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回想録 ~二人の玲子~ 11

 帰りの道は比較的空いていたので6時には家に着いた、
 夕食を作り置きしたが食べてくれるだろうか?
 物静かな先生が一層無口になると居た堪れなくなる。今まで一月余り先生が声を荒げたり、不謹慎な行動を取ったことは一度も無い。
 そんな先生にいつしか好意を抱いていた。いや。若しかしたら最初から惹かれるものが有ったのかもしれない。
 通うのは毎日にした、楽しくて仕方が無かったからだ。
 日常を忘れるための非日常・・・それが夫の言い付けを受け入れた理由。
 つまりは現実からの逃避
 玲子はこの結婚を後悔していた。
 学生時代に知り合った主人とは卒業と同時に結婚した。あれから5年の月日が経つ。
 主人と知り合う前に付き合った男は居ない、もちろん主人が初めての人になった。苦痛と同時にこの人のモノになったと実感したあの日・・・あの日から少しずつすれて行ったのかもしれない。
 玲子には最初で最後の人、夫には只の巣。
 飛び立てば大空に別の巣が有るのだろう。

 「なんだ、今日はやけに早いな。」
 『お帰りなさい、あなたこそ随分早いんですね。』
 「ああ今日は接待が無いからな、・・・・お前目が赤いぞ、泣いていたのか?」
 『違います。』
 「まさか、アイツに変なことされたり、やらされたりしたのかよ。そうなら契約終了だ。一月でチャラになる。」
 『そんな事、先生は絶対しません。あなたとは違うわ。』
 「なんだとぉ!」
 ビンタが飛んだ。
 『貴方の様にイヤラシイ目で私を見ないし、殴ったりしないわ。』
 「・・お前俺に逆らうのか?」
 「アイツとなんか有るんだろう?浮気か?不倫か?」
 『・・・あなた!言うに事欠いて酷い!・・私を疑うの?』
 普段の夫婦喧嘩と違い、今日の玲子は以前のような気の弱い従順な態度を見せずに、反抗した。
 夫はその態度を逆に疚しいことが有るからだと思ってしまったようだ。
 「何にも無いなら・・・そこで裸になれ、調べてやる。」
 『何を言うの?恥ずかしい・・』
 「恥ずかしがる事は無いだろう、俺たちは夫婦だ。それとも何か・・・見せられない理由でも有るのか?キスマークとか手の跡とか・・」
 『馬鹿なこと言わないで。そんな物あるわけ無いでしょう。分かったわ、脱げばいいんでしょう、脱げば。』
 玲子はブラウスのボタンに手を掛けそこでいったん手を止めた。夫が冗談だよ、と止めてくれるのを心待ちにしていたが、玲子の微かな期待も裏切られた。
 ノロノロと指を動かしボタンを全部外した。ピンク色のブラジャーが露出する。
 スカートの手を掛けホックを外し腰の所までゆっくり降ろし、腰骨を過ぎたところで一気に降ろした。
 ブラジャーとお揃いのパンティが露になった。大胆なカットのショーツで恥丘はふっくらと盛り上がりその存在を誇示している。
 「それもだ。」
 夫がショーツを指差す。
 『こんな・・・明るいところで・・・恥ずかしい。』
 「俺しか居ない。それともアイツになら見せられるのか?」
 『ばかっ、そんな事しないわ。・・・あなた、だけなのに。』
 思い切って脱ぐ。ブラも外した。
 一糸纏わぬ姿を夫の前で晒し、惨めな想いで立つ。
 悔しくて涙が出る。
 どうして、こんな男に引っ掛かったのだろう?
 確かにあの時は素敵な男子に見えた。でも、それは見かけに騙されていたとも言える。
 誠実そうな姿は不実を隠す隠れ蓑、言葉巧みな話術は嘘で固めた鎧。
 もう我慢できない。耐えに耐えてきた心の糸がプツリと切れた気がする。
 先ほどの自分を疑う夫の言葉に、これまで一縷の望みを持っていた夫婦関係は修復不可能だと悟った。
 『気が済みました?』
 「ああ、一応は、な。」
 『それでは先に休ませて頂きます。』
 脱いだ服を拾い寝室に向かう。後から後から涙が毀れ嗚咽を漏らす。
 『うぅぅっ、あああっ、ううっ』
  「うるさい!近所迷惑だぞ。いい加減泣き止め。」
 夫の心無い叱咤に
『うぅわ~ん。ああ~んあ~ん、ヒック、ヒック』
 更に大声で泣き喚く。
 やがて疲れて眠ってしまった。


7年目の誘惑(8)

