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【ドルチェ・アマービレ】(21)

 教授がデスクから定規を持ち出し、私の耳元で定規を素振りした。
 【ビュン!!ビュン!!】
 鋭い音が耳を突く。先程のような優しい音ではない。
 無機質な血の通わない音。今更ながら教授の手が恋しかった。
 血の通った手と血の通わない定規。感じる痛みも違うと思う。
 【お尻はこれ以上叩くことは出来ません。ショーツを脱いで脚をもう少し開きなさい。内股を叩きます。】
 『ヒィィ・・・』
 綾歌の悲鳴が部屋中に響く。防音窓には行きかう学生の姿が見える。
 もはや数を数える余裕など無かった。お尻に比べて敏感な内股に鋭い痛みが走る。
 赤い筋が内股を彩る。
 『あぁ・・・教授ぅ・・赦して・・・痛いの。ダメ、耐えられません。』
 綾歌は泣き声を上げ、教授に許しを請う。
 自分から望んだ事なのに、いざとなると鋭い痛みに怖気付き、泣き言を言った。
 しかし教授は赦さず2発目が反対の内股を襲う。
 『あっひぃぃぃ。痛いッ!あっクゥ・・・痛い。いたい。』
 綾歌の甘い気分は2発目で消し飛んでしまう。定規の恐ろしさ、本物の痛みがカラダを蹂躙する。
 綾歌の顔には汗が浮かび、苦痛を訴える目が弱々しい。
 3発目は永遠とも思える間を置いて打ち込まれた。さっきとは、少し違う場所。上下2本の筋が傍目にも痛々しい。
 綾歌は泣き叫び身を捩る。
 しかし、その場から逃げようとはせず、教授のお仕置きを待っていた。
 (私が悪いんだもん、罰を受けて当然よ。罰だもん痛いに決まっている。教授の期待を裏切った心の痛みに比べれば、カラダの痛みなんて・・・あっ・・痛い。太股がズキズキする。お尻も・・・ジンジンする。・・・何なの?・・むず痒い。あっ、教授がお尻を撫でている。・・ふぅん・・はぁん。・・・お尻・・気持ちイイ。叩かれたのに・・)
 教授の手は炎のように熱く、動きがおかしい。以前の様な繊細な動きじゃない。むしろたどたどしい、それが又堪らない刺激を与えてくれる。
 祕肉の間に挿し込まれる指がグッと亀裂を押し拡げた。
 『あぁいやっ。・・・教授見ないで、恥ずかしい。』
 今日の教授は、いつもと違う。
 いつもより乱暴に、私を扱う。
 外気に曝されたクリトリスに教授が吸い付く。吸いついたまま舌で転がされ、しゃぶられる。チュウチュウ卑猥な音を立てて教授が愛液を啜る。
 『はぁん、恥ずかしい。・・あぁ、癖になるぅ・・・やめ・・・』
 教授の手が左右の尻肉をガっと掴み左右に割られた。
 『ヒッ・・いやぁ・・』
 教授がお尻の穴を舐めている。恥ずかしくて気を失いそうになる。ピアノに突いていた手から力が抜け、私の上体はピアノを抱いていた。
 お尻を突き出した格好で、お尻の穴と、おま〇こを交互に舐められる。
 『はひぃ・・・はあん。 ふぅん・・あぉぉお。』
 人差し指がお尻の穴の周りをグリグリなぞり、皺を伸ばしていく。
 こんな事も初めてだった。
 『あぁいやぁ・・汚い・・・汚いから、触らないでッ!』
 教授が口を開いた
 【綾歌君・・・君のカラダの中で、汚い所なんて有りませんよ。どこもかしこも可愛い。】
 また・・・心が躍りカラダが熱くなる。
 女の体で最も恥ずかしい所を見られ、触られている。それも教授に・・・
 心臓が爆発しそうになる。恥ずかしいのと、お尻の穴を弄られる得体の知れない背徳の香りに、頭の中が真っ白になる。
 でも、次の瞬間現実に引き戻される。
 『ひゃぁ・・・痛い・・ヒィヒィ・・・痛い!』
 お仕置きは終わっていない。定規は情け容赦なく叩き込まれる。
 優しい教授と、今の教授・・・どちらが本物の教授なの?ふと疑問が沸く。
 前に見た、背中に羽根の生えた教授・・・・その羽根も白く見えたり、黒く見えたり色々な姿に変わっていた。
 あの教授が本当の教授の姿なの?
 私を辱めている教授、優しく指導してくれる教授、エッチな教授、紳士な教授。解らない、どの姿の教授も、その時々でそういう風に見える。
 教授は決してその姿を明かしてはくれない。玲子さんも翻弄されている。
 私には判る、玲子さんの中には教授がすっといる。千夏先輩には申し訳ないが、玲子さんの心の奥底には先輩はいない。先輩を愛しているのは判るけど、玲子さんの求めているのは教授だけ。
 あの翼に抱かれ、包まれたいのだ。
 『あぅう・・ひぃい・・・はぁはぁはぁ・・・』
 交互に襲う痛みと、快感・・・・もうダメ・・・これ以上は・・・私も・・・
 教授の小指がお尻の穴に潜り込んでくる。引き攣るような痛みと後ろめたい快感。お腹の中を掻き回される恐怖、おぞましい感覚なのに・・・気持ちイイ・・・汚いところを躊躇いも無く触る教授の指が愛おしい。
 指が人差し指に変わる。数ミリ太い棒を私のお尻は受け入れる。下の口から涎を垂らし、苦痛を訴える。涎は教授の口の中に吸い込まれ、猫がミルクを舐めるようにぺチャぺチャ音を響かせる。
 指が引き抜かれた。拡張されたお尻の穴が直ぐには戻らない。小さな穴を開けたまま教授の前に差し出されている。
 『あぁ・・・だめx・・汚い・・・汚れます・・教授。』
 教授の舌が・・・あぁ・・言えない。・・・・こんな事、例え玲子さんにも話せない。淫らで屈辱的で甘美な行為・・・お尻の穴に舌が・・・
 『お、おかしくなるぅ・・・・ヒッ・・・いやぁ・・・あぁ・・だめっ・・・』
 バシィ~~~~
 定規が狙ったのは、お尻。
 火の出るような痛み。内股より力強く叩かれた。
 もう一発同じ所を叩かれた。ズンと重い衝撃。皮膚が裂けた気がする。
 反対側も同じように叩かれた。さらにもう一回づつ。左右のお尻から血が滲んでいる。生温い液体が流れる感触でそれと判る。
 教授がお尻に口付けを一杯する。流れた血も啜られる。
 その姿を思い描くと、吸血鬼が女性の首筋に齧り付き血を吸う光景に似つかわしい。
 あぁ・・・これで・・・教授の虜・・・もう二度と離れられない・・・そんな気がした。
 女性を襲う吸血鬼・・・教授はそうなの?血を吸われた女性は、吸血鬼の僕・・・ゾクゾクッと背中が震え、背筋に電流が走る。おま○こから汁が噴出し、お尻の穴がヒクヒクする。

