてくれるのでした。
 
 それはユリが、無意識の内に精神のバランスを取ろうとして成した行為です。
 散々弄ばれたユリでしたが、片時も夫の事を忘れた事は有りませんでした。
 自分がどんなに夫を裏切っているのか。
どうしても関係を断ち切れない自分への苛立ち。
自分を裏切り続ける肉体への嫌悪。
 愛する夫への罪悪感、自責の念。
 それらがない交ぜになって、発狂寸前にまで追い込まれた結果、生み出された窮余の避難人格でした。
 自分は元々淫乱な女で、その夫は寝取られマゾ・・・妻が他の男に抱かれてしまう事に、嫉妬と異常なほどの興奮を覚えてしまい自慰する性癖の持ち主。
そう思い込もうとしていたのです。

 そう思えば愛する夫が悦ぶ事を自分はしているのだ。
常務に抱かれるのは、夫の為。
 だからもっともっとイヤラシイ自分になってもイイ。
 夫の為に淫乱になる。
夫の為に好きでもない相手に抱かれる。
夫の為に嫌いな男の情婦になる。
夫の為に他人の精液を子宮に受け入れる。
夫の為に他人の男の精液を飲む。
夫の為に他人の男の子種で孕む。

夫の為に・・・夫の為に・・・夫の為に。

 少しでも現実がユリに襲いかかればその瞬間に崩壊してしまう人格なのです。
 
 ユリがキッチンでガタガタ震えています。
 オナニーの興奮から醒めたユリは自己嫌悪に襲われています。
燥状態から鬱状態への切り替えが行われたのです。
 どうしようも無いほど自分が汚れた存在に感じられ、この身を消し去りたいと思っているのです。
 危険なまでに落ち込んだユリでしたが、少し経つと落ち着きを取り戻しました。
 
 『真ちゃん。・・・・真ちゃん、真一。・・・・・あなた。・・・ゴメンね。』


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プロフィール

HIRO(S)

Author:HIRO(S)
HN:HIRO(S)
年齢:秘密
性別:秘密
地域:関東地方
動機:gooで削除されたので。
一応フィクションとしてますが、ナイショ
写真は・・・・いけないんだぁ

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