 「女性陣はお化粧直しに時間が掛かるそうですよ。佐藤さんもトイレに行かれたら。」
 「はあ、そうですね。じゃ2人が戻ってきたら代わりに行ってきます。」

 数分後、2人が戻ってきた。
 「俺もトイレに行ってくるから。」
 佐藤が行くと、一郎は香織に向かって手を差し出す。
 香織は観念したのか素直に一郎の掌に丸めたショーツを置いた。
 一郎は辺りを見廻し確認すると、手の中のショーツを拡げ船底を露にする。
 『ああイヤァ』
 更に一郎はクロッチを裏返しにする。
 ベットリと香織の恥ずかしい愛液が貼り付いているのが遠目にも見える。
 一郎はそれを鼻の近くまで持って行き女の匂いを嗅いでみる。
 甘酸っぱい匂いが鼻腔を擽り、微かにアンモニアの匂いが刺激した。
 『ヤメテ・・・嗅がないで、ああぁ、恥ずかしい・・・死にたい。』
 一郎が口を開き早智子に新しいグラスを用意させます。
 グラスに酒を注いでから、香織の愛液で汚れたショーツを浸しました。
 「香織の愛液ワインだ。佐藤さんに飲んでもらおうな。」
 そこへ佐藤が戻ってきました。
 「どうぞ、新しいお酒です。」
 早智子が先ほどのグラスを渡します。
 佐藤さんが一口二口と口を付ける度に、香織は泣き出しそうな顔を自分の夫から背けようとします、それを一郎は目で制止し、見るように促します。
 「ちょっと変わったお酒ですね、レッツィーナかな?」
 松脂が入っていると言われるワインです。
 「ご免なさい、それ愛液入りなんです。・・・わたしの・・・」
 早智子が淫靡な顔で佐藤さんに告げると、香織は俯いてしまいました。
 「早智子さんの愛液?・・・ご主人の前で大胆な・・・」
 「良いんですよ、こいつは淫乱で変態の人妻ですから。愛液入りのワインで明日は存分に可愛がって貰おうとしたんですな。いや自分の妻ながらこんなに変態女とは思いませんでした。」
 顔は佐藤さんのほうを向きながら目は香織を見つめていました。
 香織は耳まで真っ赤に染め、モジモジと身を捩ります。
 下着の穿いていない股間から、女の欲情した匂いが立ち昇ります。
 それを嗅ぎながら一郎が話し始めました。
 「それでは佐藤さん本題に入ります。」
 「明日はこのホテルから別のホテルに移動します。」
 「え?ここでするのではないのですか?」
 「こういうホテルは防音が意外と疎かなんです。やはり、やる為だけに特化したラブホテルはその点でも安心ですし・・・佐藤さんがお望みの・・SMの道具も揃っていますしね。」
 香織は初めて聞いたのか夫の顔をまじまじと見つめ、何か言いたげに口を開きかけたが、そのまま口を噤んでいる。
 「次に前にもお話したとおり、女性が本気で嫌がることを強要しない。勿論中出しも女性からねだられても1度は拒否すること、その上で3度ねだられるまでしてはならない。」
 「身体を傷つける行為は禁止、ただしSM的な行為の延長位までは可、最後は必ず自分の妻を抱きお互いの愛を確かめる。これでいいですか?」
 「はい、鈴木さん私はそれでOKです。」
 「香織さんは?」
 『・・はい・・・よ、よろしくお願いします。・・・』


7年目の誘惑(7)

 「あら、香織さんたらイヤラシイ下着ね。ここでショーでもやっているの?」
 早智子だった。
 『ああ、そんな・・・していません、・・・違うの、これは違うの・・』
 晒した尻朶まで紅く染め、早智子から隠そうとクネクネと腰を振る。その腰つきが艶めかしく早智子には映る。
 「恥ずかしい格好で興奮しているのね香織さん。」
 『あぁ、そんなこと・・ああぁ』
 一郎の指が尻に食い込み、揉みしだかれてしまう。
 食い込んだ指が柔らかな尻肉を引っ張り離すという動作を単調に繰り返す。単調なだけにストレートに香織の官能を刺激し追い立てていく。
 「クスッ・・健一さんが見たらなんていうのかしら?」
 早智子の言葉嬲りが続く。
 「この下着健一さんの趣味?それとも一郎の趣味?」
 『・・・・・』
 香織が返事を躊躇っていると、一郎が平手で尻朶を打つ。
 『あひぃ・・・』
 軽い打着であっても、今の香織には頭の芯まで響く。
 『あぁ、いいます・・・言いますから、ぶたないでぇ・・・』
 その言葉が終わらないうちに2度目の打着が辺りに響く。
 『あぁ・・・・一郎さんです。ご免なさい。・・・ご免なさい。』
 何に対して謝っているのかしきりに謝罪する。
 「まあ!・・・香織さん・・家の主人を派手な下着で誘惑して・・・淫乱人妻!」
 『うぅ、ごめんなさい。許して・・・』
 「ダメェ・・許さないんだからぁ。それ脱いで渡しなさいよ、主人を誘惑出来ない様にしてあげる。」
 『そんなぁ・・・恥ずかし過ぎます。ゆるして、お願い早智子さん。』
 「判ったわ。そんなにお願いされちゃ・・・じゃ、ブラもね取るのよ。」
 『そんな事お願いしていません。・・・』
 一郎がまたも無言で2発香織の尻朶を打った。
 『あぅうう・・・やめて・・・言うとおりにしますから・・・』
 香織は屈服した。
 「そう、じゃトイレに行きましょう。」
 早智子に連れられ香織はトイレに向かった。


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一応フィクションとしてますが、ナイショ
写真は・・・・いけないんだぁ

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