 ふと気が付くと、教授が私を抱き抱えピアノの脚に背を凭れ座っていた。
 髪の毛を優しく撫でながら、涙を流している。
 教授の呟きが聞こえた。
 【綾歌君・・痛かったろう、辛かったろう、よく頑張ったね。叩きたくは無いんだよ。まだ君には無理だから・・・でも・・・叩かねば君は・・過ちを繰り返す。一人の人間を一人前にする、並大抵の事では出来ない。自分の子でさえ思い悩み惑う、が、血の繋がりがよすがになる。しかし、親御さんから預かった大事な身。ほんの数年預かるだけの絆・・・薄い・・・薄すぎる。・・・私はそれを濃くしたい。わが子で無いなら、我が恋人・・我が女にする。身も心も繋げる・・・私にはこれしか出来ない。この方法しか思い付かない。】
 言葉を切り私に口付けした。
 【・・・支配と服従・・・それを足ががりに・・・両刃の剣・・・・綾歌君は堕ちたままで沈むのか、玲子君のように最後の一線で踏み止まるのか・・・危険な賭けに引き込んでしまった。・・・赦しておくれ。】
 掠れ行く意識の中で、私にはただ一言だけが心に残った。
<支配と服従> なんて甘美で淫らな響き。


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動機:gooで削除されたので。
一応フィクションとしてますが、ナイショ
写真は・・・・いけないんだぁ

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