スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

クロウエア・エクサラダ【3】

 『はい・・・あら、あなた。・・どうしたの?』
 食事を終え、香織が片付けを始めた時に携帯が鳴った。
 夫の健一からだった。
 『あなた・・ご飯食べた?・・うん、私は今食べ終わった所なの。・・ええ、一人だと味気ないわ、なによぉ・・飲み会?・・珍しいわね、自宅組なのに・・』
 私に向かってウィンクしながら、香織が答えている。
 『うん、あなた・・浮気したら承知しないから・・じゃぁね、おやすみ。』
 電話が終わると、洗いを再開する。
 『あっ・・・一郎さん、腕捲くってくれる。落ちてきちゃうの。』
 両腕の袖が落ちている、後ろから袖を2回ほど捲くる、
 (あぁ・・いい匂いだ・・・)
 うなじに掛かる髪の毛が鼻に当たりくすぐったい。
 (この格好・・結構やばいな。香織さん背が高いから、腕を伸ばして袖に手を廻すと密着しないと上手く行かない。・・お尻が・・当たる。)
 香織は前に廻された一郎の手が、右手の袖を捲り上げるのを、見ていた。
 (・・・この手が・・・この指が・・・私を狂わせたのね・・・もう二度と会わない二人の筈なのに・・福岡で、同じ時期、同じビルに勤務し、同じマンションに間借りしている。・・・どうしよう・・カラダが火照る。まるで・・・後ろから抱きしめられてるみたい。)
 一郎の手が左手に移ろうとした、偶然香織の胸を触る。
 (あん・・・一郎さんワザと?・・・)
 お尻に異物感を感じる。
 (・・・これ・・・当たっている・・誘っているの?)
 首筋に一郎の息が掛かる。
 ゾクッとカラダが動く。
 動いた事により、お尻に当たるモノの形がはっきりと感じられた。
 (あん・・・ダメッ・・・お尻の割れ目に・・)
 左手の袖を捲くる一郎の動きが遅く感じる。
 (いけないわ・・・早く一郎さん。・・・これ以上・・・)
 不意に一郎に声を掛けられた。
 「これで大丈夫かな?」
 平然とした声、しかし・・股間は裏切っている。密着した事で刺激されペニスが大きくなっていた。
 『・・・右の方・・もう一回まいて・・』
 必要が無いのに、言ってしまった。
 一郎の返事が首筋に当たる。
 低くて優しい声・・顔を見ずに聞くと、あの時・・・携帯から囁かれた声を思い出す。
 『・・・一郎・・さん・・・』
 「なにも言わなくていい。・・・香織」
 福岡に来て初めて呼び捨てにされた。
 それまでは、木村さんか奥さんか香織さんだった。
 あの時に名乗っていた佐藤・・・は直ぐに偽名だと判明したが、一郎はなにも言わなかった。
 『あぁ~ん、やっぱり・・だめょ・・いけないわ・・』
 「香織が欲しいんだ。もう堪らない。・・・再会してからずっと抱きたかった。」
 『あぁ・・だめ・・ダメよいちろうさん。』
 一郎の手がブラウスのボタンに掛かり外そうとしている。
 香織はその手を上から押さえるが、まるでそれはそっと上から手を添えた風にしか見えない。
 「ボタンが外され、ブラジャーの隙間から手が侵入してくる。
 手が全部カップの中に差し込まれ、乳房を覆ってくる。
 冷たい手だった。
 ゴツゴツした手、節くれ立った指。
 その手が遠慮無しに乳房を揉む。
 『あぁ・・やめて・・だめよ・・・』
 「乳首がもうほら・・・」
 尖った乳首が掌に当たる。
 首にキスされた。強く吸われる。
 『あっ、だめ・・跡が付いちゃう。だめ』
 一郎の唇は構わず、少しづつ移動し吸いたてる。
 いま鏡で首筋を見たら紅い痕が無数に見えるはずだ。
 『どうして・・』
 「香織を私のものにしたい。これは私のものの印・・刻印だ。」
 『あぁ・・会社にいけない・・』
 「明日は土曜・・・タップリ可愛がってあげる。」
 一郎の反対の手が香織の尻肉に食い込む。
 柔々と揉んだり、ぎゅっと掴んだり・・思う様に触りまくる。
 首を捻られ、後ろから口付けされた。
 『んぅ・・ふぅ・・』
 長い口付け、香織はそれだけで身体が融けてしまいそうな感覚に陥る。
 いつの間に自分から舌を絡めていたのだろう。
 気が付いたら、一郎の両頬に手を掛け口唇を貪っていた。
 呼吸が苦しくなり唇を離す。唾液が糸のように二人の間を繋ぐ。
 『ダメッ・・・』
 香織は力が抜け床に座り込む。
 横抱きにした香織を抱きかかえ一郎は、寝室へ運ぼうとした。
 『だめ・・本当にいけないわ・・夫を・・健一を裏切れない。』
 「私に無理やり犯されたと言えばよい。抵抗したけど女の力ではムリだったと。」
 『そんな・・・こと・・言えない。・・もうだめ・・・・わたし・・わたし』
 香織が一郎の首に手を掛け、唇を押し付けた。
 『わたしも・・・一郎さんが欲しい。・・どうなってもイイ、今・・一郎さんを感じたい。』
 ベッドに倒れこむように降ろされ、抱きあう。
 『・・・あぁ・・もっと・・強く抱きしめて・・離さないで・・お願い。』


PageTop

プロフィール

HIRO(S)

Author:HIRO(S)
HN:HIRO(S)
年齢:秘密
性別:秘密
地域:関東地方
動機:gooで削除されたので。
一応フィクションとしてますが、ナイショ
写真は・・・・いけないんだぁ

カレンダー

09 | 2008/10 | 11
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

ブログランキング

投票してね。

FC2Blog Ranking

セレクト・ショップ

あみ・あみ

グッズ
ソフマップ

ラブ・アゲイン
私設私書箱センター
2Candys
最近のコメント

月別アーカイブ
カテゴリー
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード

QR

リンク
ブロとも申請フォーム
FC2カウンター